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公開番号2023061465
公報種別公開特許公報(A)
公開日2023-05-02
出願番号2021171362
出願日2021-10-20
発明の名称顧客管理システム
出願人有限会社アッズ・クー
代理人個人
主分類G06Q 50/10 20120101AFI20230425BHJP(計算;計数)
要約【課題】個人情報の収集を必要最小限にしつつ、顧客に対して適切なサービスを提供することができる顧客管理システムを提供する。
【解決手段】顔データ作成部10により、カメラ1で撮像された来店者の顔画像から数値の集合である顔データを作成し、顔データ照合部14により、来店者の顔データと顧客データベース22に保存された顧客の顔データとを照合する。顧客の顔データの中に来店者の顔データと一致するものが存在したときは、情報取出し制御部16により顧客データベースから顧客情報を取り出しモニタ4に表示する。顧客の顔データの中に来店者の顔データと一致するものが無かったときは、ニックネーム作成部18により来店者のニックネームを作成し、登録可否制御部20により、来店者に顔データの登録が承認されると顔データをニックネームと共に顧客データベースに格納し、顔データの登録が拒否されると来店者の顔データを消去するように制御する。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
来店者の顔画像を撮像する撮像手段と、
この撮像手段によって撮像された来店者の顔画像から、複数の数値の集合からなる顔データを作成する顔データ作成部と、
この顔データ作成部によって作成された来店者の顔データを一旦保存する顔データ記憶部と、
多数の顧客の顔データを、各顧客の顔データにそれぞれ関係付けてニックネームを含む顧客情報と共に格納する顧客データベースと、
前記顔データ記憶部に保存された来店者の顔データを、前記顧客データベースに格納された各顧客の顔データとそれぞれ照合する顔データ照合部と、
この顔データ照合部における顔データの照合の結果、前記顧客データベースに格納された多数の顧客の顔データの中に来店者の顔データと一致するものが存在しなかったときに、来店者のニックネームを作成するニックネーム作成部と、
このニックネーム作成部によって作成されたニックネームを画面に表示させ来店者によるニックネームおよび顔データの登録の可否を選択可能とし、来店者がニックネームおよび顔データの登録を承認したときに、前記顔データ記憶部に保存された来店者の顔データをニックネームと共に前記顧客データベースに格納し、来店者がニックネームおよび顔データの登録を拒否したときに、前記顔データ記憶部から来店者の顔データを消去するように制御する登録可否制御部と、
前記顔データ照合部における顔データの照合の結果、前記顧客データベースに格納された多数の顧客の顔データの中に来店者の顔データと一致するものが存在したときに、当該来店者のニックネームを含む顧客情報を顧客データベースから取り出す情報取出し制御部と、
この情報取出し制御部によって前記顧客データベースから取り出された顧客情報を表示する顧客情報表示手段と、
を備えた顧客管理システム。
続きを表示(約 470 文字)【請求項2】
前記顔データ作成部は、来店者の顔画像における2つの部位間の距離を、種々の部位について多数点計測して顔データを作成する請求項1に記載の顧客管理システム。
【請求項3】
前記ニックネーム作成部は、第1の属性群に含まれる1の第1の属性と第2の属性群に含まれる1の第2の属性とをランダムに組み合わせてニックネームを作成する請求項1または請求項2に記載の顧客管理システム。
【請求項4】
前記顧客データベースに格納される顧客情報には顧客の来店回数が含まれる請求項1ないし請求項3のいずれかに記載の顧客管理システム。
【請求項5】
前記情報取出し制御部によって前記顧客データベースから取り出された顧客情報のうちの顧客の来店回数から、来店者に提供されるべきイベントが存在するかどうかを検索するイベント検索部、および、このイベント検索部における検索の結果、来店者に提供されるべきイベントが存在したときに、当該イベントをプリントアウトするプリンタを備えた請求項4に記載の顧客管理システム。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
この発明は、顔認証システムを利用し顧客に対して適切なサービスを提供することができる顧客管理システムに関する。
続きを表示(約 2,900 文字)【背景技術】
【0002】
カメラによって顧客の顔を撮影し、その顔の画像データに基づいて顔認証システムにより顧客を認識し、より良い接客を行えるようにする顧客管理システムが種々提案されている。例えば、顧客が店舗に入店すると、店舗入口に設置されたカメラで入店者の画像が撮像され、撮像された画像データがサーバに転送されて顔認証システムにより自動解析され、サーバに保持された顔画像データベースの顔画像データと解析画像とが自動照合されて入店者が識別され、顔認証システムにより入店者が登録された顧客であることが識別されると、顧客データベースに保持されている顧客ランク、来店頻度等の項目の顧客情報が店舗のコンピュータ端末の画面に表示され、そして店舗店員が、顧客IDを表示させたメモ用紙をプリント出力させ、コンピュータ端末に表示された顧客情報を記憶し、その情報を基に接客を行い、接客終了後に顧客に関する気付き情報やメッセージ情報等を、プリント出力したメモ用紙に記入するようにした顧客管理システムが提案されている(例えば、特許文献1参照。)。
【0003】
