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公開番号2023062723
公報種別公開特許公報(A)
公開日2023-05-09
出願番号2021172778
出願日2021-10-22
発明の名称ミスト化粧料
出願人株式会社ダリヤ
代理人
主分類A61K 8/25 20060101AFI20230427BHJP(医学または獣医学;衛生学)
要約【課題】うるおい感を付与し、べたつかず、粉体の沈降を抑制し、粉体の再分散性とミスト性能が良好なミスト化粧料を提供する。
【解決手段】(A)中空状シリカ、(B)アクリロイルジメチルタウリン塩共重合体、(C)トリメチルグリシンを含有するミスト化粧料にうるおい感を付与し、べたつかず、粉体の沈降を抑制し、粉体の再分散性とミスト性能が良好なミスト化粧料を提供する。
【選択図】なし

特許請求の範囲【請求項１】
（Ａ）中空状シリカ
（Ｂ）アクリロイルジメチルタウリン塩共重合体
（Ｃ）トリメチルグリシン
を含有するミスト化粧料。
続きを表示（約 390 文字）【請求項２】
前記（Ａ）成分の含有量が０．１～５質量％である請求項１に記載のミスト化粧料。
【請求項３】
前記（Ｂ）成分が（アクリロイルジメチルタウリンアンモニウム／メタクリル酸ベヘネス－２５）クロスポリマーまたは（アクリロイルジメチルタウリンアンモニウム／ＶＰ）コポリマーから選ばれる１種以上である請求項１または請求項２に記載のミスト化粧料。
【請求項４】
前記（Ｂ）成分の含有量が０．０５～１質量％である請求項１から請求項３のいずれか一項に記載のミスト化粧料。
【請求項５】
前記ミスト化粧料は静置時に二層分離型である請求項１から請求項４のいずれか一項に記載のミスト化粧料。
【請求項６】
前記ミスト化粧料の２０℃における粘度が２００ｍＰａ・ｓ以下である請求項１から請求項５のいずれか一項に記載のミスト化粧料。

発明の詳細な説明【技術分野】
【０００１】
本発明はミスト化粧料に関し、特にうるおい感を付与し、べたつかず、粉体の沈降を抑制し、粉体の再分散性とミスト性能が良好なミスト化粧料に関する。
続きを表示（約 1,300 文字）【背景技術】
【０００２】
従来、皮膚にうるおい感を与える目的で化粧水が使用されている。化粧水の使用方法としては、手に化粧水を取り顔全体に馴染ませる方法、コットンに化粧水を適量含ませ顔全体に馴染ませる方法、ディスペンサー等の容器に化粧水を詰めてミスト化粧料として顔全体に噴霧する方法などがある。これらの使用方法の中でも、ミスト化粧料は簡単に均一に塗布することができるため需要がある。
【０００３】
一方、化粧水はうるおい感以外にべたつかない使用感が求められている。従来から、化粧水のべたつきを抑制するためにシリコーンやエステルなどの油剤、シリカやセルロースなどの粉体が用いられている。これらの中でも、粉体は油剤を配合したときに生じるテカリやメイク落ちが生じないことから好まれて用いられている。しかしながら、化粧水に粉体を含有した場合、粉体は化粧水を静置したときに沈降して容器の底でケーキングを起こし、容易に再分散できなくなるという課題がある。
【０００４】
粉体を用いた化粧料として特許文献１では、真球状の粉体、糖アルコール、カルボキシビニルポリマーおよびアルキル変性カルボキシビニルポリマーから選ばれる１種以上を配合することで、うるおい感が優れ、べたつきがなく、皮膚化粧料組成物中に粉体を均一に分散した状態を保持できる皮膚化粧料組成物を開示している。
【０００５】
また、粉体を用いたミスト化粧料として特許文献２では、疎水性粉体、ポリオキシエチレンアルキルエーテル変性アクリル酸系共重合体、セルロースナノファイバーを配合することで、疎水性粉体を均一に分散した状態を保持でき、ミスト性能を改善することができるジェル状化粧料を開示している。
【先行技術文献】
【特許文献】
【０００６】
特開２０１０－１２２５号公報
特開２０１７－１１４７６８号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【０００７】
しかしながら、特許文献１では高い粘性を付与する増粘剤を用いることで皮膚化粧料組成物中に粉体を均一に保持しているが、ミスト化粧料に使用する検討はなされていない。
【０００８】
また、特許文献２では疎水性粉体を均一に分散した状態でのミスト性能について検討はされているが、うるおい感やべたつきに関する使用感について検討はなされていない。
【０００９】
したがって、本発明は、うるおい感を付与し、べたつかず、粉体の沈降を抑制し、粉体の再分散性とミスト性能が良好なミスト化粧料を提供することを課題とする。
【課題を解決するための手段】
【００１０】
本発明者は、鋭意検討した結果、粉体を中空状シリカとすることで、上記問題を解決することを見出した。詳しくは、（Ａ）中空状シリカ、（Ｂ）アクリロイルジメチルタウリン塩共重合体、（Ｃ）トリメチルグリシンを含有するミスト化粧料にうるおい感を付与し、べたつかず、粉体の沈降を抑制し、粉体の再分散性とミスト性能が良好なミスト化粧料が得られることを見出し、本発明を完成するに至った。
【発明の効果】
（【００１１】以降は省略されています）

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