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公開番号2023059495
公報種別公開特許公報(A)
公開日2023-04-27
出願番号2021169547
出願日2021-10-15
発明の名称遊技機
出願人株式会社三共
代理人
主分類A63F 5/04 20060101AFI20230420BHJP(スポーツ;ゲーム;娯楽)
要約【課題】データ記憶手段の記憶内容の初期化に関して改良を施した遊技機を提供する。
【解決手段】
設定操作手段と異なる特定操作手段が操作されず、設定操作手段が操作された状態で、設定変更状態へ制御されたときは、第1記憶領域と第2記憶領域のうちの第1記憶領域が初期化され、特定操作手段および設定操作手段が操作された状態で、設定変更状態へ制御されたときは、第1記憶領域および第2記憶領域が初期化され、エラー状態に制御された後に設定変更状態に制御される場合は、特定操作手段が操作されておらず、設定操作手段が操作された状態で、設定変更状態へ制御されたときと、特定操作手段が操作されており、設定操作手段が操作された状態で、設定変更状態へ制御されたときと、のいずれにおいても、第1記憶領域および第2記憶領域が初期化される、。
【選択図】図44
特許請求の範囲【請求項1】
遊技を行うことが可能な遊技機であって、
第1記憶領域と第2記憶領域とを含む複数種類の記憶領域を有するデータ記憶手段と、
前記遊技機に対する電力供給が停止されているときに、前記データ記憶手段の記憶内容を保持可能なバックアップ手段と、
設定操作手段が操作された状態で電源投入されたときに、遊技者にとっての有利度が異なる複数種類の設定値のうちから選択された選択値を設定する設定変更状態に制御する設定変更状態制御手段と、
電力供給が開始されたときに前記データ記憶手段の記憶内容を判定し、異常であると判定されたときにエラー状態に制御するエラー状態制御手段と、を備え、
前記設定操作手段と異なる特定操作手段が操作されず、前記設定操作手段が操作された状態で、前記設定変更状態へ制御されたときは、前記第1記憶領域と前記第2記憶領域のうちの前記第1記憶領域が初期化され、
前記特定操作手段および前記設定操作手段が操作された状態で、前記設定変更状態へ制御されたときは、前記第1記憶領域および前記第2記憶領域が初期化され、
前記エラー状態に制御された後に前記設定変更状態に制御される場合は、
前記特定操作手段が操作されておらず、前記設定操作手段が操作された状態で、前記設定変更状態へ制御されたときと、
前記特定操作手段が操作されており、前記設定操作手段が操作された状態で、前記設定変更状態へ制御されたときと、のいずれにおいても、前記第1記憶領域および前記第2記憶領域が初期化される、遊技機。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、遊技を行うことが可能な遊技機に関する。
続きを表示(約 5,700 文字)【背景技術】
【0002】
従来、遊技者にとっての有利度を変更するための設定変更モードに移行するときには、新たな設定値で新たに遊技を開始させるという趣旨の下、遊技の進行状況に関する各種データを記憶するRAMは、初期化される。
【0003】
また、設定変更モードへの移行操作と別個の操作である初期化操作が行われたことを条件に、遊技の進行状況に関する各種データを記憶するRAMを初期化する遊技機があった(たとえば、特許文献1参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2008-212号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
特許文献1の遊技機においては、さらなる改良の余地があった。
【0006】
本発明は、かかる実情に鑑み考え出されたものであり、その目的は、遊技の進行状況に関する各種データを記憶するRAMの初期化に関して改良を施した遊技機を提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0007】
遊技を行うことが可能な遊技機(たとえば、スロットマシン1)であって、
第1記憶領域(たとえば、AT用ワーク)と第2記憶領域(たとえば、BB用ワーク)とを含む複数種類の記憶領域を有するデータ記憶手段(たとえば、RAM41c)と、
前記遊技機に対する電力供給が停止されているときに、前記データ記憶手段の記憶内容を保持可能なバックアップ手段(たとえば、RAM41c)と、
設定操作手段(たとえば、設定キースイッチ37)が操作された状態で電源投入されたときに、遊技者にとっての有利度が異なる複数種類の設定値のうちから選択された選択値を設定する設定変更状態に制御する設定変更状態制御手段(たとえば、メイン制御部41による設定変更状態に制御する処理)と、
電力供給が開始されたときに前記データ記憶手段の記憶内容を判定し、異常であると判定されたときにエラー状態に制御するエラー状態制御手段と、を備え、
