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公開番号2023059681
公報種別公開特許公報(A)
公開日2023-04-27
出願番号2021169817
出願日2021-10-15
発明の名称入れ歯器具
出願人個人,個人,個人
代理人
主分類A61C 13/24 20060101AFI20230420BHJP(医学または獣医学;衛生学)
要約【課題】装用時の違和感や不快感、及び金属製部分が食べ物や飲み物で熱くなることや、金属ブリッジによる不快感や痛みを解消する。
【解決手段】
人間の口の噛み合わせに使用される入れ歯器具1であって、歯肉2の所望領域を覆うように装着され、歯肉2との間に陰圧空間5を形成しつつ陰圧空間5内の陰圧により歯肉2に吸着する吸着体3と、吸着体3の歯肉2と反対側に設けられた人工歯4とを有し、吸着体3は人間を基準とした前後方向に沿った鉛直断面における歯肉2の中心線P―P′よりも口蓋17側に設けられ、前記陰圧により歯肉2の後側と口蓋17とに吸着する後吸着部8と、中心線P―P′よりも唇側に設けられ、前記陰圧により歯肉2の前側に吸着する前吸着部9とを含むことを特徴とする入れ歯器具1。
【選択図】図3
特許請求の範囲【請求項1】
人間の口の噛み合わせに使用される入れ歯器具であって、
歯肉の所望領域を覆うように装着され、前記歯肉との間に陰圧空間を形成しつつ前記陰圧空間内の陰圧により当該歯肉に吸着する吸着体と、
前記吸着体の前記歯肉と反対側に設けられた人工歯と、
を有し、
前記吸着体は、
前記人間を基準とした前後方向に沿った鉛直断面における前記歯肉の中心線よりも口蓋側に設けられ、前記陰圧により前記歯肉の後側と前記口蓋とに吸着する後吸着部と、
前記中心線よりも唇側に設けられ、前記陰圧により前記歯肉の前側に吸着する前吸着部と、
を含むことを特徴とする入れ歯器具。
続きを表示(約 730 文字)【請求項2】
請求項1記載の入れ歯器具において、
前記後吸着部は、
前記人間を基準とした左方に隣接する左天然歯の右側部の後側部位及び歯裏頂部に係合する後左係合部と、
前記人間を基準とした右方に隣接する右天然歯の左側部の後側部位及び歯裏頂部に係合する後右係合部と、
を備え、
前記前吸着部は、
前記左天然歯の前記右側部の前側部位に略当接する前左当接部と、
前記右天然歯の前記左側部の前側部位に略当接する前右当接部と、
を備える
ことを特徴とする入れ歯器具。
【請求項3】
請求項1又は請求項2記載の入れ歯器具において、
前記陰圧空間内の陰圧は、
前記装着時における前記吸着体の歯肉及び口蓋への押し付けにより生成される
ことを特徴とする入れ歯器具。
【請求項4】
請求項1又は請求項2記載の入れ歯器具において、
前記陰圧空間の内部と前記入れ歯器具の外部とを連通する連通路と、
前記連通路に設けられた逆止弁と、
を有することを特徴とする入れ歯器具。
【請求項5】
請求項4記載の入れ歯器具において、
前記連通路の一端は、
前記陰圧空間に臨む前記吸着体の内部に開口しており、
前記連通路の他端は、
前記人工歯の表面又はその近傍に開口している
ことを特徴とする入れ歯器具。
【請求項6】
請求項5記載の入れ歯器具において、
前記逆止弁は、
前記人工歯の表面又はその近傍に設けられている
ことを特徴とする入れ歯器具。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、入れ歯器具に関する。
続きを表示(約 1,500 文字)【背景技術】
【0002】
従来、歯茎部に装着する上顎用入れ歯が知られている(例えば、特許文献1参照)。この従来技術の上顎用入れ歯では、歯茎部の前面を覆う前面壁部と歯茎部の後面を覆う後面壁部とからなる断面U字状の凹部が歯茎部に沿って平面視馬蹄形状に形成された歯茎挿嵌部に、人工歯が並設されていることが記載されている。また、上顎用入れ歯を装着するのに粘着剤を用いることが記載されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2002-360608号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
上記従来技術の上顎用入れ歯では、歯茎挿嵌部が平面視馬蹄形状であるため軽量化され弾力性を有することが記載されている。しかし、特許文献1の上顎用入れ歯はレジンやポリカーボネート樹脂等で構成されており、このような硬い構造物を歯肉に取り付けるため装用時に違和感があった。またこれにより、合わない入れ歯を使い続ける不快感が生じる場合があった。
【0005】
本発明の目的は、装用時の違和感や、合わない入れ歯を使い続ける不快感が少ない入れ歯器具を提供することにある。また、金属製部分が食べ物や飲み物で熱くなったり、金属ブリッジによる不快感や痛みが生じることがない入れ歯器具を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上記目的を達成するために、本願発明は、人間の口の噛み合わせに使用される入れ歯器具であって、歯肉の所望領域を覆うように装着され、前記歯肉との間に陰圧空間を形成しつつ前記陰圧空間内の陰圧により当該歯肉に吸着する吸着と、前記吸着体の前記歯肉と反対側に設けられた人工歯と、を有し、前記吸着体は、
前記人間を基準とした前後方向に沿った鉛直断面における前記歯肉の中心線よりも口蓋側に設けられ、前記陰圧により前記歯肉の後側と前記口蓋とに吸着する後吸着部と、前記中心線よりも唇側に設けられ、前記陰圧により前記歯肉の前側に吸着する前吸着部と、を含む入れ歯器具であることを特徴としている。
【0007】
本願の入れ歯器具によれば、口蓋又は歯肉に吸着させて取り付けるので、従来構造に比べ、装用時の違和感が少ない。これにより、合わない入れ歯を使い続ける不快感から解放される。また、従来のように熱い食べ物又は飲み物で入れ歯の金属製部分が熱くなってしまうことがない。さらに、従来の部分入れ歯のような、両隣りの天然歯へ連結するブリッジによる不快感や痛みがない。
【発明の効果】
【0008】
本発明によれば、装用時の違和感や、合わない入れ歯を使い続ける不快感が少なく、また金属製部分が食べ物や飲み物で熱くなることや、金属ブリッジによる不快感や痛みが生じることがない。
【図面の簡単な説明】
【0009】
本実施形態に係る入れ歯器具を装着した口腔の斜視図である。
入れ歯器具を装着した口腔の断面図である。
図2の要部である入れ歯器具1の断面図の詳細である。
連通路を設けた変形例に係る入れ歯器具を装着した口腔の斜視図である。
図4の入れ歯器具を装着した口腔の断面図である。
複数の人工歯を備える変形例の入れ歯器具を装着した口腔の斜視図である。
【発明を実施するための形態】
【0010】
以下、本発明の一実施形態を図面を参照して説明する。
(【0011】以降は省略されています)

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