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公開番号2023057715
公報種別公開特許公報(A)
公開日2023-04-24
出願番号2021167347
出願日2021-10-12
発明の名称ハロゲン含有ポリマーとその製造法
出願人東ソー株式会社
代理人
主分類C08G 65/40 20060101AFI20230417BHJP(有機高分子化合物;その製造または化学的加工;それに基づく組成物)
要約【課題】 耐熱性が向上し、高い難燃特性を樹脂へ付与できる難燃剤を提供する。
【解決手段】 下記一般式(1m)
【化1】
<com:Image com:imageContentCategory="Drawing"> <com:ImageFormatCategory>JPEG</com:ImageFormatCategory> <com:FileName>2023057715000020.jpg</com:FileName> <com:HeightMeasure com:measureUnitCode="Mm">30</com:HeightMeasure> <com:WidthMeasure com:measureUnitCode="Mm">96</com:WidthMeasure> </com:Image> (式中、Rは、炭素数1~6のアルキレン基、-S-、又は-SO2-を示す。)
で示される繰り返し単位を少なくとも1つ以上有するハロゲン含有ポリマーであって、前記ハロゲン含有ポリマーのうち、前記の一般式(1m)で表される繰り返し単数が3以上のポリマー成分の含有量が、ゲル浸透クロマトグラフィーの測定において、全体の97面積%以上であることを特徴とするハロゲン含有ポリマーを用いる。
【選択図】 なし
特許請求の範囲【請求項1】
下記一般式(1m)
JPEG
2023057715000015.jpg
30
96
(式中、Rは、炭素数1~6のアルキレン基、-S-、又は-SO

-を示す。)
で示される繰り返し単位を少なくとも1つ以上有するハロゲン含有ポリマーであって、前記ハロゲン含有ポリマーのうち、前記の一般式(1m)で表される繰り返し単数が3以上のポリマー成分の含有量が、ゲル浸透クロマトグラフィーの測定において、全体の97面積%以上であることを特徴とするハロゲン含有ポリマー。
続きを表示(約 1,400 文字)【請求項2】
ゲル浸透クロマトグラフィー法によって測定される標準ポリスチレン換算における重量平均分子量が7,500以上である、請求項1に記載のハロゲン含有ポリマー。
【請求項3】
ゲル浸透クロマトグラフィー法によって測定される標準ポリスチレン換算における重量平均分子量(Mw)と数平均分子量(Mn)の比(Mw/Mn)が、1.0~4.0である、請求項1又は2に記載のハロゲン含有ポリマー。
【請求項4】
臭素含有量が、50~60重量%である、請求項1乃至3のいずれかに記載のハロゲン含有ポリマー。
【請求項5】
少なくとも下記一般式(1m)
JPEG
2023057715000016.jpg
30
96
(式中、Rは、炭素数1~6のアルキレン基、-S-、又は-SO

-を示す。)
で示される繰り返し単位を少なくとも1つ以上有するハロゲン含有ポリマーを含み、前記ハロゲン含有ポリマーのうち、前記の一般式(1m)で表される繰り返し単数が3以上のポリマー成分の含有量が、ゲル浸透クロマトグラフィーの測定において、全体の97面積%未満であるハロゲン含有ポリマー組成物を、含ハロゲン有機溶媒、含窒素溶媒、及びエーテル系有機溶媒からなる群より選ばれる1つの有機溶媒、又は2つ以上の有機溶媒の混合物からなる有機溶媒に浸し、前記の繰り返し単位数が3未満の成分を前記ハロゲン含有ポリマー組成物から抽出することを特徴とする、請求項1乃至4のいずれかに記載されるハロゲン含有ポリマーの製造方法。
【請求項6】
下記一般式(3)
JPEG
2023057715000017.jpg
29
99
(式中、Rは、炭素数1~6のアルキレン基、-S-、又は-SO

-を示す。Xは、ハロゲン原子を示す。)
で示される化合物と、下記一般式(4)
JPEG
2023057715000018.jpg
30
91
(式中、Rは、炭素数1~6のアルキレン基、-S-、又は-SO

