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公開番号2023058117
公報種別公開特許公報(A)
公開日2023-04-25
出願番号2021167902
出願日2021-10-13
発明の名称画像形成装置
出願人株式会社リコー
代理人個人
主分類G03G 21/00 20060101AFI20230418BHJP(写真;映画;光波以外の波を使用する類似技術;電子写真;ホログラフイ)
要約【課題】定着部材を払拭するクリーニングウェブ残量について、終了が近づいたニアエンド状態と終了したエンド状態とを、単一の検知手段で高精度に検知することができる画像形成装置を提供する。
【解決手段】定着部材30と加圧部材31との定着ニップ部Nに記録媒体Pを搬送し、未定着トナー像を定着する定着装置107と、クリーニング手段32とを備えた画像形成装置であって、クリーニング手段32は、クリーニングウェブ41と、ウェブ保持部材44と、巻取部材46と、クリーニングウェブ41の残量を検知する単一の検知手段とを備え、検知手段はクリーニングウェブの残量に応じて変位するフィラー40及びフィラー40を検知するセンサ42を有し、記憶手段12と、制御手段11と、表示手段13とをさらに備え、クリーニングウェブ切れが間近であるウェブニアエンド状態と、クリーニングウェブ切れであるウェブエンド状態とをそれぞれ検知する。
【選択図】図2
特許請求の範囲【請求項1】
加熱される回転体である定着部材と加圧部材との定着ニップ部に記録媒体を搬送し、担持された未定着トナー像を前記記録媒体に定着する定着装置と、前記定着部材の表面に付着した残留トナーを除去するクリーニング手段と、を備えた画像形成装置であって、
前記クリーニング手段は、クリーニングウェブと、前記クリーニングウェブを送り出し可能に保持するウェブ保持部材と、前記クリーニングウェブを巻き取る巻取部材と、前記クリーニングウェブの残量を検知する単一の検知手段と、を備え、
前記検知手段は、前記クリーニングウェブの残量に応じて変位するフィラー及び前記フィラーを検知するセンサを有し、
前記検知手段の検知結果を保存する記憶手段と、前記検知手段により検知された状態に基づき装置の動作を制御する制御手段と、検知された状態を表示する表示手段と、をさらに備え、
前記クリーニングウェブ切れが間近であるウェブニアエンド状態と、クリーニングウェブ切れであるウェブエンド状態とをそれぞれ検知することを特徴とする画像形成装置。
続きを表示(約 1,100 文字)【請求項2】
前記検知手段の前記センサが前記フィラーを検知しないオフ状態の間は前記クリーニングウェブの残量が十分にあると判断し、その後前記センサが前記フィラーを検知して最初にオン状態となったときにウェブニアエンド状態であると判断し、ウェブニアエンド状態の履歴を前記記憶手段に保存することを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
【請求項3】
前記センサが所定の周期で所定回数連続して前記フィラーを検知したときにオン状態が確定し、所定の周期で所定回数連続して前記フィラーを検知しなかったときにオフ状態が確定することを特徴とする請求項1または2に記載の画像形成装置。
【請求項4】
前記センサのオン状態が確定したとき、ウェブニアエンド状態であることを確定し、確定ニアエンド情報を前記記憶手段に保存することを特徴とする請求項1から3のいずれかに記載の画像形成装置。
【請求項5】
ウェブニアエンド状態下で、前記センサのオフ状態が確定したとき、ウェブエンド状態であることを確定し、確定エンド情報を前記記憶手段に保存することを特徴とする請求項1から4のいずれかに記載の画像形成装置。
【請求項6】
オン状態を確定するための前記センサが前記フィラーを検知する回数を、任意に設定可能であることを特徴とする請求項3または4に記載の画像形成装置。
【請求項7】
ウェブニアエンド状態下で、オフ状態を確定するための前記センサが前記フィラーを検知しない回数を、任意に設定可能であることを特徴とする請求項3または5に記載の画像形成装置。
【請求項8】
前記センサが前記フィラーを検知したオンの回数および/または検知しなかったオフの回数を前記記憶手段に保存することを特徴とする請求項1から7のいずれかに記載の画像形成装置。
【請求項9】
前記センサが前記フィラーを検知したオンの回数に基づき、前記記憶手段に記憶された前記フィラーを検知しなかったオフの回数をリセットし、
前記センサが前記フィラーを検知しなかったオフの回数に基づき、前記記憶手段に記憶された前記フィラーを検知したオンの回数をリセットすることを特徴とする請求項8に記載の画像形成装置。
【請求項10】
