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公開番号2023061853
公報種別公開特許公報(A)
公開日2023-05-02
出願番号2021172046
出願日2021-10-20
発明の名称画像形成装置
出願人キヤノン株式会社
代理人個人,個人
主分類G03G 21/16 20060101AFI20230425BHJP(写真;映画;光波以外の波を使用する類似技術;電子写真;ホログラフイ)
要約【課題】解除部材により本体側カップリングを退避させる際に本体側カップリングのスムーズな退避を可能とする。
【解決手段】装置本体110からのユニット10の引き出し方向に解除部材40が移動させられることで本体側カップリング50に当接して本体側カップリング50をユニット側カップリング36から退避させる解除部材40の当接部41aは、本体側カップリング50の回転軸線方向における本体側カップリング50の解除部材40と当接可能な領域における、ユニット側カップリング36の回転軸線方向に沿って見たときの本体側カップリング50の周方向の第3位置P3で本体側カップリング50に当接し、好ましくは解除部材40による本体側カップリング50の倒れ方向を、本体側カップリング50のギア部52と前段ギア55との噛み合い部Hの接線方向又はギア間が広がる方向に規制する。
【選択図】図13
特許請求の範囲【請求項1】
駆動源と、前記駆動源からの駆動力が伝達されて回転する前段ギアと、前記前段ギアと噛み合うギア部を備え前記駆動源からの駆動力が伝達されて回転し、回転軸線方向に移動可能な本体側カップリングと、を備えた装置本体と、
無端状のベルトと、前記ベルトを駆動する駆動ローラと、前記本体側カップリングと係合し前記本体側カップリングから駆動力が伝達されて前記本体側カップリングと同軸で回転して前記駆動ローラに駆動力を伝達するユニット側カップリングと、を備え、前記ユニット側カップリングの回転軸線と交差する方向に沿って前記装置本体に対する挿入方向及び前記装置本体からの引き出し方向に移動させられて前記装置本体に対して着脱されるユニットと、を有し、
前記ユニットは、前記装置本体に対する前記ユニットの着脱方向に沿って前記ユニットに対して移動可能に設けられ、前記本体側カップリングと前記ユニット側カップリングとの係合を解除する解除部材を備え、
前記解除部材は、前記引き出し方向に前記解除部材が移動させられることで前記本体側カップリングに当接して前記本体側カップリングを前記ユニット側カップリングから退避させる当接部を備え、
前記ユニット側カップリングの回転軸線方向に沿って見たとき、前記ギア部と前記前段ギアとの噛み合い部は、前記本体側カップリングの回転中心に対して前記引き出し方向の下流側に位置している画像形成装置において、
前記本体側カップリングの回転軸線方向における前記本体側カップリングの前記解除部材と当接可能な領域における、前記ユニット側カップリングの回転軸線方向に沿って見たときの前記本体側カップリングの周方向の第1位置P1、第2位置P2及び第3位置P3であって、前記第1位置P1は、該第1位置P1における前記本体側カップリングの接線方向が前記引き出し方向と略直交し、かつ、前記本体側カップリングの回転中心に対して前記引き出し方向の上流側にある位置であり、前記第2位置P2は、該第2位置P2における前記本体側カップリングの接線方向が前記引き出し方向と略平行となり、かつ、前記本体側カップリングの回転中心に対して前記噛み合い部側にある位置であり、前記第3位置P3は、前記周方向の距離が短い方の前記第1位置P1と前記第2位置P2との間の領域における、前記第1位置P1よりも前記第2位置P2側、かつ、前記第2位置P2よりも前記第1位置P1側の位置であるとしたとき、前記当接部は、前記第3位置P3で前記本体側カップリングに当接することを特徴とする画像形成装置。
続きを表示(約 1,200 文字)【請求項2】
前記ユニット側カップリングの回転軸線方向に沿って見たとき、前記噛み合い部の接線方向と、前記当接部が当接する位置における前記本体側カップリングの接線方向と、のなす角度Iは、90°以上であることを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
【請求項3】
前記当接部は、前記引き出し方向及び前記引き出し方向と略直交する方向に対して角度を有する面で構成されていることを特徴とする請求項1又は2に記載の画像形成装置。
【請求項4】
