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公開番号2023061151
公報種別公開特許公報(A)
公開日2023-05-01
出願番号2021170966
出願日2021-10-19
発明の名称筐体および機器
出願人三菱電機株式会社
代理人個人
主分類H05K 5/03 20060101AFI20230424BHJP(他に分類されない電気技術)
要約【課題】スナップフィットによるケースとカバーとの嵌合の意図しない解除を抑制することができる筐体を得ること。
【解決手段】筐体1は、開口部23を有するケース2と、ケース2に取り付けられ開口部23を覆うカバー3とを備える。カバー3は、スナップフィット部32と、周壁部31とを備える。スナップフィット部32は、撓み柱321と撓み柱321の先端に設けられた係合爪322とを有し、ケース2にカバー3が取り付けられた状態において、ケース2の内周面211a,212aに沿って撓み柱321が延在し且つ係合爪322がケース2に設けられた係合部22に係合して、ケース2に対するカバー3の挿抜方向においてケース2に対するカバー3の移動を制限する。周壁部31は、ケース2にカバー3が取り付けられた状態において、ケース2の外周面212bに対向し且つケース2の外周面212bとの対向方向へのカバー3の移動を制限する。
【選択図】図2
特許請求の範囲【請求項1】
開口部を有するケースと、前記ケースに取り付けられ前記開口部を覆うカバーとを備える筐体であって、
前記カバーは、
撓み柱と前記撓み柱の先端に設けられた係合爪とを有し、前記ケースに前記カバーが取り付けられた状態において、前記ケースの内周面に沿って前記撓み柱が延在し且つ前記係合爪が前記ケースに設けられた係合部に係合して、前記ケースに対する前記カバーの挿抜方向において前記ケースに対する前記カバーの移動を制限するスナップフィット部と、
前記ケースに前記カバーが取り付けられた状態において、前記ケースの外周面に対向し且つ前記ケースの前記外周面との対向方向への前記カバーの移動を制限する周壁部と、を備える
ことを特徴とする筐体。
続きを表示(約 380 文字)【請求項2】
前記ケースに前記カバーが取り付けられた状態において、前記撓み柱と前記ケースの前記内周面との間に隙間が形成される
ことを特徴とする請求項1に記載の筐体。
【請求項3】
前記ケースに前記カバーが取り付けられた状態において、前記撓み柱と前記内周面との間の隙間の長さよりも、前記周壁部と前記外周面との間の隙間の長さの方が短い
ことを特徴とする請求項2に記載の筐体。
【請求項4】
前記スナップフィット部は、
前記撓み柱における前記内周面と対向する面の裏側の面に前記撓み柱に沿って延在するリブが連結されている
ことを特徴とする請求項1から3のいずれか1つに記載の筐体。
【請求項5】
請求項1から4のいずれか1つに記載の筐体を備える
ことを特徴とする機器。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本開示は、ケースとカバーとを備える筐体および機器に関する。
続きを表示(約 1,600 文字)【背景技術】
【0002】
従来、機器の筐体において、ケースとカバーとの嵌合をスナップフィットによって行う技術が知られている。スナップフィットでケースとカバーとが嵌合される筐体では、一般にケースへのカバーの保持がスナップフィットの弾性による保持力によって行われる。
【0003】
例えば、特許文献1には、スナップフィットによるケースとカバーとの嵌合が外力で解除されることを防止するために、カバー嵌合用突出部とケース嵌合用突出部を有し、ケース嵌合用突出部がカバー嵌合用突出部とカバー外周面との間で挟持される技術が開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2010-147094号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
しかしながら、盤内に設置される計測機器などの機器においては、設置状態においてケースに取り付けられた端子台の荷重および配線処理時における端子台への荷重などがスナップフィットによるケースとカバーとの嵌合部分に加わる場合がある。これらの荷重は、ケースとカバーとの嵌合部分に対してカバーのケースへの取り付け方向と交差する方向に加わり、これらの荷重が大きいと、ケースとカバーとの嵌合が外力で解除される可能性がある。このことは、例えば、筐体に振動または衝撃が印加されるような設置環境下におかれる機器においても同様である。
【0006】
本開示は、上記に鑑みてなされたものであって、スナップフィットによるケースとカバーとの嵌合の意図しない解除を抑制することができる筐体を得ることを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
上述した課題を解決し、目的を達成するために、本開示の筐体は、開口部を有するケースと、ケースに取り付けられ開口部を覆うカバーとを備える。カバーは、スナップフィット部と、周壁部とを備える。スナップフィット部は、撓み柱と撓み柱の先端に設けられた係合爪とを有し、ケースにカバーが取り付けられた状態において、ケースの内周面に沿って撓み柱が延在し且つ係合爪がケースに設けられた係合部に係合して、ケースに対するカバーの挿抜方向においてケースに対するカバーの移動を制限する。周壁部は、ケースにカバーが取り付けられた状態において、ケースの外周面に対向し且つケースの外周面との対向方向へのカバーの移動を制限する。
【発明の効果】
【0008】
本開示によれば、スナップフィットによるケースとカバーとの嵌合の意図しない解除を抑制することができる、という効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【0009】
実施の形態1にかかる機器が盤に取り付けられた状態を示す斜視図
実施の形態1にかかる筐体におけるケースおよびカバーの嵌合前の状態を示す斜視図
実施の形態1にかかる機器が盤に取り付けられた状態を示す平面図
図3に示すIV-IV線に沿った断面図
図4に示すR領域の拡大図
実施の形態1にかかる筐体におけるケースおよびカバーの嵌合前の状態を示す斜視図
実施の形態1にかかる筐体のケースに加わる外力の方向の例を示す図
実施の形態1にかかる機器のカバーに端子台が取り付けられた状態を示す斜視図
実施の形態1にかかる他の筐体を有する機器が盤に取り付けられた状態を示す斜視図
図9に示す筐体のカバーの平面図
図10に示すXI-XI線に沿った断面図
【発明を実施するための形態】
【0010】
以下に、実施の形態にかかる筐体および機器を図面に基づいて詳細に説明する。
(【0011】以降は省略されています)

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