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公開番号2023063038
公報種別公開特許公報(A)
公開日2023-05-09
出願番号2021173290
出願日2021-10-22
発明の名称化粧料
出願人花王株式会社
代理人弁理士法人アルガ特許事務所
主分類A61K 8/19 20060101AFI20230427BHJP(医学または獣医学;衛生学)
要約【課題】パフで肌に塗布して伸ばしている際にきしみ感がなく、使用感に優れ、パフを用いて肌に塗布中にはなめらかな感触で、塗布後の仕上がりがむらづきなく、肌の凹凸カバー力、化粧の持続性にも優れた化粧料を提供する。
【解決手段】次の成分(A)、(B)及び(C):
(A)球状シリカと、酸化チタン及び酸化亜鉛から選ばれる1種以上の金属酸化物とを含む、体積平均粒径1~50μmの複合粉体、
(B)成分(A)以外の比表面積200m2/g以下のシリカ、
(C)窒化ホウ素
を含有する化粧料。
【選択図】なし
特許請求の範囲【請求項1】
次の成分(A)、(B)及び(C):
(A)球状シリカと、酸化チタン及び酸化亜鉛から選ばれる1種以上の金属酸化物とを含む、体積平均粒径1~50μmの複合粉体、
(B)成分(A)以外の比表面積200m
2
/g以下のシリカ、
(C)窒化ホウ素
を含有する化粧料。
続きを表示(約 270 文字)【請求項2】
成分(A)の含有量が、1~20質量%である請求項1記載の化粧料。
【請求項3】
成分(B)の含有量が、0.5~15質量%である請求項1又は2記載の化粧料。
【請求項4】
成分(C)の含有量が、1~35質量%である請求項1~3のいずれか1項記載の化粧料。
【請求項5】
成分(B)に対する成分(A)の質量割合(A)/(B)が、0.2~10である請求項1~4のいずれか1項記載の化粧料。
【請求項6】
固形粉末化粧料である請求項1~5のいずれか1項記載の化粧料。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、化粧料に関する。
続きを表示(約 2,100 文字)【背景技術】
【0002】
従来より、使用感や凹凸カバー効果に優れた化粧料を得るため、種々の複合粉体を配合した化粧料が検討されている。
例えば、特許文献1には、球状シリカと酸化チタンを含む複合粉体、有機球状弾性粉体、板状粉体及び油剤を含有する固形粉末化粧料が、スポンジなどで最適な量の固形粉末化粧料を取ることができ、スポンジなどで肌に塗布したときの抵抗感が低減され、また、凹凸カバー力に優れながらも、白浮きせずに自然な仕上がりが得られることが記載されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2021-80182号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
特許文献1に記載されているような複合粉体と板状粉体を併用した化粧料では、パフで肌に塗布して伸ばしている際に、きしみ感を感じるなどの使用感に劣り、仕上がりがむらづきするという課題があった。
【課題を解決するための手段】
【0005】
本発明者らは、特定の複合粉体及び窒化ホウ素とともに、比表面積が小さいシリカを組合わせて用いることにより、パフで肌に塗布して伸ばしている際にきしみ感がなく、使用感に優れ、パフを用いて肌に塗布中にはなめらかな感触で、塗布後の仕上がりがむらづきなく、肌の凹凸カバー力、化粧の持続性にも優れた化粧料が得られることを見出した。
【0006】
本発明は、次の成分(A)、(B)及び(C):
(A)球状シリカと、酸化チタン及び酸化亜鉛から選ばれる1種以上の金属酸化物とを含む、体積平均粒径1~50μmの複合粉体、
(B)成分(A)以外の比表面積200m
2
/g以下のシリカ、
(C)窒化ホウ素
を含有する化粧料に関する。
【発明の効果】
【0007】
本発明の化粧料は、パフで肌に塗布して伸ばしている際にきしみ感がなく、使用感に優れ、パフを用いて肌に塗布中にはなめらかな感触で、塗布後の仕上がりがむらづきなく良好であり、肌の凹凸カバー力、化粧の持続性にも優れたものである。
【発明を実施するための形態】
【0008】
本発明で用いる成分(A)は、球状シリカ(A1)と、酸化チタン及び酸化亜鉛から選ばれる1種以上の金属酸化物(A2)とを含む、体積平均粒径1~50μmの複合粉体である。
本発明において、球状とは、真球、略球状、回転楕円体を含み、表面に凹凸がある球状粉体等であっても良い。
母体となる球状シリカ(A1)は、パフなどで肌に塗布して伸ばしている際にきしみ感がなく使用できる観点から、体積平均粒径1~50μmであるのが好ましく、1~40μmがより好ましく、1~30μmがさらに好ましく、2~10μmがよりさらに好ましい。
ここで、体積平均粒径は、エタノールを分散媒として、レーザー回折散乱式粒度分布測定器(セイシン企業社製、LMS-350)で測定された値である。なお、体積平均粒径は、体積基準の平均粒子径であり、50%メジアン径とする。
複合粉体中の球状シリカ(A1)の含有量は、1~95質量%であるのが好ましく、40~92質量%がより好ましく、60~90質量%がさらに好ましい。
【0009】
また、酸化チタン及び酸化亜鉛から選ばれる1種以上の金属酸化物(A2)は、顔料級酸化チタン、酸化チタン、酸化亜鉛のいずれでもよく、パフなどで肌に塗布して伸ばしている際にきしみ感がなく使用でき、肌の凹凸カバー力に優れる観点から、少なくとも酸化亜鉛を含むのが好ましい。
金属酸化物(A2)は、肌の凹凸カバー力に優れる観点から、数平均粒径が、1~1000nmであるのが好ましく、3~500nmがより好ましく、5~100nmがさらに好ましく、8~50nmがよりさらに好ましい。
ここで、数平均粒径は、透過電子顕微鏡写真から、粒子の長軸と短軸の相加平均として求められる値である。
また、金属酸化物(A2)は、肌の凹凸カバー力に優れる観点から、比表面積が、15~100m
2
/gであるのが好ましく、18~95m
2
/gがより好ましい。
ここで、比表面積は、単位質量当たりの表面積のことをいい、本発明では、BET法(N2)により得られた比表面積を意味する。
複合粉体中の金属酸化物(A2)の含有量は、5~99質量%であるのが好ましく、8~60質量%がより好ましく、10~40質量%がさらに好ましい。
【0010】
成分(A)の複合粉体において、金属酸化物(A2)に対する、母体となる球状シリカ(A1)の質量割合(A1)/(A2)は、パフなどで肌に塗布して伸ばしている際にきしみ感がなく使用でき、肌の凹凸カバー力に優れる観点から、0.01~19であるのが好ましく、0.67~11.5がより好ましく、1.5~9がさらに好ましく、2~6がよりさらに好ましい。
(【0011】以降は省略されています)

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