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公開番号2023057788
公報種別公開特許公報(A)
公開日2023-04-24
出願番号2021167455
出願日2021-10-12
発明の名称車両用表示装置
出願人日本精機株式会社
代理人
主分類B60R 16/02 20060101AFI20230417BHJP(車両一般)
要約【課題】 信頼性の高い車両用表示装置を提供する。
【解決手段】 本開示の車両用表示装置Mは、自動二輪車両MCに搭載された発電機1あるいはバッテリ2から電源を供給されて車両情報を表示する。車両用表示装置Mは、車両情報を表示する表示部5と、表示部5を制御する制御部8と、電源が供給されている間において車両情報を保持する揮発性メモリ6と、不揮発性メモリ7と、を備える。制御部8は、バッテリ2が接続されていると判定した場合に、起動スイッチ3のオフを検出すると、処理S34において、揮発性メモリ6に保持された車両情報を不揮発性メモリ7に記憶させる。そして、制御部8は、バッテリ2が接続されていないと判定した場合に、車両の停車を検出すると、処理S45において、揮発性メモリ6に保持された車両情報を不揮発性メモリ7に記憶させる。
【選択図】 図4
特許請求の範囲【請求項1】
車両に搭載された発電機あるいはバッテリから電源を供給されて車両情報を表示する車両用表示装置であって、
前記車両情報を表示する表示部と、
前記表示部を制御する制御部と、
前記電源が供給されている間において前記車両情報を保持する揮発性メモリと、
不揮発性メモリと、を備え、
前記制御部は、前記バッテリの接続状態を判定する判定機能と、
前記バッテリが接続されていると判定した場合に、起動スイッチのオフを検出すると、前記揮発性メモリに保持された前記車両情報を前記不揮発性メモリに記憶させる第1記憶機能と、
前記バッテリが接続されていないと判定した場合に、前記車両の停車を検出すると、前記揮発性メモリに保持された前記車両情報を前記不揮発性メモリに記憶させる第2記憶機能と、を有する、
車両用表示装置。
続きを表示(約 570 文字)【請求項2】
前記制御部は、前記判定機能を起動時に実行する、
請求項1に記載の車両用表示装置。
【請求項3】
前記制御部は、所定期間内における前記第2記憶機能による前記不揮発性メモリへの記憶回数が、所定回数未満のときのみ前記第2記憶機能による前記不揮発性メモリへの記憶を許可する、
請求項1または請求項2に記載の車両用表示装置。
【請求項4】
前記制御部は、前記第2記憶機能による前記不揮発性メモリへの記憶がされてから経過した時間が、所定時間以上のときのみ前記第2記憶機能による前記不揮発性メモリへの記憶を許可する、
請求項1または請求項2に記載の車両用表示装置。
【請求項5】
前記制御部は、前記揮発性メモリに保持された前記車両情報を記憶する前記不揮発性メモリの複数の領域を記憶領域として設定し、
前記揮発性メモリに保持された前記車両情報を前記不揮発性メモリに記憶させるにあたって、記憶させる毎に前記記憶領域内の異なる領域に切り替えて前記車両情報を記憶させる、
請求項1から請求項4の何れか1項に記載の車両用表示装置。
【請求項6】
前記車両情報は、燃費情報である、
請求項1から請求項5の何れか1項に記載の車両用表示装置。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本開示は、車両情報を表示する車両用表示装置に関する。
続きを表示(約 1,300 文字)【背景技術】
【0002】
従来の車両用表示装置として特許文献1に開示されたものがある。この車両用表示装置は、所定距離毎に不揮発性メモリに車両情報を記憶させ、車両用表示装置に電源が供給されていない間も車両情報が消失しないようにしたものである。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開昭62-201312号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
特許文献1のような車両用表示装置においては、車両用表示装置の信頼性の観点から、不揮発性メモリへの書き込み回数を低減しつつ、車両情報を確実に不揮発性メモリに記憶させることが、要望されている。
【0005】
上述した事情から、本開示は、信頼性の高い車両用表示装置を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本開示の車両用表示装置は、
車両に搭載された発電機あるいはバッテリから電源を供給されて車両情報を表示する車両用表示装置であって、
前記車両情報を表示する表示部と、
前記表示部を制御する制御部と、
前記電源が供給されている間において前記車両情報を保持する揮発性メモリと、
不揮発性メモリと、を備え、
前記制御部は、前記バッテリの接続状態を判定する判定機能と、
前記バッテリが接続されていると判定した場合に、起動スイッチのオフを検出すると、前記揮発性メモリに保持された前記車両情報を前記不揮発性メモリに記憶させる第1記憶機能と、
前記バッテリが接続されていないと判定した場合に、前記車両の停車を検出すると、前記揮発性メモリに保持された前記車両情報を前記不揮発性メモリに記憶させる第2記憶機能と、を有する。
【発明の効果】
【0007】
本開示によれば、信頼性の高い車両用表示装置を提供できる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
自動二輪車両の側面図。本図において、方向Frは前方、方向Rrは後方、方向Upは上方、方向Dnは下方を示すものである。
自動二輪車両に搭載された車両用表示装置の上面図。本図において、方向Frは前方、方向Rrは後方、方向Riは右方、方向Leは左方を示すものである。
車両用表示装置の構成を示すシステムブロック図。
車両用表示装置の制御手順を示すアクティビティ図。
【発明を実施するための形態】
【0009】
本開示の車両用表示装置Mの構成を以下に示す。
【0010】
車両用表示装置Mは、自動二輪車両MCに搭載された計器である。車両用表示装置Mは、車両の走行速度やエンジン回転数、残燃料量、平均燃費や瞬間燃費などの燃費、外気温、区間距離(トリップ距離)や総走行距離(オド距離)などの走行距離、各種警告、経路案内、などの車両情報を表示する。
(【0011】以降は省略されています)

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