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公開番号2023060423
公報種別公開特許公報(A)
公開日2023-04-28
出願番号2021170022
出願日2021-10-18
発明の名称制御装置およびシステム
出願人株式会社東海理化電機製作所
代理人個人,個人
主分類E05B 49/00 20060101AFI20230421BHJP(錠;鍵;窓または戸の付属品;金庫)
要約【課題】より簡易な構成で無線電力伝送と無線伝送された電力を用いた無線通信とを両立させる。
【解決手段】収納装置に備えられる収納部の施解錠を制御する制御装置であって、供給される電力を蓄える蓄電部と、前記蓄電部または無線電力伝送装置により供給される電力を用いて無線通信装置との間において規定の通信規格に準拠した無線通信を行う無線通信部と、前記収納部の施解錠を行う錠部と、前記規定の通信規格に準拠した無線通信に基づいて前記無線通信装置の真正性が認められた場合、前記無線電力伝送装置により伝送される電力が前記錠部へ供給され、前記錠部により前記収納部が解錠されるよう制御する制御部と、を備える、制御装置が提供される。
【選択図】図5
特許請求の範囲【請求項1】
収納装置に備えられる収納部の施解錠を制御する制御装置であって、
供給される電力を蓄える蓄電部と、
前記蓄電部または無線電力伝送装置により供給される電力を用いて無線通信装置との間において規定の通信規格に準拠した無線通信を行う無線通信部と、
前記収納部の施解錠を行う錠部と、
前記規定の通信規格に準拠した無線通信に基づいて前記無線通信装置の真正性が認められた場合、前記無線電力伝送装置により伝送される電力が前記錠部へ供給され、前記錠部により前記収納部が解錠されるよう制御する制御部と、
を備える、
制御装置。
続きを表示(約 1,500 文字)【請求項2】
前記無線電力伝送装置により伝送される電力を受電する受電コイルと前記錠部との間に配置される常開接点である第1のスイッチ、
をさらに備え、
前記制御部は、前記規定の通信規格に準拠した無線通信に基づいて前記無線通信装置の真正性が認められた場合、前記第1のスイッチをオンにすることにより前記錠部へ電力が供給されるよう制御する、
請求項1に記載の制御装置。
【請求項3】
前記受電コイルと前記蓄電部との間かつ前記蓄電部と前記無線通信部および前記制御部との間に配置され、常時においては前記蓄電部と前記無線通信部および前記制御部とを接続する切替接点である第2のスイッチ、
をさらに備え、
前記制御部は、前記無線電力伝送装置による電力の伝送が検知された場合、前記第2のスイッチを切り替えることにより、前記無線電力伝送装置により伝送される電力が前記蓄電部へ供給されるよう制御する、
請求項2に記載の制御装置。
【請求項4】
前記蓄電部と前記無線通信部との間かつ前記受電コイルと前記無線通信部との間に配置される常閉接点である第3のスイッチ、
をさらに備え、
前記制御部は、前記規定の通信規格に準拠した無線通信が行われないことが想定される状況の場合、前記第3のスイッチをオフとすることにより前記無線通信部へ電力が供給されないよう制御する、
請求項2または請求項3までのうちいずれか一項に記載の制御装置。
【請求項5】
前記無線電力伝送装置により伝送される電力により磁力を生じさせる磁力発生コイル、
をさらに備え、
前記無線電力伝送装置による電力の伝送は、前記磁力発生コイルにより生じた磁力に基づき停止される、
請求項1から請求項4までのうちいずれか一項に記載の制御装置。
【請求項6】
収納装置に備えられる収納部の施解錠を制御する制御装置であって、
無線電力伝送装置により伝送される電力を用いて無線通信装置との間において規定の通信規格に準拠した無線通信を行う無線通信部と、
前記収納部の施解錠を行う錠部と、
前記無線電力伝送装置により伝送される電力により磁力を生じさせる磁力発生コイルと、
を備え、
前記無線通信部は、前記規定の通信規格に準拠した無線通信に基づいて前記無線通信装置の真正性が認められた場合、前記無線電力伝送装置により伝送される電力が前記錠部へ供給され、前記錠部により前記収納部が解錠されるよう制御し、
前記無線電力伝送装置による電力の伝送は、前記磁力発生コイルにより生じた磁力に基づき停止される、
制御装置。
【請求項7】
収納装置に備えられる収納部の施解錠を制御する制御装置、
前記制御装置との間において規定の通信規格に準拠した無線通信を行う無線通信装置、および、
前記制御装置に電力を無線伝送する無線電力伝送装置、
を備え、
前記制御装置は、
供給される電力を蓄える蓄電部と、
前記蓄電部または前記無線電力伝送装置により供給される電力を用いて前記無線通信装置との間において前記規定の通信規格に準拠した無線通信を行う無線通信部と、