-を示す。M

は、アルカリ金属イオン、又は置換若しくは非置換のアンモニウムイオンを示す。)
で示される化合物を反応させて一般式(1m)
JPEG
2023057715000019.jpg
30
96
(式中、Rは、炭素数1~6のアルキレン基、-S-、又は-SO

-を示す。)
で示される繰り返し単位を少なくとも1つ以上有するハロゲン含有ポリマーを含み、前記ハロゲン含有ポリマーのうち、前記の一般式(1m)で表される繰り返し単数が3以上のポリマー成分の含有量が、ゲル浸透クロマトグラフィーの測定において、全体の97面積%未満であるハロゲン含有ポリマー組成物を得、次いで、当該ハロゲン含有ポリマー組成物を含ハロゲン有機溶媒、含窒素有機溶媒、及びエーテル系有機溶媒からなる群より選ばれる1つの有機溶媒、又は2つ以上の有機溶媒の混合物からなる有機溶媒に浸し、前記の繰り返し単位数が3未満の成分を前記ハロゲン含有ポリマー組成物から抽出することを特徴とする、請求項1乃至4のいずれかに記載されるハロゲン含有ポリマーの製造方法。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、ハロゲン含有ポリマーとその製造法に関する。
続きを表示(約 1,400 文字)【背景技術】
【0002】
難燃剤は本来燃えやすい性質を持つ樹脂に混ぜ込むことで、樹脂に難燃特性を付与することができる添加剤として広く知られている。このうち、臭素系難燃剤と呼ばれる、臭素を多量に含む化合物は、古くから多くの樹脂に添加、使用されている。例えば、代表的な臭素系難燃剤の一つであるテトラブロモビスフェノールAは、世界で最も多く生産される臭素系難燃剤として知られているが、近年は環境面への配慮から、より高分子量の化合物に変換して使用する傾向が強い。例えば、特許文献1には、ハロゲン含有ポリマー(テトラブロモビスフェノールAのエチレン架橋ポリマー)が報告されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特公昭56-8809号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
特許文献1で報告されているオリゴマーについては、耐熱性が十分高いとは言えず、樹脂混練時の高温環境下において、オリゴマー自体が熱分解し、樹脂に十分な難燃性を付与することができない。そのため、より耐熱性に優れる難燃材料が求められている。
【0005】
本発明は上記の背景技術に鑑みてなされたものであり、その目的は、耐熱性に優れ、高い難燃性を付与することができるハロゲン含有ポリマーを提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本願発明者らは、上記課題に関し鋭意検討した結果、ハロゲン含有ポリマー中に含まれる、単量体、二量体といった低分子量成分が、該ハロゲン含有ポリマーの耐熱性に影響していることを見出し、その低分子量成分含有量を制御することで該ハロゲン含有ポリマーの耐熱性が向上することを見出した。
【0007】
すなわち本願発明は、以下に示すハロゲン含有ポリマーおよびその製造法に係る。
[1] 下記一般式(1m)
【0008】
JPEG
2023057715000001.jpg
30
96
【0009】
(式中、Rは、炭素数1~6のアルキレン基、-S-、又は-SO

-を示す。)
で示される繰り返し単位を少なくとも1つ以上有するハロゲン含有ポリマーであって、前記ハロゲン含有ポリマーのうち、前記の一般式(1m)で表される繰り返し単数が3以上のポリマー成分の含有量が、ゲル浸透クロマトグラフィーの測定において、全体の97面積%以上であることを特徴とするハロゲン含有ポリマー。
[2] ゲル浸透クロマトグラフィー法によって測定される標準ポリスチレン換算における重量平均分子量が7,500以上である、[1]に記載のハロゲン含有ポリマー。
[3] ゲル浸透クロマトグラフィー法によって測定される標準ポリスチレン換算における重量平均分子量(Mw)と数平均分子量(Mn)の比(Mw/Mn)が、1.0~4.0である、[1]又は[2]に記載のハロゲン含有ポリマー。
[4] 臭素含有量が、50~60重量%である、[1]乃至[3]のいずれかに記載のハロゲン含有ポリマー。
[5] 少なくとも下記一般式(1m)
【0010】
JPEG
2023057715000002.jpg
30
96
(【0011】以降は省略されています)

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