また、カメラによりホテルや旅館の出入口から入場してくる顧客の顔を撮影し、その顔画像を認証部に出力し、認証部により、カメラによって撮影された顔画像に基づいて予め登録記憶してある顧客の顔画像との間で顔認証を行うか、または顧客データベースにアクセスしてそこに登録されている顧客の顔画像との間で顔認証を行い、新規顧客なのか、リピート顧客なのか、または認証エラーなのかを含めて総合的な認証処理を行い、その認証結果を認証結果総合判定部に送信し、受付に設置されたモニタに認証結果を表示させ、受付で応対した接客係が、モニタに表示された認証結果総合判定部からの認証結果に基づき、顧客に対して声がけ等を行って最終的な本人特定作業を行い、顧客の回答が認証結果と一致していれば、認証結果が正しいことを示すOK信号を認証結果総合判定部に送信し、認証結果総合判定部において次回認証時の画像、音声、指紋等の各種データを登録し、認証結果と顧客本人とが一致しなかった場合には、本人誤特定を示すNG信号を認証結果総合判定部に送信して登録し、モニタに正確な認証結果が表示されるようにした顧客管理システムが提案されている(例えば、特許文献2参照。)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特許第4115329号公報(第7-8頁、図1-図2)
特開2012-141708号公報(第5-9頁、図1-図2)
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
特許文献1、2に開示されているような顧客管理システムでは、顧客に対して画一的な接客を行うのでなく各々の顧客に対してより良いサービスを提供することができるようにするため、カメラによって顧客の顔を撮影し、その顔の画像データに基づいて顔認証システムにより顧客を認識し、また、顧客の情報を収集するようにしている。しかしながら、顧客の顔の画像データを含めた顧客情報の多くは,取りも直さず個人情報であって保護されるべきものである。したがって、顧客に対してより良いサービスを提供する目的で行うにしても、顧客の個人情報の収集は最小限に止めることが望ましい。
【0006】
この発明は、以上のような事情に鑑みてなされたものであり、個人情報の収集を必要最小限にしつつ、顧客の手を煩わせることなく顧客に対して適切なサービスを提供することができる顧客管理システムを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
この発明では、撮像手段によって撮像された顧客の顔の画像データそのものを保存したり顧客の氏名を保存したりするのではなく、顧客の顔画像から、複数の数値の集合からなる顔データを作成して、それを保存し、その顔データにより顧客の認証を行うようにするとともに、顧客のニックネームを自動的に作成して、そのニックネームを顧客の顔データに関係付けて保存し管理するようにすることにより、上記目的を達成した。
すなわち、請求項1に係る発明は、来店者の顔画像を撮像する撮像手段と、この撮像手段によって撮像された来店者の顔画像から、複数の数値の集合からなる顔データを作成する顔データ作成部と、この顔データ作成部によって作成された来店者の顔データを一旦保存する顔データ記憶部と、多数の顧客の顔データを、各顧客の顔データにそれぞれ関係付けてニックネームを含む顧客情報と共に格納する顧客データベースと、前記顔データ記憶部に保存された来店者の顔データを、前記顧客データベースに格納された各顧客の顔データとそれぞれ照合する顔データ照合部と、この顔データ照合部における顔データの照合の結果、前記顧客データベースに格納された多数の顧客の顔データの中に来店者の顔データと一致するものが存在しなかったときに、来店者のニックネームを作成するニックネーム作成部と、このニックネーム作成部によって作成されたニックネームを画面に表示させ来店者によるニックネームおよび顔データの登録の可否を選択可能とし、来店者がニックネームおよび顔データの登録を承認したときに、前記顔データ記憶部に保存された来店者の顔データをニックネームと共に前記顧客データベースに格納し、来店者がニックネームおよび顔データの登録を拒否したときに、前記顔データ記憶部から来店者の顔データを消去するように制御する登録可否制御部と、前記顔データ照合部における顔データの照合の結果、前記顧客データベースに格納された多数の顧客の顔データの中に来店者の顔データと一致するものが存在したときに、当該来店者のニックネームを含む顧客情報を顧客データベースから取り出す情報取出し制御部と、この情報取出し制御部によって前記顧客データベースから取り出された顧客情報を表示する顧客情報表示手段と、を備えて顧客管理システムを構成したことを特徴とする。
【0008】
請求項2に係る発明は、請求項1に記載の顧客管理システムにおいて、顔データ作成部を、来店者の顔画像における2つの部位間の距離を種々の部位について多数点計測して顔データが作成される方式としたことを特徴とする。
【0009】
請求項3に係る発明は、請求項1または請求項2に記載の顧客管理システムにおいて、ニックネーム作成部を、第1の属性群に含まれる1の第1の属性と第2の属性群に含まれる1の第2の属性とをランダムに組み合わせてニックネームが作成される方式としたことを特徴とする。
【0010】
請求項4に係る発明は、請求項1ないし請求項3のいずれかに記載の顧客管理システムにおいて、顧客データベースに格納される顧客情報に顧客の来店回数が含まれるようにしたことを特徴とする。
(【0011】以降は省略されています)

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