前記収納部の施解錠を行う錠部と、
前記規定の通信規格に準拠した無線通信に基づいて前記無線通信装置の真正性が認められた場合、前記無線電力伝送装置により伝送される電力が前記錠部へ供給され、前記錠部により前記収納部が解錠されるよう制御する制御部と、
を備える、
システム。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、制御装置およびシステムに関する。
続きを表示(約 1,700 文字)【背景技術】
【0002】
近年、無線電力伝送により装置に電力を供給する技術が開発されている。例えば、特許文献1には、モータを動かすための電力を無線で伝送する技術の一例が開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2018-93706号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
ここで、無線通信を用いた認証に基づき施解錠を行う装置に無線電力伝送により電力を供給する場合を想定する。この場合において、無線電力伝送装置に無線通信機能を持たせようとすると大幅な改修が必要となる。
【0005】
そこで、本発明は、上記問題に鑑みてなされたものであり、本発明の目的とするところは、より簡易な構成で無線電力伝送と無線伝送された電力を用いた無線通信とを両立させることにある。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上記課題を解決するために、本発明のある観点によれば、収納装置に備えられる収納部の施解錠を制御する制御装置であって、供給される電力を蓄える蓄電部と、前記蓄電部または無線電力伝送装置により供給される電力を用いて無線通信装置との間において規定の通信規格に準拠した無線通信を行う無線通信部と、前記収納部の施解錠を行う錠部と、前記規定の通信規格に準拠した無線通信に基づいて前記無線通信装置の真正性が認められた場合、前記無線電力伝送装置により伝送される電力が前記錠部へ供給され、前記錠部により前記収納部が解錠されるよう制御する制御部と、を備える、制御装置が提供される。
【0007】
また、上記課題を解決するために、本発明の別の観点によれば、収納装置に備えられる収納部の施解錠を制御する制御装置であって、無線電力伝送装置により伝送される電力を用いて無線通信装置との間において規定の通信規格に準拠した無線通信を行う無線通信部と、前記収納部の施解錠を行う錠部と、前記無線電力伝送装置により伝送される電力により磁力を生じさせる磁力発生コイルと、を備え、前記無線通信部は、前記規定の通信規格に準拠した無線通信に基づいて前記無線通信装置の真正性が認められた場合、前記無線電力伝送装置により伝送される電力が前記錠部へ供給され、前記錠部により前記収納部が解錠されるよう制御し、前記無線電力伝送装置による電力の伝送は、前記磁力発生コイルにより生じた磁力に基づき停止される、制御装置が提供される。
【0008】
また、上記課題を解決するために、本発明の別の観点によれば、収納装置に備えられる収納部の施解錠を制御する制御装置、前記制御装置との間において規定の通信規格に準拠した無線通信を行う無線通信装置、および、前記制御装置に電力を無線伝送する無線電力伝送装置、を備え、前記制御装置は、供給される電力を蓄える蓄電部と、前記蓄電部または前記無線電力伝送装置により供給される電力を用いて前記無線通信装置との間において前記規定の通信規格に準拠した無線通信を行う無線通信部と、前記収納部の施解錠を行う錠部と、前記規定の通信規格に準拠した無線通信に基づいて前記無線通信装置の真正性が認められた場合、前記無線電力伝送装置により伝送される電力が前記錠部へ供給され、前記錠部により前記収納部が解錠されるよう制御する制御部と、を備える、システムが提供される。
【発明の効果】
【0009】
以上説明したように本発明によれば、より簡易な構成で無線電力伝送と無線伝送された電力を用いた無線通信とを両立させることが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【0010】
本発明の第1の実施形態に係るシステム1の構成例を示す図である。
同実施形態に係る無線電力伝送装置10の構成例を示す図である。
同実施形態に係る収納装置20の構成例を示す図である。
本発明の第2の実施形態に係る無線電力伝送装置10の構成例を示す図である。
同実施形態に係る収納装置20の構成例を示す図である。
【発明を実施するための形態】
(【0011】以降は省略されています)

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