前記設定操作手段と異なる特定操作手段(たとえば、リセット/設定スイッチ38)が操作されず、前記設定操作手段が操作された状態で、前記設定変更状態へ制御されたときは、前記第1記憶領域と前記第2記憶領域のうちの前記第1記憶領域が初期化され(たとえば、図44において説明した初期化1が、図57のステップSa1233にて実行される)、
前記特定操作手段および前記設定操作手段が操作された状態で、前記設定変更状態へ制御されたときは、前記第1記憶領域および前記第2記憶領域が初期化され(たとえば、図44において説明した初期化0が、図57のステップSa1232にて実行される)、
前記エラー状態に制御された後に前記設定変更状態に制御される場合は、
前記特定操作手段が操作されておらず、前記設定操作手段が操作された状態で、前記設定変更状態へ制御されたときと、
前記特定操作手段が操作されており、前記設定操作手段が操作された状態で、前記設定変更状態へ制御されたときと、のいずれにおいても、前記第1記憶領域および前記第2記憶領域が初期化される(たとえば、図44において説明した初期化5が、図56のステップSa28にて実行される)。
【図面の簡単な説明】
【0008】
スロットマシンの正面図および主な内部構成の一例を示す図である。
スロットマシンの内部構造を示す斜視図である。
各リールの図柄配列を示す図である。
遊技状態の遷移を説明するための図である。
入賞役の種類、入賞役の図柄組合せ、および入賞時の付与について説明する ための図である。
入賞役の種類、入賞役の図柄組合せ、および入賞時の付与について説明する ための図である。
入賞役の種類、入賞役の図柄組合せ、および入賞時の付与について説明する ための図である。
入賞役の種類、入賞役の図柄組合せ、および入賞時の付与について説明する ための図である。
遊技状態ごとに抽選対象役として読み出される入賞役の組合せについて説明 するための図である。
フラグカテゴリごとに整列された抽選対象役を示す図である。
押し順役当選時のリール制御を説明するための図である。
スタートスイッチが操作されたときにメイン制御部がサブ制御部に対して 送信する遊技開始時コマンドを示す図である。
第3停止時にメイン制御部がサブ制御部に送信する遊技終了時コマンドを 示すである。
メイン制御部が行うメイン処理の制御内容を示すフローチャートである。
メイン制御部が抽選用カウンタの値を加算する処理を示すフローチャート である。
サブ制御部が煽り用カウンタの値および表示用カウンタの値を加算する処 理を示すフローチャートである。
有利区間通常における液晶表示器の画面遷移を示す図である。
電源投入された後の液晶表示器の画面遷移の一例を示す図である。
電源投入された後の液晶表示器の画面遷移の一例を示す図である。
設定変更がされた後の液晶表示器の画面遷移の一例を示す図である。
電源投入された後の液晶表示器の画面遷移の一例を示す図である。
音量設定およびメニュー画面を説明するための図である。
設定変更の際に出力される特定音について説明するための図である。
前面扉が開放されているときに出力される扉開放音について説明する図で ある。
音量設定表示が表示されているときに前面扉が開放されたときの画面遷移 を示す図である。
第1AT中楽曲の出力中に第1終了条件に基づいてメニュー画面の表示が 終了する例を示す図である。
第1AT中楽曲の出力中に第2終了条件に基づいてメニュー画面の表示が 終了する例を示す図である。
有利区間の第2状態においてメニュー画面を表示する例を示す図である。
サブ制御部による復帰処理を示すフローチャートである。
AT状態中に電源供給が停止した場合の液晶表示器の画面遷移を示す図で ある。
ナビ報知がされるゲーム中に電源供給が停止した後の液晶表示器の画面遷 移を示す図である。
デモ画面への画面遷移を説明するための図である。
AT状態における返却操作を説明するための図である。
復帰中に精算スイッチが押されたときの画面遷移図である。
復帰中にエラーが発生した場合の画面遷移図である。
復帰中画面の表示終了条件が所定期間の経過に基づく場合の画面遷移の例 である。
図36に示す復帰中画面の表示終了条件を適用した場合において、精算ス イッチ10が操作されたときの画面遷移の一例を示す図である。
図36に示す復帰中画面の表示終了条件を適用した場合において、AT状 態から復帰する場合の画面遷移の一例を示す図である。
スロットマシンの起動態様の順序を示す概念図である。
スロットマシンの起動態様を説明するための第1図である。
スロットマシンの起動態様を説明するための第2図である。
スロットマシンの起動態様を説明するための第3図である。
リールモータの構成を示す図である。
リールモータの制御方法を示すタイミングチャートである。
設定値Lについて説明するための図である。
設定値Lが設定されているときのAT開始からAT終了までの期間におけ る出玉数のばらつきを説明するための図である。
