TOP特許意匠商標
特許ウォッチ Twitter
10個以上の画像は省略されています。
公開番号2023057241
公報種別公開特許公報(A)
公開日2023-04-21
出願番号2021166637
出願日2021-10-11
発明の名称画像形成装置
出願人キヤノン株式会社
代理人個人
主分類G03G 21/00 20060101AFI20230414BHJP(写真;映画;光波以外の波を使用する類似技術;電子写真;ホログラフイ)
要約【課題】ジョブの途中でカートリッジが交換されても正確な色ずれ補正を低コストで行うことができる画像形成装置を提供する。
【解決手段】画像形成装置1は、画像形成部900と、画像形成部900に画像を形成させるための画像データに対して色ずれ補正を含む処理を行う画像処理部800と、制御部600と、を備える。画像形成部900は、色ずれ補正に用いられる補正情報を取得して記憶部901に記憶する。画像処理部800は、処理前の第1画像データと処理後の画像データを圧縮した第2画像データとを保存するメモリ806を備える。制御部600は、キャリブレーションが行われた場合、画像形成部900に補正情報を更新させ、画像処理部800に第1画像データを更新後の補正情報に基づいて処理させて、画像形成部900に、処理後の該第1画像データに基づいて画像形成させる。
【選択図】図3
特許請求の範囲【請求項1】
シートに画像を形成する画像形成手段と、
前記画像形成手段に前記画像を形成させるための画像データに対して、色ずれの補正を含む処理を行う画像処理手段と、
前記画像形成手段の構成部品が交換されると、前記画像形成手段にキャリブレーションの実行を指示する制御手段と、を備えており、
前記画像形成手段は、記憶手段を備え、前記キャリブレーションにより前記色ずれの補正に用いられる補正情報を取得して前記記憶手段に記憶し、
前記画像処理手段は、処理前の前記画像データである第1画像データと処理後の前記画像データを圧縮した第2画像データとを保存する保存手段を備えており、
前記制御手段は、前記キャリブレーションが行われていない場合、前記画像形成手段に、前記保存手段に保存された前記第2画像データに基づいて画像を形成させ、
前記制御手段は、前記キャリブレーションが行われた場合、前記画像形成手段に前記記憶手段に記憶された前記補正情報を更新させ、前記画像処理手段に、前記第1画像データを更新後の補正情報に基づいて処理させて、前記画像形成手段に、処理後の該第1画像データに基づいて画像形成させることを特徴とする、
画像形成装置。
続きを表示(約 1,000 文字)【請求項2】
前記制御手段は、前記キャリブレーションが行われた場合、前記保存手段に保存されている前記第2画像データをクリアし、前記画像処理手段に、クリアした前記第2画像データの処理前の第1画像データを、更新後の補正情報に基づいて処理させることを特徴とする、
請求項1記載の画像形成装置。
【請求項3】
前記画像処理手段は、前記画像データに対して前記補正をやり直すことができない不可逆の圧縮を行い、前記第2画像データを生成することを特徴とする、
請求項1又は2記載の画像形成装置。
【請求項4】
前記画像処理手段は、前記画像データに対してハーフトーン処理を行い、前記第2画像データを生成することを特徴とする、
請求項3記載の画像形成装置。
【請求項5】
前記画像形成手段は、交換可能なカートリッジを有し、
前記制御手段は、前記カートリッジが交換されると前記キャリブレーションの実行を前記画像形成手段に指示することを特徴とする、
請求項1~4のいずれか1項記載の画像形成装置。
【請求項6】
前記カートリッジは、感光ドラム、帯電器、露光器、及び現像器の少なくとも一つであり、
前記制御手段は、前記感光ドラム、前記帯電器、前記露光器、及び前記現像器の少なくとも一つが交換されると、前記キャリブレーションの実行を前記画像形成手段に指示することを特徴とする、
請求項5記載の画像形成装置。
【請求項7】
前記制御手段は、前記カートリッジの残りの耐用期間で印刷可能な第1枚数と、ジョブにより指示された第2枚数とを比較し、前記第2枚数が前記第1枚数よりも少ない場合に、前記保存手段に前記第1画像データを保存させないことを特徴とする、
請求項5又は6記載の画像形成装置。
【請求項8】
前記画像形成手段は、複数の色の画像を重畳してフルカラーの前記画像を形成するものであり、前記キャリブレーションが指示されると、各色の色ずれ量を取得して前記記憶手段に色ずれ量を補正する前記補正情報を記憶することを特徴とする、
請求項1~7のいずれか1項記載の画像形成装置。
【請求項9】
前記画像処理手段は、前記画像データに対して、前記色ずれ量を補正する前記補正情報に基づいて色ずれ補正を行うことを特徴とする、
請求項8記載の画像形成装置。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、複写機、マルチファンクションプリンタ、プリンタ、ファクシミリ、印刷装置等の画像形成装置に関する。
続きを表示(約 2,200 文字)【背景技術】
【0002】
電子写真方式のカラー複写機やカラープリンタ等の画像形成装置は、複数の色成分の画像を重ね合わせてフルカラー画像を形成する。そのために画像形成装置は、例えば複数の感光体及び一つの中間転写体を備える。複数の感光体の各々には、色成分毎の単色の画像が形成される。各感光体の画像が中間転写体上に重畳して転写されることで、中間転写体上にフルカラー画像が形成される。中間転写体上のフルカラー画像がシートに転写されて定着されることで、シートにフルカラー画像が形成される。
【0003】
このような画像形成装置は、感光体の位置精度や寸法のずれや感光体を露光する露光器の位置精度等に起因して、中間転写体上に転写された色成分毎の画像の相対位置にずれが生じることがある。このような相対位置のずれは、フルカラー画像の色味が所定の色味とならない「色ずれ」の原因となる。特許文献1~3は、色ずれの補正等のキャリブレーションが提案されている。特許文献1には、画像の傾きや歪みを補正するために、形成する画像を表す画像データを補正する画像処理部と、色成分毎の画像の相対位置を補正するために、画像処理部で補正された画像データを補正する画像形成部と、を備えた画像形成装置が開示されている。特許文献2には、画像の位置にずれが生じる場合でも、大容量メモリを用いずに良好な画像を得る技術が開示されている。特許文献3には、画像濃度を調整する技術が開示されている。特許文献3には、感光体に画像を形成する際に用いられる露光器の発光制御方法が開示されている。この発光制御方法では、8ビットのRGBの画像データを8ビットのCYMKの画像データに変換し、変換後の画像データに階調補正を行ってハーフトーン処理を行うことで、1ビットのCYMKの画像データが生成される。露光器は、生成された1ビットのCYMKのデータに基づいて発光制御される。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2002-202648号公報
特開2006-303636号公報
特開2014-215333号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
感光体は、感光体の表面を帯電させる帯電器及び感光体に形成された静電潜像を現像する現像器等とともに、一体に構成されることがある。このような一体の構成を本明細書では「カートリッジ」という。カートリッジは、画像形成装置に着脱可能であり、耐用期間が経過すると交換される。色ずれは、画像データの内容や、カートリッジの交換タイミングによっては、上記のような従来の補正を行っても解消されずに画像不良が生じることがある。
【0006】
図8は、画像形成装置で画像データの処理を行う画像処理部の説明図である。画像形成装置1は、画像処理部800、制御部600、画像形成部900、及びUI部50を備える。画像処理部800は、PDL/RIP処理部801、色処理部802、階調補正部803、色ずれ補正量演算部804、ハーフトーン処理部805、メモリ806、及びその他処理部807を備える。UI部50は、表示部501及び操作部502を備えるユーザインタフェースである。画像形成装置1は、所定のネットワークを介して外部装置の一例であるPC(Personal Computer)700に接続される。
【0007】
画像形成装置1は、PC700から画像データを取得する、画像データは、PDL/RIP処理部801により色毎のラスタイメージに展開される。ラスタイメージは、画像を色の付いたドット(点)の羅列、集合として表現する。一般的にラスタイメージは8ビットである。
【0008】
制御部600は、色ずれ補正等のキャリブレーションの指示をUI部50から取得すると、画像形成部900を制御して、各色の色ずれ量を取得する。色ずれ量は、画像形成部900に設けられる色ずれ量記憶部901に保存される。既に色ずれ量が保存されている場合、既に保存さている色ずれ量は、新たに取得した色ずれ量に更新される。ラスタイメージは、色ずれ補正量演算部804により、色ずれ量が補正されたラスタイメージに展開される。
【0009】
これらの処理は、画像データと色ずれ量の演算方式とによって処理時間が変化する。そのために、データサイズが固定されて処理時間が安定するラスタイメージに展開して以降の画像データは、メモリ806に蓄積しつつ出力される。これによりPDL/RIP処理部801の処理時間のばらつきが吸収され、生産性が維持される。
【0010】
メモリ806のコストを下げるためには、蓄積される画像データのデータ量が小さい方が望ましい。ハーフトーン処理部805は、一般的に階調を面積で表現することでデータのビット数を削減する。例えばハーフトーン処理部805は、8ビットの画像データ(ラスタイメージ)を1ビットの画像データに圧縮する。このハーフトーン処理後の画像データをメモリ806に蓄積することで、メモリ806に蓄積される画像データのデータ量を少なくすることができる。
(【0011】以降は省略されています)

