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10個以上の画像は省略されています。
公開番号2023062377
公報種別公開特許公報(A)
公開日2023-05-08
出願番号2021172313
出願日2021-10-21
発明の名称画像形成装置
出願人キヤノン株式会社
代理人個人,個人
主分類H05K 1/18 20060101AFI20230426BHJP(他に分類されない電気技術)
要約【課題】 鉛直方向において電解コンデンサの下側に設けられた電気素子に電解コンデンサから噴出した電解液が付着してしまうことを抑制する。
【解決手段】 本発明は、画像形成手段と、電源装置と、を有し、前記電源装置の回路基板が水平面に対して交差するように設けられ、前記電源装置は、電解コンデンサと、電気素子と、鉛直方向において前記電解コンデンサと前記電気素子の間に設けられ、鉛直方向に対して交差する第2方向にのびた所定の面を備える板状部材と、を有し、前記回路基板の実装面に沿って見たとき、前記第1方向における前記電解コンデンサの先端部よりも前記板状部材は突出しており、前記板状部材には切り欠きまたは穴が形成されており、前記切り欠きまたは前記穴が設けられた領域の少なくとも一部は、前記第1方向において前記電気素子が設けられた位置よりも前記回路基板の実装面から離れた位置にあることを特徴とする。
【選択図】 図4
特許請求の範囲【請求項1】
記録材に画像を形成する画像形成手段と、
前記画像形成手段に電力を供給する電源装置と、を有し、前記電源装置の回路基板が水平面に対して交差するように設けられた画像形成装置において、
前記電源装置は、
所定値以上の電圧が印加された場合に開弁して内部の電解液を外部へと噴出させる防爆弁を備え、前記回路基板の実装面から突出する第1方向にのびた電解コンデンサと、
鉛直方向において前記電解コンデンサの下側に設けられ、前記実装面から露出した電気素子と、
鉛直方向において前記電解コンデンサと前記電気素子の間に設けられ、前記回路基板の実装面と垂直な方向において見たとき、鉛直方向に対して交差する第2方向にのびた所定の面を備える板状部材と、を有し、
前記板状部材には切り欠きまたは穴が形成されており、前記切り欠きまたは前記穴が設けられた領域の少なくとも一部は、前記第1方向において前記電気素子が設けられた位置よりも前記回路基板の実装面から離れた位置にあることを特徴とする画像形成装置。
続きを表示(約 1,500 文字)【請求項2】
前記板状部材には前記第1方向における前記回路基板側の辺に前記切り欠きが形成されており、前記切り欠きの前記回路基板とは反対側の端部の位置は、前記第1方向において前記電気素子が設けられた位置よりも前記回路基板の実装面から離れた位置にあることを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
【請求項3】
前記板状部材は少なくとも1か所が曲げられており、前記所定の面に加えて前記所定の面と交差する面を備え、2つの面が交差する角部に前記切り欠きまたは前記穴が形成されていることを特徴とする請求項1または2に記載の画像形成装置。
【請求項4】
前記回路基板の実装面と垂直な方向において見たとき、前記第2方向は水平方向に対して傾いており、前記板状部材の鉛直方向における下流端に前記切り欠きまたは前記穴が形成されていることを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項に記載の画像形成装置。
【請求項5】
前記回路基板の実装面に沿って見たとき、前記第1方向において前記板状部材の前記回路基板側の端部の位置が前記板状部材の前記回路基板とは反対側の端部の位置よりも、鉛直方向において下側に位置するように、前記板状部材は前記実装面に対して斜めに傾いていることを特徴とする請求項1乃至4のいずれか1項に記載の画像形成装置。
【請求項6】
記録材に画像を形成する画像形成手段と、
前記画像形成手段に電力を供給する電源装置と、を有し、前記電源装置の回路基板が水平面に対して交差するように設けられた画像形成装置において、
前記電源装置は、
所定値以上の電圧が印加された場合に開弁して内部の電解液を外部へと噴出させる防爆弁を備え、前記回路基板の実装面から突出する第1方向にのびた電解コンデンサと、
鉛直方向において前記電解コンデンサの下側に設けられ、前記実装面から露出した電気素子と、
鉛直方向において前記電解コンデンサと前記電気素子の間に設けられ、前記回路基板の実装面と垂直な方向において見たとき、鉛直方向に対して交差する第2方向にのびた所定の面を備える板状部材と、を有し、
前記回路基板の実装面に沿って見たとき、前記第1方向における前記電解コンデンサの先端部よりも前記板状部材は突出しており、前記第1方向において前記板状部材の前記回路基板側の端部の位置が前記板状部材の前記回路基板とは反対側の端部の位置よりも、鉛直方向において上側に位置するように、前記実装面に対して斜めに傾いていることを特徴とする画像形成装置。
【請求項7】
前記板状部材は、前記回路基板の実装面と垂直な方向に対して10度以上、傾いていることを特徴とする請求項6に記載の画像形成装置。
【請求項8】
前記回路基板の実装面に沿って見たとき、前記第1方向における前記電解コンデンサの先端部よりも前記板状部材は突出していることを特徴とする請求項1乃至6のいずれか1項に記載の画像形成装置。
【請求項9】
前記板状部材は、前記電源装置の熱を放出するためのヒートシンクであることを特徴とする請求項1乃至8のいずれか1項に記載の画像形成装置。
【請求項10】
商用電源から供給された交流を直流に変換するためのダイオードブリッジを有し、