設定値Lが設定されているときの全期間における出玉数のばらつきを説明 するための図である。
非遊技状態において、設定値Lが設定されている旨を示唆する特別示唆制 御の一例を示す図である。
非遊技状態における設定値L以外の通常設定値が設定されているスロット マシン1を示す図である。
設定値が記憶される順序を説明するための図である。
シャッター演出を説明するための図である。
シャッター演出が実行される割合を示す図である。
シャッター演出を用いた特別示唆制御の一例を示す図である。
設定値示唆演出の一例を説明するための図である。
設定値ごとのリザルト画面の実行割合を示す図である。
メイン制御部が行う初期設定処理の制御内容を示すフロー図である。
メイン制御部が行う設定変更処理の制御内容を示すフロー図である。
メイン制御部がゲーム処理において実行する払出処理の制御内容を示すフ ローチャートである。
メイン制御部が実行する払出枚数減算処理の制御内容を示すフローチャー トである。
メイン制御部が実行する時間カウンタ更新処理の制御内容を示すフローチ ャートである。
メイン制御部が実行する遊技機情報計算処理の制御内容を示すフローチャ ートである。
メイン制御部が実行する天井ゲーム数カウント処理の制御内容を示すフロ ーチャートである。
1BETスイッチが押下される度に、BETLEDの点灯態様が変化する ことを説明するための図である。
メイン制御部が実行する賭数設定処理の制御内容を示すフローチャートで ある。
ポイントマップの一例を説明するための図である。
ポイント更新演出の一例を説明するための図である。
ポイント獲得抽選処理の一例を示す図である。
特典抽選処理のテーブルを示す図である。
通常操作に基づいてポイント更新演出が実行される例を示す図である。
変則操作に基づいてポイント更新演出が実行されない例を示す図である。
強チェリー当選時のポイント示唆演出の一例を説明する図である。
スイカ当選時のポイント示唆演出の一例を説明する図である。
有利区間の第1状態および特化ゾーンにおけるライフ獲得抽選のテーブル を示す図である。
有利区間の第1状態および第2状態におけるライフ個数抽選、特化ゾーン 抽選、および一撃勝利抽選のテーブルを示す図である。
AT中の特典抽選処理の一例を示す図である。
スイカ当選時のライフ付与示唆演出の一例を説明する図である。
強チェリー当選時のライフ付与示唆演出の一例を説明する図である。
サブ制御部がナビ演出を実行する処理を示す図である。
メイン制御部における遊技開始時コマンド送信処理を示す図である。
遊技開始時コマンドまたは遊技終了時コマンドを受信したときのサブ制御 部91における処理を示す図である。
エラー報知制御が行われた状態の液晶表示器を示す図である。
遊技終了時コマンドを受信したことに基づいて、エラー報知を解除するタ イミングを示す図である。
次ゲームにおいてエラー報知を解除する例を示す図である。
遊技状態において実行される処理を説明する図である。
設定値Hについて説明するための図である。
設定値Hが設定されているときのAT開始からAT終了までの期間におけ る出玉数のばらつきを説明するための図である。
設定値Hが設定されているときの全期間における出玉数のばらつきを説明 するための図である。
シャッター演出の変形例を説明するための図である。
前面扉が開放されているときの音量設定表示の変形例を示す図である。
【発明を実施するための形態】
【0009】
[実施の形態]
本実施の形態に係る遊技機として、スロットマシンを以下に示す実施例に基づいて説明する。図1~図89を参照しながら、実施の形態に係るスロットマシンについて説明する。
【0010】
[スロットマシンの構成]
図1は、本実施形態に係るスロットマシン1の正面図である。図2は、スロットマシンの内部構造を示す斜視図である。図3は、各リールの図柄配列を示す図である。図1に示すように、スロットマシン1は、前面が開口する筐体1aの側端に回動自在に枢支された前面扉1bを備える。スロットマシン1の内部には、互いに識別可能な複数種類の図柄が所定の順序で、それぞれ同数ずつ配列されたリール2L,2C,2R(以下、左リール,中リール,右リール)が水平方向に並設されている。図3に示すように、これらリール2L,2C,2Rに配列された図柄のうち連続する3つの図柄が、液晶表示器51の液晶ディスプレイの一部を構成する透過領域3を介して、各々上中下三段に表示されて遊技者側から見えるように配置されている。すなわち、液晶表示器51は、液晶ディスプレイを透過または不透過にすることができる。液晶表示器51の一部である透過領域3を透過および不透過にすることができる。また、液晶ディスプレイにおける透過領域3以外の画像表示領域72は、遊技中には透過されることがなく、演出用画像、エラー発生時画像などの画像を表示させるための領域として用いられる。
(【0011】以降は省略されています)

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