特許ウォッチbot のツイートを見る
この特許をJ-PlatPatで参照する

関連特許

ブラザー工業株式会社
画像形成装置
19日前
株式会社リコー
画像形成装置
6日前
ブラザー工業株式会社
画像形成装置
13日前
株式会社リコー
画像形成装置
今日
キヤノン株式会社
画像形成装置
22日前
キヤノン株式会社
画像形成装置
6日前
キヤノン株式会社
画像形成装置
22日前
キヤノン株式会社
画像形成装置
22日前
キヤノン株式会社
画像形成装置
6日前
キヤノン株式会社
画像形成装置
22日前
キヤノン株式会社
トナー
21日前
キヤノン株式会社
トナー
8日前
キヤノン株式会社
トナー
8日前
キヤノン株式会社
画像形成装置
22日前
沖電気工業株式会社
画像形成装置
15日前
沖電気工業株式会社
画像形成装置
16日前
ブラザー工業株式会社
画像形成装置
21日前
ブラザー工業株式会社
画像形成装置
13日前
キヤノン株式会社
画像形成装置
20日前
キヤノン株式会社
画像形成装置
14日前
キヤノン株式会社
画像形成装置
20日前
キヤノン株式会社
画像形成装置
20日前
キヤノン株式会社
画像形成装置
20日前
シャープ株式会社
画像形成装置
15日前
沖電気工業株式会社
画像形成装置
22日前
沖電気工業株式会社
画像形成装置
15日前
ブラザー工業株式会社
画像形成装置
15日前
ブラザー工業株式会社
画像形成装置
14日前
ブラザー工業株式会社
カートリッジ
22日前
ニデックプレシジョン株式会社
カメラ装置
14日前
ブラザー工業株式会社
画像形成装置
15日前
花王株式会社
静電荷像現像用トナー
21日前
花王株式会社
静電荷像現像用トナー
21日前
ニデックプレシジョン株式会社
カメラ装置
22日前
住友理工株式会社
電子写真機器用帯電ロール
15日前
住友理工株式会社
電子写真機器用ベルト部材
16日前
続きを見る