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公開番号2023058950
公報種別公開特許公報(A)
公開日2023-04-26
出願番号2021168781
出願日2021-10-14
発明の名称アンチブロッキング剤
出願人株式会社日本触媒
代理人
主分類C08F 220/10 20060101AFI20230419BHJP(有機高分子化合物;その製造または化学的加工;それに基づく組成物)
要約【課題】高いブロッキング性を有し、フィルムからの粒子の脱落が少なく、フィルムの滑り性に優れ、透明性が維持できるアンチブロッキング剤を提供することを目的とする。
【解決手段】
下記一般式(1)に由来する構造単位と、多官能エチレン性単量体に由来する構造単位とを有し、全構造単位100質量%に対し、該多官能エチレン性単量体の含有割合が5%以上である重合体粒子を含む、アンチブロッキング剤。
<com:Image com:imageContentCategory="Drawing"> <com:ImageFormatCategory>TIFF</com:ImageFormatCategory> <com:FileName>2023058950000006.tif</com:FileName> <com:HeightMeasure com:measureUnitCode="Mm">32</com:HeightMeasure> <com:WidthMeasure com:measureUnitCode="Mm">70</com:WidthMeasure> </com:Image> (一般式(1)中、R1は、炭素数1~4のアルキル基、水素原子、アルカリ金属原子、またはアンモニウムを表す。)
【選択図】なし
特許請求の範囲【請求項1】
下記一般式(1)に由来する構造単位と、多官能エチレン性単量体に由来する構造単位とを有し、全構造単位100質量%に対し、該多官能エチレン性単量体の含有割合が5%以上である重合体粒子を含む、アンチブロッキング剤。
TIFF
2023058950000005.tif
32
70
(一般式(1)中、R

は、炭素数1~4のアルキル基、水素原子、アルカリ金属原子、またはアンモニウムを表す。)
続きを表示(約 180 文字)【請求項2】
前記多官能エチレン性単量体が、非加水分解性単量体を含む請求項1に記載のアンチブロッキング剤。
【請求項3】
前記重合体粒子の体積平均粒子径が10nm~10μmである、請求項1又は2に記載のアンチブロッキング剤。
【請求項4】
請求項1~3に記載のアンチブロッキング剤と樹脂を含む、マスターバッチ。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、アンチブロッキング剤に関する。
続きを表示(約 1,200 文字)【背景技術】
【0002】
従来、樹脂フィルムは、各種包装資材として広く用いられている。樹脂フィルムは、重ねた状態で保管すると、フィルム同士が密着するため、シリカなどの無機粒子やさらに有機樹脂成分を含む粒子などがアンチブロッキング剤として利用されている(特許文献1、2)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2020-151907号公報
国際公報第2017/200765号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
上記の通り、無機粒子や有機樹脂成分を有する粒子が良好なアンチブロッキング性を有することは知られているが、樹脂フィルム同士の摩擦が繰り返されることによって、摩擦抵抗が増加し、フィルムからの粒子の脱落を抑制することには改善の余地があった。よって、本発明は、高い耐ブロッキング性を有し、フィルムからの粒子の脱落が少なく、フィルムの滑り性が良好で、透明性を維持することができるアンチブロッキング剤を提供する。
【課題を解決するための手段】
【0005】
下記一般式(1)に由来する構造単位と、多官能エチレン性単量体に由来する構造単位とを有し、全構造単位100質量%に対し、該多官能エチレン性単量体の含有割合が5%以上である重合体粒子を含むアンチブロッキング剤。
【0006】
TIFF
2023058950000001.tif
32
70
(一般式(1)中、R

は、炭素数1~4のアルキル基、水素原子、アルカリ金属原子、またはアンモニウムを表す。)
【発明の効果】
【0007】
本発明アンチブロッキング剤は、高い耐ブロッキング性を有し、フィルムからの粒子の脱落が少なく、フィルムの滑り性に優れ、透明性が維持できるアンチブロッキング剤を提供する。
【発明を実施するための形態】
【0008】
以下、本発明を詳細に説明する。なお、以下において記載する本発明の個々の好ましい形態を2つ以上組み合わせたものもまた、本発明の好ましい形態である。
【0009】
[本開示のアンチブロッキング剤]
<一般式(1)で表される構造単位>
本開示のアンチブロッキング剤には重合体粒子(以下、「本開示の重合体」とも言う。)を含み、前記重合体(以下RHMA系重合体という場合がある)は、下記一般式(1)に由来する構造単位を含む。
【0010】
TIFF
2023058950000002.tif
32
70
(一般式(1)中、R

は、炭素数1~4のアルキル基、水素原子、アルカリ金属原子、またはアンモニウムを表す。)
(【0011】以降は省略されています)

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