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公開番号2023059867
公報種別公開特許公報(A)
公開日2023-04-27
出願番号2022172767
出願日2022-10-11
発明の名称薬箱
出願人株式会社木村製作所
代理人
主分類A61J 7/04 20060101AFI20230420BHJP(医学または獣医学;衛生学)
要約【課題】服用者が薬の服用時期に円滑に服用する薬を取得することができる薬箱を提供する。
【解決手段】薬箱1は、複数の抽斗12と、複数の抽斗12を収納する抽斗収納部117を有する薬箱本体11と、抽斗12を抽斗収納部117から外側へ飛び出す方向へ付勢する付勢部材21と、抽斗12それぞれについて、抽斗12が抽斗収納部117に収まった状態で抽斗12を係止した係止状態と抽斗を係止しない非係止状態とのいずれかをとりうる係止ピン152および被係止片122と、係止ピン152を係止状態または非係止状態にする係止ピン駆動部151と、予め設定された服薬時期が到来すると、係止ピン152と被係止片122とを係止状態から非係止状態に遷移させるよう係止ピン駆動部151を制御する制御部13と、を備える。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
複数の抽斗と、
前記複数の抽斗を収納する抽斗収納部を有する薬箱本体と、
前記複数の抽斗それぞれを前記抽斗収納部から外側へ飛び出す方向へ付勢する付勢部材と、
前記複数の抽斗それぞれについて、抽斗が前記抽斗収納部に収まった状態で抽斗を係止した係止状態と抽斗を係止しない非係止状態とのいずれかをとりうる係止機構と、
前記係止機構を前記係止状態または前記非係止状態にする係止機構駆動部と、
少なくとも1つの抽斗を前記抽斗収納部から外側へ飛び出した状態にする予め設定された抽斗開時刻が到来すると、前記係止機構を前記係止状態から前記非係止状態に遷移させるよう前記係止機構駆動部を制御する制御部と、を備える、
薬箱。
続きを表示(約 1,300 文字)【請求項2】
前記係止機構は、係止ピンと、前記複数の抽斗それぞれに固定され係止ピンが挿通される被係止孔が形成された被係止片と、を有し、前記係止状態において、前記係止ピンが前記被係止孔に挿通され、前記非係止状態において、前記係止ピンが前記被係止孔から離脱しており、
前記係止機構駆動部は、前記係止ピンを前記被係止孔に対して挿脱することにより前記係止機構を前記係止状態または前記非係止状態にする、
請求項1に記載の薬箱。
【請求項3】
前記係止機構駆動部は、予め設定された抽斗開時刻が到来すると、前記係止機構を前記係止状態から前記非係止状態に遷移させ、その後、予め設定された前記係止ピンを初期位置へ移動させる初期位置移動時期が到来すると、再び、前記係止ピンを初期位置へ移動させる、
請求項2に記載の薬箱。
【請求項4】
前記係止機構は、係止部材と、前記複数の抽斗それぞれに固定され係止部材が係合するロック板と、を有し、前記係止状態において、前記係止部材が前記ロック板に係合し、前記非係止状態において、前記係止部材が前記ロック板から離脱しており、
前記係止機構駆動部は、前記係止部材を回動させることにより前記係止機構を前記係止状態または前記非係止状態にする、
請求項1に記載の薬箱。
【請求項5】
前記係止機構駆動部は、予め設定された抽斗開時刻が到来すると、前記係止機構を前記係止状態から前記非係止状態に遷移させ、その後、予め設定された前記係止部材を初期位置へ回動させる初期位置移動時期が到来すると、再び、前記係止部材を初期位置へ回動させる、
請求項4に記載の薬箱。
【請求項6】
前記抽斗開時刻が到来すると、前記抽斗が前記抽斗収納部から外側へ飛び出した状態となったことを音声で報知する報知部を更に備える、
請求項1から5のいずれか1項に記載の薬箱。
【請求項7】
前記複数の抽斗それぞれについて設けられ、前記複数の抽斗が前記抽斗収納部の内側の予め設定された収納位置に配置されていることを検知する抽斗位置センサを更に備え、
前記報知部は、前記抽斗位置センサが、前記複数の抽斗のうち前記係止機構により係止されていない抽斗が前記収納位置に再び配置されたことを検知すると、前記抽斗が前記収納位置に配置されたことを音声で報知する、
請求項6に記載の薬箱。
【請求項8】
前記抽斗開時刻が到来すると、前記抽斗開時刻が到来したことを通知するメール情報を生成するメール生成部を更に備える、
請求項1から5のいずれか1項に記載の薬箱。
【請求項9】
前記複数の抽斗それぞれについて設けられ、前記複数の抽斗が前記抽斗収納部の内側の予め設定された収納位置に配置されていることを検知する抽斗位置センサを更に備え、
前記メール生成部は、前記抽斗位置センサが、前記複数の抽斗のうち前記係止機構により係止されていない抽斗が前記収納位置に再び配置されたことを検知すると、前記抽斗が前記収納位置に配置されたことを通知するメール情報を生成する、
請求項8に記載の薬箱。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、薬箱に関する。
続きを表示(約 2,700 文字)【背景技術】
【0002】
内部に薬が収納可能な薬収納ケースと、薬収納ケースの引き出し動作を検出可能な検出手段と、食事に対する薬の服用時期を報知可能な報知手段と、当該報知に対応した薬収納ケースの引き出し動作が検出手段で検出されると報知を停止する制御手段と、を備える薬収納箱が提案されている(例えば特許文献1参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2013-244373号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、特許文献1に記載された薬収納箱では、例えば複数の薬収納ケースを備える場合、服用者は、報知に対応する薬が複数の薬収納ケースのいずれに収納されているかを探す必要があり、手間がかかってしまう虞がある。
