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公開番号2023062243
公報種別公開特許公報(A)
公開日2023-05-08
出願番号2021172099
出願日2021-10-21
発明の名称ラッチ一体化ドア
出願人株式会社エルボーション
代理人個人,個人,個人
主分類E05C 3/14 20060101AFI20230426BHJP(錠;鍵;窓または戸の付属品;金庫)
要約【課題】ラッチ操作をする部位の配置位置についての自由度を高くするために、ラッチ機構が一体化したドアを提供する。
【解決手段】ドア本体1aと、ドア本体1aの戸先側の側面の少なくとも一部が突出するように形成され、ドアAの閉位置においてラッチ受けに収容されるラッチ部3aと、蝶番6が取り付けられ、戸先側の側面が開口する筐体を具備し、筐体内にドア本体1aを少なくとも部分的に格納するドアケース2aと、ドアケース2aに対してドア本体1bを回動可能に連結する回動軸4aと、ドアケース2aの前記筐体内に配置され、ドア本体1aを、ドアAの戸先側に付勢する弾性体5aと、ドア本体1aのドア面上に設けられた操作部7aであって、操作部7aを操作して回動軸4aの周りでドア本体1aを回動させることにより、ラッチ部3aをラッチ受けから解放可能である、操作部7aと、を有する。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
蝶番(6)により開閉するドア(A)であって、
ドア本体(1a)と、
前記ドア本体(1a)の戸先側の側面の少なくとも一部が突出するように形成され、前記ドア(A)の閉位置においてラッチ受けに収容されるラッチ部(3a)と、
前記蝶番(6)が取り付けられ、戸先側の側面が開口する筐体を具備し、前記筐体内に前記ドア本体(1a)を少なくとも部分的に格納するドアケース(2a)と、
前記ドアケース(2a)に対して前記ドア本体(1b)を回動可能に連結する回動軸(4a)と、
前記ドアケース(2a)の前記筐体内に配置され、前記ドア本体(1a)を、前記ドア(A)の戸先側に付勢する弾性体(5a)と、
前記ドア本体(1a)のドア面上に設けられた操作部(7a)であって、前記操作部(7a)を操作して前記回動軸(4a)の周りで前記ドア本体(1a)を回動させることにより、前記ラッチ部(3a)を前記ラッチ受けから解放可能である、前記操作部(7a)と、
を有するドア(A)。
続きを表示(約 1,800 文字)【請求項2】
蝶番(6)により開閉するドア(D)であって、
ドア本体(1d)と、
前記ドア本体(1d)の戸先側の側面の一部が戸先側から戸尻側に向かって、切り欠かれた形状をしている切り欠き部 (13)と、
前記切り欠き部 (13)の空間内に回動可能に配置される回動体(12)と、
前記ドア本体(1d)に対して前記回動体(12)を回動可能に連結する回動軸(11)と、
前記回動体(12)の戸先側の側面の少なくとも一部を突出するように形成され、前記ドア(D)の閉位置にてラッチ受けに収容されるラッチ部(3d)と、
前記切り欠き部(13)に面する前記ドア本体(1d)と前記回動体(12)との間に配置され、前記回動体(12)を戸先側に付勢する弾性体(5d)と、
前記回動体 (12)のドア面側の表面上に設けられた操作部(7d)であって、前記操作部(7d)を操作して前記回動体(12)を前記回動軸(11)を中心に戸尻側に回動させることにより、前記ラッチ部(3d)を前記ラッチ受けから解放可能である、前記操作部(7d)と、
を有するドア(D)。
【請求項3】
蝶番(6)により開閉するドア(E)であって、
ドア本体(1e)と、
前記ドア本体(1e)の戸先側の側面の少なくとも一部が突出するように形成され、前記ドア(E)の閉位置においてラッチ受けに収容されるラッチ部(3e)と、
前記蝶番(6)が取り付けられ、戸先側の側面が開口する筐体を具備し、前記筐体内に前記ドア本体(1e)を少なくとも部分的に格納するドアケース(2e)と、
前記ドアケース(2e)の前記筐体内に配置され、前記ドア本体(1e)を、前記ドア(E)の戸先側に付勢する弾性体(5e)と、
前記ドア本体(1e)のドア面上に設けられた操作部(7e)であって、前記操作部(7e)を操作して前記ドア本体(1e)を前記ドア(E)の戸尻側に摺動させることにより、前記ラッチ部(3e)を前記ラッチ受けから解放可能である、前記操作部(7e)と、
を有するドア(E)。
【請求項4】
ドア本体(1f)と、
前記ドア本体(1f)の戸先側の側面の少なくとも一部が突出するように形成され、ドア(F)の閉位置においてラッチ受けに収容されるラッチ部と、
前記ドア(F)を開閉するための蝶番(15)と、
前記ドア本体(1f)のドア面上に設けられた操作部と、を有し、
前記蝶番(15)は、
一対の対向する平板部(15h,15j)と平板部同士を連結する連結板部(15i)とを具備するドア側の羽(15d)と、一対の前記平板部(15h,15j)にそれぞれ形成された水平方向に延在する1又は複数のスリット孔(15f)と、一対の前記平板部(15h,15j)の間に配置される前記ドア本体(1f)を保持しかつ前記スリット孔(15f)に沿って摺動可能なスライド部材(15g)と、前記ドア側の羽(15d)内にて前記ドア本体(1f)と連結板部(15i)との間に配置された前記ドア本体(1f)を戸先側に付勢する弾性体(5f)と、を具備し、
前記操作部を操作して前記ドア本体(1f)を前記ドア(F)の戸尻側に摺動させることにより、前記ラッチ部を前記ラッチ受けから解放可能である、ドア(F)。
【請求項5】
蝶番(6)により開閉するドア(G)であって、
ドア本体(1g)と、
前記ドア本体(1g)の戸先側の側面の一部に形成された空洞部(10)であって、前記空洞部(10)を挟んで両側に位置するドア本体(1g)の一部が戸先側から戸尻側に向かって所定の長さだけ切り欠かれた形状を有している空洞部(10)と、