前記解除部材は、前記挿入方向に前記ユニットが移動させられることで前記本体側カップリングに当接して前記本体側カップリングを前記ユニット側カップリングから退避させる別の当接部を有することを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項に記載の画像形成装置。
【請求項5】
前記ユニット側カップリングの回転軸線方向に沿って見たときに、前記当接部が当接する位置における本体側カップリングの接線方向と、前記別の当接部が当接する位置における本体側カップリングの接線方向と、は交差することを特徴とする請求項4に記載の画像形成装置。
【請求項6】
前記本体側カップリングは、その回転軸線方向における前記解除部材と当接可能な領域に、該回転軸線方向において前記ユニット側から遠くなるにつれて拡径するように形成されたテーパ面を有することを特徴とする請求項1乃至5のいずれか1項に記載の画像形成装置。
【請求項7】
前記ユニットは、前記解除部材を前記挿入方向に付勢する付勢部材を備え、前記解除部材は、前記装置本体から前記ユニットを引き出す際に、前記付勢部材の付勢力に抗して前記引き出し方向に前記解除部材が移動させられることで、前記ユニットが前記装置本体に装着された状態で前記当接部が前記本体側カップリングに当接して前記本体側カップリングを前記ユニット側カップリングから退避させることを特徴とする請求項1乃至6のいずれか1項に記載の画像形成装置。
【請求項8】
前記本体側カップリングは、その回転軸線方向における前記ユニット側の先端が該回転軸線に対して振れるように支持されていることを特徴とする請求項1乃至7のいずれか1項に記載の画像形成装置。
【請求項9】
前記ベルトは、複数の像担持体から一次転写されたトナー像を記録材に二次転写するために搬送する中間転写ベルトであることを特徴とする請求項1乃至8のいずれか1項に記載の画像形成装置。
【請求項10】
前記複数の像担持体のうち前記装置本体に対する前記ユニットの着脱方向において前記駆動ローラの最も近くに位置する像担持体と前記駆動ローラとは、共通の前記駆動源から伝達される駆動力により回転することを特徴とする請求項9に記載の画像形成装置。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、電子写真方式や静電記録方式を用いた、複写機、プリンタ、ファクシミリ装置、あるいはこれらのうち複数の機能を備えた複合機などの画像形成装置に関するものである。
続きを表示(約 2,900 文字)【背景技術】
【0002】
従来、電子写真方式などを用いた画像形成装置として、像担持体上に形成されたトナー像を、記録材担持体上に担持されて搬送される記録材上に直接転写するものや、中間転写体上に一次転写した後に記録材上に二次転写するものがある。記録材担持体や中間転写体としては、無端状のベルトで構成されたものが多く用いられている。以下、主に、無端状のベルトで構成された中間転写体である中間転写ベルトを備えた中間転写方式の画像形成装置を例として説明する。
【0003】
このような画像形成装置では、中間転写ベルトの経時変化や中間転写ベルトの長時間の駆動による疲労などによって、中間転写ベルトの破損などのトラブルが発生する可能性があるため、中間転写ベルトを定期的に交換することが行われている。そして、中間転写ベルトの交換やメンテナンスを容易に行えるように、中間転写ベルトを含む着脱ユニット(中間転写ベルトユニット)が、画像形成装置の装置本体(以下、単に「装置本体」ともいう。)に対して着脱可能とされることがある。
【0004】
着脱ユニットは、装置本体に対して略水平方向に引き出す(引き抜く)ように構成されるのが一般的である。着脱ユニットを装置本体に対して水平に引き出すために、着脱ユニットを装置本体のフレームの平面と略直交する方向に引き出すように構成することが考えられる。しかし、この場合、装置本体のフレームに大きな穴をあけることになり、装置本体の剛性の観点などから望ましくない。そこで、着脱ユニットは、装置本体のフレームの平面と略平行な方向に引き出すように構成されることがある。この場合、着脱ユニットを装置本体から引き出す際には、着脱ユニットをその駆動軸と略直交する方向に引き出すことになるため、カップリングなどの係合部を解放する構成が必要となる。そのような構成として、着脱ユニットの把手部分にカップリングを退避させるための解除部材(カップリングシャッター)を設けることが提案されている(特許文献1)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
特開2016-126152号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