前記ダイオードブリッジは前記ヒートシンクと接触していることを特徴とする請求項9に記載の画像形成装置。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、防爆弁を備えた電解コンデンサを有する電源装置を備えた画像形成装置に関する。
続きを表示(約 2,300 文字)【背景技術】
【0002】
従来より、レーザビームプリンタ等の画像形成装置には、商用交流電源を整流・平滑して直流電源に変換する電源装置が用いられている。このような電源装置では、整流・平滑化した直流電源をトランスに入力してスイッチングさせ、所望の出力を得ており、入力された交流電源を整流する整流回路及び整流された電流を平滑化する平滑回路を有している。
【0003】
平滑回路には、大きな容量のコンデンサを必要とするため、電解コンデンサを用いる場合がある。電解コンデンサに過大な電圧が印加されると、コンデンサ内部からガスが発生する。ガスによるコンデンサ内部の圧力上昇を防止するために、電解コンデンサには防爆弁(圧力弁ともいう)と呼ばれる切れ込みが形成されている。この防爆弁が作動すると、コンデンサ内部から電解液を含んだガスが外部へと噴出する。噴出した電解液は導電性のある液体であるため、電解液が周辺の回路に付着すると回路がその影響を受けることがある。具体的には、電解液が一次側の回路に付着することでショートが発生し、大きな電流が流れてしまう可能性がある。
【0004】
これに対し、特許文献1には電解コンデンサの防爆弁と向かい合う位置に、防爆弁が開弁した際に噴出される電解液を、電解液が付着しても問題ない回路のエリアに誘導する偏向板を設けることが記載されている。具体的には、噴出した電解液は偏向板によって一次側の回路に付着することなく、二次側の回路へ導かれるように構成されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
特許第6598511号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
特許文献1では、回路基板の実装面が略鉛直方向となるように、画像形成装置に回路基板が組み込まれている。そして、回路基板に実装された電解コンデンサは略水平方向に延びるような構成となっている。このような構成において、防爆弁が開弁した際、略水平方向に向かって勢いよく噴出した電解液は、向かい合う位置に設けられた偏向板によって二次側の回路へ導かれるが、一部の電解液は電解コンデンサの鉛直方向の下側に流出する。
【0007】
特許文献1の構成では、鉛直方向において電解コンデンサの下側には一次側の回路が設けられていないため、上述したショートなどの問題は発生しない。しかし、より自由な回路レイアウトを実現するためには、鉛直方向において電解コンデンサの下側に電気素子が設けられた構成においても、防爆弁が開弁した際に噴出される電解液の影響を低減できることが望ましい。
【0008】
本発明の目的は、鉛直方向において電解コンデンサの下側に設けられた電気素子に電解コンデンサから噴出した電解液が付着してしまうことを抑制することである。
【課題を解決するための手段】
【0009】
上記の目的を達成するための本発明は、記録材に画像を形成する画像形成手段と、前記画像形成手段に電力を供給する電源装置と、を有し、前記電源装置の回路基板が水平面に対して交差するように設けられた画像形成装置において、前記電源装置は、所定値以上の電圧が印加された場合に開弁して内部の電解液を外部へと噴出させる防爆弁を備え、前記回路基板の実装面から突出する第1方向にのびた電解コンデンサと、鉛直方向において前記電解コンデンサの下側に設けられ、前記実装面から露出した電気素子と、鉛直方向において前記電解コンデンサと前記電気素子の間に設けられ、前記回路基板の実装面と垂直な方向において見たとき、鉛直方向に対して交差する第2方向にのびた所定の面を備える板状部材と、を有し、前記回路基板の実装面に沿って見たとき、前記第1方向における前記電解コンデンサの先端部よりも前記板状部材は突出しており、前記板状部材には切り欠きまたは穴が形成されており、前記切り欠きまたは前記穴が設けられた領域の少なくとも一部は、前記第1方向において前記電気素子が設けられた位置よりも前記回路基板の実装面から離れた位置にあることを特徴とする。
【0010】
また、上記の目的を達成するための本発明は、記録材に画像を形成する画像形成手段と、前記画像形成手段に電力を供給する電源装置と、を有し、前記電源装置の回路基板が水平面に対して交差するように設けられた画像形成装置において、前記電源装置は、所定値以上の電圧が印加された場合に開弁して内部の電解液を外部へと噴出させる防爆弁を備え、前記回路基板の実装面から突出する第1方向にのびた電解コンデンサと、鉛直方向において前記電解コンデンサの下側に設けられ、前記実装面から露出した電気素子と、鉛直方向において前記電解コンデンサと前記電気素子の間に設けられ、前記回路基板の実装面と垂直な方向において見たとき、鉛直方向に対して交差する第2方向にのびた所定の面を備える板状部材と、を有し、前記回路基板の実装面に沿って見たとき、前記第1方向における前記電解コンデンサの先端部よりも前記板状部材は突出しており、前記第1方向において前記板状部材の前記回路基板側の端部の位置が前記板状部材の前記回路基板とは反対側の端部の位置よりも、鉛直方向において上側に位置するように、前記実装面に対して斜めに傾いていることを特徴とする。
【発明の効果】
(【0011】以降は省略されています)

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