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公開番号2023059712
公報種別公開特許公報(A)
公開日2023-04-27
出願番号2021169877
出願日2021-10-15
発明の名称画像形成装置
出願人ブラザー工業株式会社
代理人
主分類G03G 15/20 20060101AFI20230420BHJP(写真;映画;光波以外の波を使用する類似技術;電子写真;ホログラフイ)
要約【課題】シートへのトナー像の定着強度の低下を抑制する。
【解決手段】画像形成装置(1)は制御部(7)を備え、制御部(7)は、印字ジョブに含まれる印字枚数が所定以上である場合、温度検知部材(46A,46B)の検知温度が第1温度に到達してから第1時間経過後に、給紙部(2)による給紙を開始し、印字ジョブに含まれる印字枚数が所定未満である場合、上記検知温度が第1温度以下である第2温度に到達してから第1時間よりも短い第2時間経過後に、給紙部(2)による給紙を開始する。
【選択図】図2
特許請求の範囲【請求項1】
シートを給紙する給紙部と、
前記給紙部によって給紙されたシートにトナー像を形成するプロセス部と、
前記プロセス部によってシートに形成されたトナー像を加熱して定着する定着部と、
制御部と、を備え、
前記定着部は、
基板及び抵抗発熱体を有するヒータと、
前記ヒータに接触する内周面を含み、前記ヒータの周りを回転する無端状のベルトと、
前記ヒータとの間で前記ベルトを挟むことによりニップ部を形成する加圧部材と、
前記ヒータの温度を検知する温度検知部材と、を有し、
前記制御部は、
印字ジョブを受け付けた場合、前記ヒータに対し電力供給を開始する電力供給処理と、
前記温度検知部材の検知温度が所定温度に到達してから所定時間経過後に、前記給紙部による給紙を開始する給紙処理と、を含む処理を実行し、
前記制御部は、前記給紙処理において、
前記印字ジョブに含まれる印字枚数が所定以上である場合、前記検知温度が第1温度に到達してから第1時間経過後に、前記給紙部による給紙を開始し、
前記印字ジョブに含まれる前記印字枚数が所定未満である場合、前記検知温度が前記第1温度以下である第2温度に到達してから前記第1時間よりも短い第2時間経過後に、前記給紙部による給紙を開始する、画像形成装置。
続きを表示(約 490 文字)【請求項2】
前記第2温度は前記第1温度未満である、請求項1に記載の画像形成装置。
【請求項3】
前記第1温度は前記定着部による熱定着の目標温度である定着温度である、請求項1または2に記載の画像形成装置。
【請求項4】
前記第2温度は、シートが前記ニップ部に到達した場合に前記定着部で定着可能な温度範囲の下限値となる温度である、請求項1から3のいずれか1項に記載の画像形成装置。
【請求項5】
前記制御部は、前記給紙部による給紙を開始する前に、前記印字ジョブに含まれる前記印字枚数が所定未満である場合の前記定着部におけるシートの搬送速度を、前記印字ジョブに含まれる前記印字枚数が所定以上である場合の前記搬送速度よりも速くする速度変更処理を含む処理を実行する、請求項1から4のいずれか1項に記載の画像形成装置。
【請求項6】
前記制御部は、前記印字ジョブに含まれるシートの種類及びサイズの少なくとも1つに応じて、前記第1温度を変更する温度変更処理を含む処理を実行する、請求項1から5のいずれか1項に記載の画像形成装置。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本開示は、画像形成装置に関する。
続きを表示(約 2,100 文字)【背景技術】
【0002】
特許文献1には、定着ローラの温度を検知する温度センサから出力された温度情報に基づいて、給紙部を制御して定着装置のニップ部に記録材を給送する制御部を備える画像形成装置が開示されている。上記画像形成装置は、給紙部を動作させて画像形成を開始するためのトリガとする定着ローラの温度である給紙許可温度を設定している。また、上記画像形成装置は、画像形成枚数が所定枚数未満の場合の給紙許可温度を、画像形成枚数が所定枚数以上の場合の給紙許可温度よりも低く設定している。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2013-231803号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