着脱ユニットへの駆動入力は、カップリングによる駆動伝達を用いて行うことが一般的である。また、回転方向の剛性を高めるために、装置本体側のカップリング(本体側カップリング)と同軸上にある駆動伝達ギアは、本体側カップリングと一体で形成することが望ましい。また、着脱ユニット側のカップリング(ユニット側カップリング)と本体側カップリングとの間に芯ずれが発生すると画像に影響が出てしまう可能性がある。そのため、本体側カップリングは、その回転軸線方向における着脱ユニット側の先端を自由状態にして保持し、本体側カップリングとユニット側カップリングとが係合した際に位置が決まるようにすることが望ましい。
【0007】
しかしながら、このような構成において、従来は、着脱ユニットを装置本体から引き出す際に解除部材を駆動入力方向と略直交する方向に移動させると、本体側カップリングが装置本体からの着脱ユニットの引き出し方向に倒れてしまうようになっていた。そして、その際に、装置本体側の駆動ギア列の配置によっては、本体側カップリングと一体で形成されたギアと、これに噛み合うギアと、の間の軸間距離が狭くなり、摩擦抵抗が増大して、本体側カップリングが退避できない状態となる可能性があった。また、場合によっては、ギアの歯先が歯底にあたることでギアが傷つき、バンディング(横スジなどの周期的な画像濃度ムラ)が発生する原因となる可能性があった。
【0008】
そこで、本発明は、解除部材により本体側カップリングを退避させる際に本体側カップリングのスムーズな退避を可能とすることを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0009】
上記目的は本発明に係る画像形成装置にて達成される。要約すれば、本発明は、駆動源と、前記駆動源からの駆動力が伝達されて回転する前段ギアと、前記前段ギアと噛み合うギア部を備え前記駆動源からの駆動力が伝達されて回転し、回転軸線方向に移動可能な本体側カップリングと、を備えた装置本体と、無端状のベルトと、前記ベルトを駆動する駆動ローラと、前記本体側カップリングと係合し前記本体側カップリングから駆動力が伝達されて前記本体側カップリングと同軸で回転して前記駆動ローラに駆動力を伝達するユニット側カップリングと、を備え、前記ユニット側カップリングの回転軸線と交差する方向に沿って前記装置本体に対する挿入方向及び前記装置本体からの引き出し方向に移動させられて前記装置本体に対して着脱されるユニットと、を有し、前記ユニットは、前記装置本体に対する前記ユニットの着脱方向に沿って前記ユニットに対して移動可能に設けられ、前記本体側カップリングと前記ユニット側カップリングとの係合を解除する解除部材を備え、前記解除部材は、前記引き出し方向に前記解除部材が移動させられることで前記本体側カップリングに当接して前記本体側カップリングを前記ユニット側カップリングから退避させる当接部を備え、前記ユニット側カップリングの回転軸線方向に沿って見たとき、前記ギア部と前記前段ギアとの噛み合い部は、前記本体側カップリングの回転中心に対して前記引き出し方向の下流側に位置している画像形成装置において、前記本体側カップリングの回転軸線方向における前記本体側カップリングの前記解除部材と当接可能な領域における、前記ユニット側カップリングの回転軸線方向に沿って見たときの前記本体側カップリングの周方向の第1位置P1、第2位置P2及び第3位置P3であって、前記第1位置P1は、該第1位置P1における前記本体側カップリングの接線方向が前記引き出し方向と略直交し、かつ、前記本体側カップリングの回転中心に対して前記引き出し方向の上流側にある位置であり、前記第2位置P2は、該第2位置P2における前記本体側カップリングの接線方向が前記引き出し方向と略平行となり、かつ、前記本体側カップリングの回転中心に対して前記噛み合い部側にある位置であり、前記第3位置P3は、前記周方向の距離が短い方の前記第1位置P1と前記第2位置P2との間の領域における、前記第1位置P1よりも前記第2位置P2側、かつ、前記第2位置P2よりも前記第1位置P1側の位置であるとしたとき、前記当接部は、前記第3位置P3で前記本体側カップリングに当接することを特徴とする画像形成装置である。
【発明の効果】
【0010】
本発明によれば、解除部材により本体側カップリングを退避させる際に本体側カップリングのスムーズな退避が可能となる。
【図面の簡単な説明】
(【0011】以降は省略されています)

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