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公開番号2023057876
公報種別公開特許公報(A)
公開日2023-04-24
出願番号2021167604
出願日2021-10-12
発明の名称船外機及び船舶
出願人ヤマハ発動機株式会社
代理人個人,個人
主分類B63H 20/32 20060101AFI20230417BHJP(船舶またはその他の水上浮揚構造物;関連艤装品)
要約【課題】船外機の整備性をさらに向上させる。
【解決手段】船舶10の船体11に取り付けられる船外機12は、エンジン14と、エンジン14を覆うカウル19と、を備え、エンジン14は、オイルを注油するためのオイルフィラー23と、オイルを濾過するオイルフィルタ22とを有し、船体11の船底に対して略垂直な方向を上下方向とした場合、カウル19は、エンジン14の上部を覆うトップカウル20と、エンジン14の側部を覆うサイドカウル21とに分割可能であり、オイルフィルタ22の全体、オイルフィラー23の注油口23a、並びにオイルレベルゲージの把手24が、が、トップカウル20とサイドカウル21の境目である分割ライン25よりも上方に位置する。
【選択図】図3
特許請求の範囲【請求項1】
船舶の船体に取り付けられる船外機であって、
内燃機と、
前記内燃機を覆うカウルと、を備え、
前記内燃機は、オイルを注油するためのオイルフィラーと、前記オイルを濾過するオイルフィルタとを有し、
前記船体の船底に対して略垂直な方向を上下方向とした場合、前記カウルは、前記内燃機の上部を覆うトップカウルと、前記内燃機の側部を覆うサイドカウルとに分割可能であり、
前記オイルフィラーの少なくとも一部又は前記オイルフィルタの少なくとも一部が、前記トップカウルと前記サイドカウルの境目である分割ラインよりも上方に位置する、船外機。
続きを表示(約 720 文字)【請求項2】
前記オイルフィルタの上半部が前記分割ラインよりも上方に位置する、請求項1に記載の船外機。
【請求項3】
前記オイルフィルタの全体が前記分割ラインよりも上方に位置する、請求項2に記載の船外機。
【請求項4】
前記オイルフィルタの上端は、前記内燃機の上端よりも下方に位置する、請求項1乃至3のいずれか1項に記載の船外機。
【請求項5】
前記オイルフィラーの注油口の蓋が前記分割ラインよりも上方に位置する、請求項1乃至4のいずれか1項に記載の船外機。
【請求項6】
前記オイルフィラーと前記オイルフィルタは互いに近接して配置される、請求項1乃至5のいずれか1項に記載の船外機。
【請求項7】
前記内燃機はオイルレベルゲージを有し、前記オイルレベルゲージの把手が前記分割ラインよりも上方に位置する、請求項1乃至6のいずれか1項に記載の船外機。
【請求項8】
前記オイルフィルタを脱着する際に前記オイルフィルタを回転させる際の回転軸が、前記内燃機のクランク軸に対して傾斜している、請求項1乃至7のいずれか1項に記載の船外機。
【請求項9】
前記回転軸は、前記オイルフィルタの上端が前記オイルフィルタの下端よりも前記内燃機に関して外側に位置するように、前記クランク軸に対して傾斜している、請求項8に記載の船外機。
【請求項10】
前記上下方向は、前記船舶が陸揚げされた際、平坦な陸地に対して略垂直な方向である、請求項1乃至9のいずれか1項に記載の船外機。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、船外機及び船舶に関する。
続きを表示(約 1,500 文字)【背景技術】
【0002】
内燃機を備える船外機において、船外機を船舶の船体から取り外すことなく、軽整備、例えば、オイル交換を行いたいという要求がある。オイル交換では、オイルフィルタの交換、新しいオイルのオイルフィラーからの注油やオイルレベルゲージ(ディップスティック)による注油済のオイル量の確認等を行う。
【0003】
そこで、オイル交換に伴う複数の作業を行い易くするために、船外機において、オイルフィルタ、オイルフィラーの注油口、オイルレベルゲージの把手を互いに隣接するように配置することが知られている(例えば、特許文献1参照)。
【0004】
ところで、船外機では、内燃機が水に直接晒されないように、内燃機の全面がカウルで覆われる。オイル交換の度にこのカウルを全て取り外すのは手間を要するため、カウルにメンテナンス用の蓋を設けるか、若しくは、カウルを分割可能に構成する。そして、オイル交換の際には、メンテナンス用の蓋を開け、若しくは、分割されたカウルの一部を取り外して、オイルフィルタ、オイルフィラーやオイルレベルゲージの把手へユーザや整備士がアクセスする。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
米国特許第10723427号明細書
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
しかしながら、メンテナンス用の蓋や取り外し可能なカウルの一部はエンジンの上方に配置される。一方、オイルフィルタ、オイルフィラーやオイルレベルゲージの把手はエンジンの側方に配置されるため、メンテナンス用の蓋を開け、若しくは、分割されたカウルの一部を取り外しても、オイルフィルタ、オイルフィラーやオイルレベルゲージの把手は残りのカウルに覆われたままである。
【0007】
したがって、ユーザや整備士は、依然として、オイルフィルタ、オイルフィラーの注油口やオイルレベルゲージの把手にアクセスし易いとは言えず、整備性の向上の観点からは改善の余地がある。
【0008】
本発明は、船外機の整備性をさらに向上させることを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0009】
この発明の一態様による船外機は、船舶の船体に取り付けられる船外機であって、内燃機と、前記内燃機を覆うカウルと、を備え、前記内燃機は、オイルを注油するためのオイルフィラーと、前記オイルを濾過するオイルフィルタとを有し、前記船体の船底に対して略垂直な方向を上下方向とした場合、前記カウルは、前記内燃機の上部を覆うトップカウルと、前記内燃機の側部を覆うサイドカウルとに分割可能であり、前記オイルフィラーの少なくとも一部又は前記オイルフィルタの少なくとも一部が、前記トップカウルと前記サイドカウルの境目である分割ラインよりも上方に位置する。
【0010】
この構成によれば、オイルフィラーの少なくとも一部又はオイルフィルタの少なくとも一部が、トップカウルとサイドカウルの境目である分割ラインよりも上方に位置するため、トップカウルを取り外した際、オイルフィラーの少なくとも一部又はオイルフィルタの少なくとも一部がサイドカウルに覆われなくなる。その結果、ユーザはオイルフィラーやオイルフィルタに容易にアクセスすることができ、もって、船外機の整備性をさらに向上させることができる。
【発明の効果】
(【0011】以降は省略されています)

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