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公開番号2023057827
公報種別公開特許公報(A)
公開日2023-04-24
出願番号2021167517
出願日2021-10-12
発明の名称電子時計
出願人シチズン時計株式会社
代理人弁理士法人虎ノ門知的財産事務所
主分類G04G 19/00 20060101AFI20230417BHJP(時計)
要約【課題】電池電圧の低下を抑制しつつ復帰時に必要な情報を不揮発性メモリに保存できる電子時計を提供する。
【解決手段】電子時計1は、第一の不揮発性メモリ21を有し、かつ時刻表示を制御する制御部2と、制御部の外部に配置された第二の不揮発性メモリ31と、制御部および第二の不揮発性メモリに対して電力を供給する電池4と、を備え、第二の不揮発性メモリがデータを記憶するときの消費電力は、第一の不揮発性メモリがデータを記憶するときの消費電力よりも小さく、制御部は、電池の電圧が低下した場合に、制御部の動作を停止する停止モードに移行し、制御部は、停止モードに移行する際に、制御部が動作を再開するときに参照する情報である復帰情報を第二の不揮発性メモリに記憶させる。
【選択図】図3
特許請求の範囲【請求項1】
第一の不揮発性メモリを有し、かつ時刻表示を制御する制御部と、
前記制御部の外部に配置された第二の不揮発性メモリと、
前記制御部および前記第二の不揮発性メモリに対して電力を供給する電池と、
を備え、
前記第二の不揮発性メモリがデータを記憶するときの消費電力は、前記第一の不揮発性メモリが前記データを記憶するときの消費電力よりも小さく、
前記制御部は、前記電池の電圧が低下した場合に、前記制御部の動作を停止する停止モードに移行し、
前記制御部は、前記停止モードに移行する際に、前記制御部が動作を再開するときに参照する情報である復帰情報を前記第二の不揮発性メモリに記憶させる
ことを特徴とする電子時計。
続きを表示(約 320 文字)【請求項2】
前記復帰情報は、指針による時刻表示を再開させるための情報である第一情報を含み、
前記制御部は、前記停止モードに移行する際に、前記第一情報を前記第一の不揮発性メモリに記憶させ、かつ、前記復帰情報を前記第二の不揮発性メモリに記憶させる
請求項1に記載の電子時計。
【請求項3】
前記第二の不揮発性メモリは、無線通信の通信制御部が有するメモリであり、
前記制御部は、前記復帰情報を前記第二の不揮発性メモリに記憶させる間は、無線通信を介したコマンドに対する前記通信制御部の応答を禁止させ、または前記通信制御部における前記コマンドの実行を遅延させる
請求項1または2に記載の電子時計。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、電子時計に関する。
続きを表示(約 2,000 文字)【背景技術】
【0002】
従来、データを不揮発性メモリに記憶させる技術がある。特許文献1には、時刻を計測するタイムカウンタと、電源供給が断たれるのを予め検出する手段と、電源供給の断を予め検出した場合に、不揮発性メモリにタイムカウンタから現在の時刻データを格納する手段と、電源供給が復旧し、再起動が発生した場合、不揮発性メモリから時刻データを読み込み、予め設定した時間分を加えた時刻データに変換する変換手段と、変換した時刻データをタイムカウンタに設定する手段と、を備えた時計の技術が開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2006-52962号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
電池電圧の低下に応じて時計が動作を停止する場合、不揮発性メモリに情報を記憶させるための消費電力が大きいと、電池電圧の更なる低下を招いてしまう。その結果、書き込みに必要な最低動作電圧を下回った場合に、必要な情報を全て保存することができない可能性がある。電池電圧の低下を抑制しつつ、動作停止状態から復帰したときに必要な情報を不揮発性メモリに保存できることが望ましい。
【0005】
本発明の目的は、電池電圧の低下を抑制しつつ、動作停止状態から復帰したときに必要な情報を不揮発性メモリに保存できる電子時計を提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明の電子時計は、第一の不揮発性メモリを有し、かつ時刻表示を制御する制御部と、前記制御部の外部に配置された第二の不揮発性メモリと、前記制御部および前記第二の不揮発性メモリに対して電力を供給する電池と、を備え、前記第二の不揮発性メモリがデータを記憶するときの消費電力は、前記第一の不揮発性メモリが前記データを記憶するときの消費電力よりも小さく、前記制御部は、前記電池の電圧が低下した場合に、前記制御部の動作を停止する停止モードに移行し、前記制御部は、前記停止モードに移行する際に、前記制御部が動作を再開するときに参照する情報である復帰情報を前記第二の不揮発性メモリに記憶させることを特徴とする。
【発明の効果】
【0007】
本発明に係る電子時計の制御部は、停止モードに移行する際に、制御部が動作を再開するときに参照する情報である復帰情報を第二の不揮発性メモリに記憶させる。本発明に係る電子時計によれば、電池電圧の低下を抑制しつつ、動作停止状態から復帰したときに必要な情報を不揮発性メモリに保存できるという効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【0008】
図1は、実施形態に係る電子時計の平面図である。
図2は、実施形態に係る電子時計の断面図である。
図3は、実施形態に係る電子時計のブロック図である。
図4は、実施形態に係る保存動作のシーケンス図である。
図5は、実施形態に係る復帰動作のシーケンス図である。
図6は、実施形態に係る保存動作のシーケンス図である。
図7は、実施形態に係る保存動作のシーケンス図である。
図8は、実施形態に係る第二の不揮発性メモリの図である。
図9は、実施形態に係る保存動作のシーケンス図である。
図10は、実施形態に係る保存動作のシーケンス図である。
図11は、実施形態の第1変形例に係る保存動作のシーケンス図である。
図12は、実施形態の第1変形例に係る復帰動作のシーケンス図である。
図13は、実施形態の第1変形例に係る復帰動作のシーケンス図である。
図14は、実施形態の第2変形例に係るシーケンス図である。
図15は、実施形態の第2変形例に係るシーケンス図である。
【発明を実施するための形態】
【0009】
以下に、本発明の実施形態に係る電子時計につき図面を参照しつつ詳細に説明する。なお、この実施形態によりこの発明が限定されるものではない。また、下記の実施形態における構成要素には、当業者が容易に想定できるものあるいは実質的に同一のものが含まれる。
【0010】
[実施形態]
図1から図10を参照して、実施形態について説明する。本実施形態は、電子時計に関する。図1は、実施形態に係る電子時計の平面図、図2は、実施形態に係る電子時計の断面図、図3は、実施形態に係る電子時計のブロック図、図4は、実施形態に係る保存動作のシーケンス図、図5は、実施形態に係る復帰動作のシーケンス図、図6および図7は、実施形態に係る保存動作のシーケンス図、図8は、実施形態に係る第二の不揮発性メモリの図、図9はおよび図10は、実施形態に係る保存動作のシーケンス図である。
(【0011】以降は省略されています)

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