空洞部内で摺動可能なスライド体(8)と、
スライド体の戸先側の側面の少なくとも一部を突出させて形成され、前記ドア(G)の閉位置にてラッチ受けに収容されるラッチ部と、
前記空洞部(10)内に配置され、前記スライド体(8)を前記ドア(G)の戸先側に付勢する弾性体(5g)と、
前記スライド体 (8)のドア面側の表面上に設けられた操作部(7g)と、
を有するドア(G)。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、ラッチ機構を有するドアに関する。
続きを表示(約 2,300 文字)【背景技術】
【0002】
開き戸型のドアの戸先側に設けられた一般的なラッチ機構では、ラッチボルトは、突出する方向にバネにより付勢されている(特許文献1、2等)。ドアの閉位置では、ラッチボルトが突出してドア枠のラッチ受けと係合することによってドアが閉位置に固定される。
閉位置にあるドアを開くときは、ラッチボルトをバネに抗して一時的に後退させる必要があり、その操作を行うレバーハンドルやプッシュプルハンドルなどの取っ手は、ラッチと一体的に、そしてドア本体とは別部品として設計されている。
【0003】
多様な身体的特徴を持つ人間の、様々な部位による、ラッチ解除を想定すると、そのラッチ解除の操作する部位の位置について自由度があることが好ましい。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2004―238972
特開2004-218220号公報
実用新案登録第3229028号公報
特許第6722968号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
ドアとは別に製造されるラッチ機構の形状や配置場所等にともなって、ドアノブ等のラッチを解除する操作部の形状や配置場所も制約を受けるため、様々な身体的部位によるラッチ解除までを視野に入れたラッチ機構を想定すると、その実装は必ずしも容易であるとはいえず、多様な身体的特徴を持つ人間の操作にとって必ずしも使いやすいものではなかった。
【0006】
以上の現状に鑑み、本発明は、ラッチの操作をする部位の自由度を上げるために、ラッチ部分の機能をシンプルに、とりわけラッチ機構をドアと一体化することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
上述した課題を解決するために、本発明は以下の構成を有する。なお、括弧内の数字は、後述する図面中の符号であり、参考のために付するものである。
【0008】
本発明の第1の態様は、蝶番(6)により開閉するドア(A)であって、
ドア本体(1a)と、
前記ドア本体(1a)の戸先側の側面の少なくとも一部が突出するように形成され、前記ドア(A)の閉位置においてラッチ受けに収容されるラッチ部(3a)と、
前記蝶番(6)が取り付けられ、戸先側の側面が開口する筐体を具備し、前記筐体内に前記ドア本体(1a)を少なくとも部分的に格納するドアケース(2a)と、
前記ドアケース(2a)に対して前記ドア本体(1b)を回動可能に連結する回動軸(4a)と、
前記ドアケース(2a)の前記筐体内に配置され、前記ドア本体(1a)を、前記ドア(A)の戸先側に付勢する弾性体(5a)と、
前記ドア本体(1a)のドア面上に設けられた操作部(7a)であって、前記操作部(7a)を操作して前記回動軸(4a)の周りで前記ドア本体(1a)を回動させることにより、前記ラッチ部(3a)を前記ラッチ受けから解放可能である、前記操作部(7a)と、
を有することを特徴とする。
【0009】
本発明の第2の態様は、蝶番(6)により開閉するドア(D)であって、
ドア本体(1d)と、
前記ドア本体(1d)の戸先側の側面の一部が戸先側から戸尻側に向かって、切り欠かれた形状をしている切り欠き部 (13)と、
前記切り欠き部 (13)の空間内に回動可能に配置される回動体(12)と、
前記ドア本体(1d)に対して前記回動体(12)を回動可能に連結する回動軸(11)と、
前記回動体(12)の戸先側の側面の少なくとも一部を突出するように形成され、前記ドア(D)の閉位置にてラッチ受けに収容されるラッチ部(3d)と、
前記切り欠き部(13)に面する前記ドア本体(1d)と前記回動体(12)との間に配置され、前記回動体(12)を戸先側に付勢する弾性体(5d)と、
前記回動体(12)のドア面側の表面上に設けられた操作部(7d)であって、前記操作部(7d)を操作して前記回動体(12)を前記回動軸(11)を中心に戸尻側に回動させることにより、前記ラッチ部(3d)を前記ラッチ受けから解放可能である、前記操作部(7d)と、
を有することを特徴とする。
【0010】
本発明の第3の態様は、蝶番(6)により開閉するドア(E)であって、
ドア本体(1e)と、
前記ドア本体(1e)の戸先側の側面の少なくとも一部が突出するように形成され、前記ドア(E)の閉位置においてラッチ受けに収容されるラッチ部(3e)と、
前記蝶番(6)が取り付けられ、戸先側の側面が開口する筐体を具備し、前記筐体内に前記ドア本体(1e)を少なくとも部分的に格納するドアケース(2e)と、
前記ドアケース(2e)の前記筐体内に配置され、前記ドア本体(1e)を、前記ドア(E)の戸先側に付勢する弾性体(5e)と、
前記ドア本体(1e)のドア面上に設けられた操作部(7e)であって、前記操作部(7e)を操作して前記ドア本体(1e)を前記ドア(E)の戸尻側に摺動させることにより、前記ラッチ部(3e)を前記ラッチ受けから解放可能である、前記操作部(7e)と、
を有することを特徴とする。
(【0011】以降は省略されています)

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