【0005】
本発明は、上記事由に鑑みてなされたものであり、服用者が薬の服用時期に円滑に服用する薬を取得することができる薬箱を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上記目的を達成するために、本発明に係る薬箱は、
複数の抽斗と、
前記複数の抽斗を収納する抽斗収納部を有する薬箱本体と、
前記複数の抽斗それぞれを前記抽斗収納部から外側へ飛び出す方向へ付勢する付勢部材と、
前記複数の抽斗それぞれについて、抽斗が前記抽斗収納部に収まった状態で抽斗を係止した係止状態と抽斗を係止しない非係止状態とのいずれかをとりうる係止機構と、
前記係止機構を前記係止状態または前記非係止状態にする係止機構駆動部と、
少なくとも1つの抽斗を前記抽斗収納部から外側へ飛び出した状態にする予め設定された抽斗開時刻が到来すると、前記係止機構を前記係止状態から前記非係止状態に遷移させるよう前記係止駆動部を制御する制御部と、を備える。
【発明の効果】
【0007】
本発明によれば、付勢部材が、複数の抽斗それぞれを抽斗収納部から外側へ飛び出す方向へ付勢し、係止機構が、複数の抽斗それぞれについて、抽斗が抽斗収納部に収まった状態で抽斗を係止した係止状態と抽斗を係止しない非係止状態とのいずれかをとりうる。また、係止機構駆動部が、係止機構を係止状態または非係止状態にする。そして、制御部が、予め設定された抽斗開時刻が到来すると、係止機構を少なくとも1つの抽斗を係止した係止状態から非係止状態に遷移させるよう係止駆動部を制御する。これにより、例えば薬の服用時期が到来したときに、係止機構駆動部が、服用する必要のある薬が収納された少なくとも1つの抽斗を非係止状態にして抽斗収納部から外側へ飛び出させることにより、服用者に服用時期が到来したことおよび服用すべき薬が収納された抽斗を視覚的に報知することができる。従って、服用者が薬の服用時期に円滑に服用する薬を取得することができる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
本発明の実施の形態1に係る薬箱を示し、(A)は正面図であり、(B)は側面図である。
実施の形態1に係る薬箱を含むシステムの構成を示すブロック図である。
実施の形態1に係る制御部の構成を示すブロック図である。
実施の形態1に係る制御部が実行する服用時期通知処理の流れの一例を示すフローチャートである。
実施の形態1に係る薬箱の図1(B)のA-A線における断面矢視図であり、(A)は係止機構が係止状態にある様子を示す図であり、(B)は係止機構が非係止状態であり且つ抽斗が抽斗収納部から外側へ飛び出した状態を示す図である。
実施の形態1に係る薬箱の図1(B)のA-A線における断面矢視図であり、(A)は係止機構が非係止状態であり且つ抽斗が抽斗収納部の内側に配置された状態を示す図であり、(B)は係止以降が非係止状態から係止状態に遷移した状態を示す図である。
本発明の実施の形態2に係る薬箱の正面図である。
実施の形態2に係る薬箱の断面図である。
実施の形態2に係る薬箱の一部を示し、(A)は係止機構が係止状態である場合の平面図あり、(B)は係止機構が係止状態である場合の側面図である。
実施の形態2に係る係止機構の一部を示し、(A)は係止機構が係止状態である場合の側面図あり、(B)は係止機構が非係止状態である場合の側面図である。
実施の形態2に係る制御部の構成を示すブロック図である。
実施の形態2に係る制御部が実行する服用時期通知処理の流れの一例を示すフローチャートである。
実施の形態2に係る薬箱の一部を示し、(A)は係止機構が係止状態である場合の平面図あり、(B)は係止機構が非係止状態である場合の側面図である。
【発明を実施するための形態】
【0009】
(実施の形態1)
以下、本開示の実施の形態に係る薬箱について図面を参照しながら説明する。本実施の形態に係る薬箱は、複数の抽斗と、複数の抽斗を収納する抽斗収納部を有する薬箱本体と、複数の抽斗それぞれを抽斗収納部から外側へ飛び出す方向へ付勢する付勢部材と、複数の抽斗それぞれについて、抽斗が抽斗収納部に収まった状態で抽斗を係止した係止状態と抽斗を係止しない非係止状態とのいずれかをとりうる係止機構と、係止機構を係止状態または非係止状態にする係止機構駆動部と、少なくとも1つの抽斗を抽斗収納部から外側へ飛び出した状態にする予め設定された抽斗開時刻が到来すると、係止機構を係止状態から非係止状態に遷移させるよう係止駆動部を制御する制御部と、を備える。
【0010】
本実施の形態に係る薬箱1は、例えば図1(A)に示すように、複数(図1(A)では4つ)の抽斗12と、抽斗収納部117を有する薬箱本体11と、を備える。また、薬箱1は、図1(B)に示すように、複数の抽斗12それぞれを抽斗収納部117から外側へ飛び出す方向へ付勢する付勢部材21と、係止ピン152と、係止ピン152を駆動する係止ピン駆動部151と、係止ピン駆動部151を制御する制御部13と、を備える。更に、薬箱1は、複数の抽斗12それぞれが抽斗収納部117内に収納されているか否かを判別するための抽斗位置センサ22と、音声を発生させるスピーカ14と、を備える。
(【0011】以降は省略されています)

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