前記記憶手段に記憶された確定ウェブニアエンド情報および/または確定ウェブエンド情報を、前記表示手段に表示するか否かを選択可能であることを特徴とする請求項1から9のいずれかに記載の画像形成装置。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、画像形成装置に関する。
続きを表示(約 1,900 文字)【背景技術】
【0002】
従来、画像形成装置に搭載される定着装置としては、加熱手段を有する定着部材と加圧部材とにより形成される定着ニップに、トナー像を担持した記録媒体(用紙)を通過させ、熱と圧力とを与えることによりトナー像を記録媒体に定着するものがある。また、定着装置の定着部材表面を払拭するクリーニング手段を設けた構成が知られている。
【0003】
クリーニング手段としては、例えば、クリーニングウェブの終端が固定されたウェブ保持部材と、クリーニングウェブの先端が固定され、回転してクリーニングウェブを巻取る巻取部材と、クリーニングウェブを定着部材に押圧する押圧部材とを備える構成が知られている。クリーニングウェブを巻取部材により巻取ることで、ウェブ保持部材から繰り出される新しいウェブで定着部材の表面を払拭することができる。このため、定着部材に対するクリーニング機能は、経時でも低下することがなく良好に行われる。
【0004】
このようなクリーニング手段において、ウェブ保持部材に巻き着けられているクリーニングウェブの残量または使用量を検知して、残量が少ない場合には新しいクリーニングウェブに交換するように警告する機構を有するものが知られている(例えば、特許文献1及び2参照)。
【0005】
クリーニングウェブが残量不足のまま装置の動作を継続すると、画像品質の低下や、駆動モータ及びギヤの破損等の不具合を招くおそれがある。
クリーニングウェブ残量については、クリーニングウェブ切れが間近であるウェブニアエンド状態と、クリーニングウェブ切れであるウェブエンド状態をそれぞれ検知可能であることが求められる。
【0006】
特許文献1では、クリーニングするためのウェブ残量検知装置において、クリーニングウェブが一定残量となるところに設けられた切欠を検出する機構が開示されている。切欠の検出は、当該切欠部分で落下するレバーをセンサによって検知することで行われる。
しかしながら、特許文献1のウェブ残量検知装置では、切欠が設けられたウェブを使用することが前提となっているため、汎用性に課題があり、また切欠の不具合に起因した検知品質の不安定性や誤検知を生じるおそれがある。
【0007】
これに対し、特許文献2では、ウェブ(ウエブ布)の使用状況を監視するための1対の検知手段を、ウェブ供給側とウェブ巻取り側との双方を同時に検知可能な位置に配置することにより、検知品質の不安定や誤検知といった不具合を解消する技術が開示されている。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0008】
特許文献2の装置では、1対のフォトセンサを、ウェブの供給側と巻取り側の双方を同時検知可能な位置に配置するため、検知信頼性を高められる一方で、複数のフォトセンサを用いることによるコストアップという課題がある。また、それぞれのフォトセンサの配設位置の調整が必要となる。
【0009】
そこで本発明は、定着部材を払拭するクリーニングウェブ残量について、終了が近づいたニアエンド状態と終了したエンド状態とを、単一の検知手段で高精度に検知することができる画像形成装置を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0010】
上記課題を解決するために、本発明の画像形成装置は、加熱される回転体である定着部材と加圧部材との定着ニップ部に記録媒体を搬送し、担持された未定着トナー像を前記記録媒体に定着する定着装置と、前記定着部材の表面に付着した残留トナーを除去するクリーニング手段と、を備えた画像形成装置であって、前記クリーニング手段は、クリーニングウェブと、前記クリーニングウェブを送り出し可能に保持するウェブ保持部材と、前記クリーニングウェブを巻き取る巻取部材と、前記クリーニングウェブの残量を検知する単一の検知手段と、を備え、前記検知手段は、前記クリーニングウェブの残量に応じて変位するフィラー及び前記フィラーを検知するセンサを有し、前記検知手段の検知結果を保存する記憶手段と、前記検知手段により検知された状態に基づき装置の動作を制御する制御手段と、検知された状態を表示する表示手段と、をさらに備え、前記クリーニングウェブ切れが間近であるウェブニアエンド状態と、クリーニングウェブ切れであるウェブエンド状態とをそれぞれ検知することを特徴とする。
【発明の効果】
(【0011】以降は省略されています)

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