特許文献1に開示の画像形成装置の定着装置が、ベルトの幅方向を長手方向とするヒータによりベルトを加熱し、ヒータと加圧ローラとの間にベルトが挟まれることでニップ部を形成する定着装置の場合、低熱容量のベルト及びヒータを用いることになる。このため、上記画像形成装置では、画像形成枚数が多くなる場合、ニップ部の温度が低下しやすくなり、記録材への画像の定着強度を十分に確保できなくなる可能性がある。本開示は、シートへのトナー像の定着強度の低下を抑制することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0005】
上記の課題を解決するために、本開示の第1態様に係る画像形成装置は、シートを給紙する給紙部と、前記給紙部によって給紙されたシートにトナー像を形成するプロセス部と、前記プロセス部によってシートに形成されたトナー像を加熱して定着する定着部と、制御部と、を備え、前記定着部は、基板及び抵抗発熱体を有するヒータと、前記ヒータに接触する内周面を含み、前記ヒータの周りを回転する無端状のベルトと、前記ヒータとの間で前記ベルトを挟むことによりニップ部を形成する加圧部材と、前記ヒータの温度を検知する温度検知部材と、を有し、前記制御部は、印字ジョブを受け付けた場合、前記ヒータに対し電力供給を開始する電力供給処理と、前記温度検知部材の検知温度が所定温度に到達してから所定時間経過後に、前記給紙部による給紙を開始する給紙処理と、を含む処理を実行し、前記制御部は、前記給紙処理において、前記印字ジョブに含まれる印字枚数が所定以上である場合、前記検知温度が第1温度に到達してから第1時間経過後に、前記給紙部による給紙を開始し、前記印字ジョブに含まれる前記印字枚数が所定未満である場合、前記検知温度が前記第1温度以下である第2温度に到達してから前記第1時間よりも短い第2時間経過後に、前記給紙部による給紙を開始する。
【0006】
印字枚数が所定以上である場合、検知温度が第1温度に到達してから第1時間経過後に、制御部は給紙を開始する。第1時間は、印字枚数が所定未満である場合に検知温度が第1温度に到達してから給紙部による給紙を開始するまでの第2時間よりも長い。これにより、印字枚数が所定以上である場合には定着部に熱が蓄積されるため、低熱容量のベルト及びヒータを用いても定着部の温度低下を抑制でき、シートへのトナー像の定着強度が低下することを抑制できる。
【0007】
本開示の第2態様は、第1態様の画像形成装置であって、前記第2温度は前記第1温度未満であってもよい。印字枚数が所定以上である場合に比べて、印字枚数が所定未満である場合では、定着部の温度がより低い温度である状態で給紙を開始しても、定着部の温度低下が起こる前に印字を終了できる。このため、第1温度より低い第2温度に到達したときに給紙を開始することによりFPOT(First Print Out Time)を短縮できる。
【0008】
本開示の第3態様は、第1態様または第2態様の画像形成装置であって、前記第1温度は前記定着部による熱定着の目標温度である定着温度であってもよい。定着部による熱定着の目標温度である定着温度に到達してから所定時間経過後に給紙を開始するので、印字枚数が所定以上である場合に、シートへのトナー像の定着強度が低下することをより抑制できる。
【0009】
本開示の第4態様は、第1態様から第3態様のいずれか1つの画像形成装置であって、前記第2温度は、シートが前記ニップ部に到達した場合に前記定着部で定着可能な温度範囲の下限値となる温度であってもよい。シートがニップ部に到達した場合に定着可能となる温度に達してから給紙を開始するので、定着不良とならずにシートにトナー像を定着できる。
【0010】
本開示の第5態様は、第1態様から第4態様のいずれか1つの画像形成装置であって、前記制御部は、前記給紙部による給紙を開始する前に、前記印字ジョブに含まれる前記印字枚数が所定未満である場合の前記定着部におけるシートの搬送速度を、前記印字ジョブに含まれる前記印字枚数が所定以上である場合の前記搬送速度よりも速くする速度変更処理を含む処理を実行してもよい。
(【0011】以降は省略されています)

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