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公開番号2023060620
公報種別公開特許公報(A)
公開日2023-04-28
出願番号2021170313
出願日2021-10-18
発明の名称包装袋
出願人凸版印刷株式会社
代理人
主分類B65D 75/62 20060101AFI20230421BHJP(運搬;包装;貯蔵;薄板状または線条材料の取扱い)
要約【課題】本発明の解決しようとする課題は、製品のコストを抑えつつ、詰め替え時に注出口が閉塞することなく、安定して迅速に内容物を注出することができ、特に小さい口径のボトル等にも差し込み易く、安定して内容物を注出することができる包装袋を提供するものである。
【解決手段】周縁部と、周縁部の間に形成された収納部とを備える包装袋であって、不要な部分を除去することで形成される注出口と、注出口から収納部まで連通する注出流路とを備え、注出流路は、第1のエンボス部と、第2のエンボス部と、第3のエンボス部とを有し、注出口の幅は、12mm以上17mm以下であることを特徴とする包装袋である。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
前面部材と、背面部材と、それぞれの周縁を互いに接合することにより形成された周縁部と、周縁部の間に形成された収納部とを備える包装袋であって、
周縁部の一部に設けられ、不要な部分を除去することで形成される注出口と、
注出口と収納部との間に設けられ、注出口から収納部まで連通する注出流路とを備え、
注出流路は、注出口から収納部に向かって直線状に延び、外方に膨らんだ凸状に形成され、幅方向の寸法が一定である第1のエンボス部と、
第1のエンボス部と離間して、第1のエンボス部よりも上側に設けられ、内方に窪んだ凹状に形成された第2のエンボス部と、
第1のエンボス部と離間して、第1のエンボス部よりも下側に設けられ、内方に窪んだ凹状に形成された第3のエンボス部とを有し、
前記第2のエンボス部は、注出口から収納部に向かうにつれて第1のエンボス部から離間するように延びる直線状に形成された第1の線部と、
第1の線部の収納部側の端部から第1のエンボス部に接近するように延びる直線状に形成された第2の線部とを有し、
前記第3のエンボス部は、注出口から収納部に向かうにつれて第1のエンボス部から離間するように延びる直線状に形成された第3の線部と、
第3の線部の収納部側の端部から第1のエンボス部に接近するように延びる直線状に形成された第4の線部とを有し、
前記注出口の幅は、12mm以上17mm以下であることを特徴とする包装袋。
続きを表示(約 310 文字)【請求項2】
前記第1の線部と第2の線部のなす角度は、90°以上180°未満であることを特徴とする請求項1に記載の包装袋。
【請求項3】
前記第1のエンボス部および第2のエンボス部の幅方向の寸法は、0.5mm以上5.0mm以下であることを特徴とする請求項1または2に記載の包装袋。
【請求項4】
粘度が1mPa以上1000mPa以下の流動物が収納されていることを特徴とする請求項1~3のいずれか1項に記載の包装袋。
【請求項5】
前記収納部は、70ミリリットル以上300ミリリットル以下の容量を有することを特徴とする請求項1~4のいずれか1項に記載の包装袋。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、包装袋に関し、特に内容物である液体を注出する際に、注出口が閉塞しにくく、注出性の改善された包装袋に関する。
続きを表示(約 1,700 文字)【背景技術】
【0002】
熱シール可能なシーラント層を有する積層体を、そのシーラント層同士を対向させて周縁を熱シールして成形した包装袋が、さまざまな用途に使用されている。中でも積層体を折り込んだり、底テープ部材を追加したりして、底面にガセット構造を設け、広い底面部を形成して、自立性を持たせた所謂スタンディングパウチは、包装袋として特に液体の内容物を収納する用途を中心として広く用いられている。
【0003】
包装袋を液体詰替え容器として使用する場合、内容物を本来の容器に詰替える作業において、包装袋の注出口が閉塞して詰替えに時間がかかるという問題を解決するために、従来よりさまざまな工夫が試みられてきた。
【0004】
特許文献1に記載された詰替え用液体収納容器は、注出口部にプラスチック製のパイプ状部材を取り付けた液体収納容器である。この容器は、注出性については、安定した性能を発揮するものの、プラスチック部材のコストに加えて、これを取り付けるための工程が増えるためコストアップが大きな問題となる。
【0005】
特許文献2に記載された自立型袋は、紙基材を用い、注出口部に閉塞防止のために1本の組立用罫線を施したものであるが、1本の罫線だけでは、十分な効果を得ることはできないものである。
【0006】
特許文献3に記載された収納容器は、注出口に1本の直線状の外側に凸のエンボス部を設け、これを取り囲むように3本の、くの字状ないしは直線状の、外側に凹のエンボス部を設けたものである。
【0007】
特許文献2または3に記載された容器において、自然落下に近い状態で内容物を注出する場合には大きな問題はないが、内容物の注出を急ぐために容器を加圧すると、狭い注出口に圧力が集中する結果、かえって注出口が閉塞してしまうという問題点があることが判明したのである。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0008】
特開平9-240692号公報
特開2009-57071号公報
特許第6554920号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0009】
本発明の解決しようとする課題は、製品のコストを抑えつつ、詰め替え時に注出口が閉塞することなく、安定して迅速に内容物を注出することができ、特に小さい口径のボトル等にも差し込み易く、安定して内容物を注出することができる包装袋を提供するものである。
【課題を解決するための手段】
【0010】
上記の課題を解決するための手段として、請求項1に記載の発明は、前面部材と、背面部材と、それぞれの周縁を互いに接合することにより形成された周縁部と、周縁部の間に形成された収納部とを備える包装袋であって、周縁部の一部に設けられ、不要な部分を除去することで形成される注出口と、注出口と収納部との間に設けられ、注出口から収納部まで連通する注出流路とを備え、注出流路は、注出口から収納部に向かって直線状に延び、外方に膨らんだ凸状に形成され、幅方向の寸法が一定である第1のエンボス部と、第1のエンボス部と離間して、第1のエンボス部よりも上側に設けられ、内方に窪んだ凹状に形成された第2のエンボス部と、第1のエンボス部と離間して、第1のエンボス部よりも下側に設けられ、内方に窪んだ凹状に形成された第3のエンボス部とを有し、前記第2のエンボス部は、注出口から収納部に向かうにつれて第1のエンボス部から離間するように延びる直線状に形成された第1の線部と、第1の線部の収納部側の端部から第1のエンボス部に接近するように延びる直線状に形成された第2の線部とを有し、前記第3のエンボス部は、注出口から収納部に向かうにつれて第1のエンボス部から離間するように延びる直線状に形成された第3の線部と、第3の線部の収納部側の端部から第1のエンボス部に接近するように延びる直線状に形成された第4の線部とを有し、前記注出口の幅は、12mm以上17mm以下であることを特徴とする包装袋である。
(【0011】以降は省略されています)

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