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公開番号2023056698
公報種別公開特許公報(A)
公開日2023-04-20
出願番号2021166064
出願日2021-10-08
発明の名称車両のドアハンドル制御装置
出願人マツダ株式会社
代理人個人
主分類E05B 85/16 20140101AFI20230413BHJP(錠;鍵;窓または戸の付属品;金庫)
要約【課題】生産コストを抑制しつつサイドドアの開閉操作性を改善することができる車両のドアハンドル制御装置を提供する。
【解決手段】ドアアウタパネル11の表面に面一になる格納位置から車幅方向外側に出没可能なレバー20と、レバー20の移動位置を検出するポジションスイッチ70aと、レバー20に連動してストライカに係合可能なラッチを有するラッチ機構14と、ラッチがフルラッチ状態か否か検出するラッチスイッチ14aと、レバー20の位置を格納位置から把持位置までの間において変更可能な駆動装置40と、この駆動装置40を制御可能なCPU80とを備え、CPU80は、ラッチがハーフラッチ状態で且つレバー20が格納位置のとき、モータ42を介してレバー20を強制的に把持位置に位置変更させる。
【選択図】 図9
特許請求の範囲【請求項1】
ドアパネルの表面に面一になる格納位置から車幅方向外側に出没可能なハンドルレバーと、このハンドルレバーの移動位置を検出するハンドルレバー位置検出手段と、前記ハンドルレバーに連動して車体に設けられたストライカに係合可能なラッチを有するラッチ機構と、前記ラッチがフルラッチ状態か否か検出するラッチ状態検出手段と、前記ハンドルレバーの位置を前記格納位置から前記ストライカとラッチとの係合を解除可能な位置までの間において変更可能な位置変更手段と、この位置変更手段を制御可能な制御手段とを備えた車両のドアハンドル制御装置において、
前記制御手段は、前記フルラッチ状態ではなく且つ前記ハンドルレバーが格納位置のとき、前記位置変更手段を介して前記ハンドルレバーを前記ドアパネルの表面から突出させて乗員が把持可能な把持位置に位置変更させることを特徴とする車両のドアハンドル制御装置。
続きを表示(約 440 文字)【請求項2】
前記ドアパネルに設けられ且つ乗員が閉鎖された前記ドアパネルを開作動するときに操作するリクエストスイッチを有し、
前記制御手段は、前記フルラッチ状態で且つ前記ハンドルレバーが格納位置のとき、前記リクエストスイッチの操作に基づき前記位置変更手段を介して前記ハンドルレバーを把持位置に位置変更させることを特徴とする請求項1に記載の車両のドアハンドル制御装置。
【請求項3】
前記制御手段は、前記位置変更手段を介して前記ハンドルレバーが把持位置に位置変更されて所定時間経過後、前記ハンドルレバーを格納位置に位置変更させることを特徴とする請求項1又は2に記載の車両のドアハンドル制御装置。
【請求項4】
前記制御手段は、前記ハンドルレバー位置検出手段が前記ハンドルレバーの把持位置を検出したとき、前記位置変更手段による前記ハンドルレバーの位置移動を停止することを特徴とする請求項1~3の何れか1項に記載の車両のドアハンドル制御装置。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、車両のドアハンドル制御装置に関し、特にドアパネルの表面に面一になる格納位置から車幅方向外側に出没可能なハンドルレバーと、このハンドルレバーの動位置を格納位置から変更可能な位置変更手段とを備えた車両のドアハンドル制御装置に関する。
続きを表示(約 2,000 文字)【背景技術】
【0002】
従来より、車両用サイドドアの意匠性を向上すると共に走行時の空気抵抗を低減するため、ドアパネルの外側表面とハンドルレバーの外側表面とを面一(Flush Surface)にする技術が提案されている。このフラッシュサーフェイスドアのハンドルレバーは、ドアアウタパネルの外側表面と面一になるようにドアパネルの内側に向けて形成された凹部に収容された意匠性重視の格納位置と、この格納位置から車幅方向外側に突出して乗員が手動にて開操作可能な操作性重視の把持位置とに要求に応じて配置位置が変更される。
【0003】
通常、車両用ラッチ機構は、車体側のドア開口後部に設置されたストライカと、このストライカに係合可能なラッチとを有している。このラッチ機構におけるラッチの係合状態は、ストライカとラッチとの係合が完全に解除されたアンラッチ状態、ストライカとラッチとが僅かに係合したハーフラッチ状態、ストライカとラッチとが完全に係合されたフルラッチ状態の3つの状態に区分される。
【0004】
乗員が降車した際、サイドドアを閉操作する乗員の力加減によっては、ラッチ機構がストライカに半係合したハーフラッチ状態、所謂サイドドアが半ドア状態になる虞がある。
そして、半ドア状態である車両は、防犯上のリスクが高くなり、また、立体駐車場における車両の循環移動時、開放されたサイドドアと駐車設備との接触により破損が発生するリスクも存在している。
【0005】
特許文献1の報知装置は、照射された出射光の一部がサイドドアの窓を透過可能な車内灯と、サイドドアの開状態、閉状態、及び半ドア状態を検知する検知部と、この検知部の検知結果に基づき車内灯を制御する制御部とを備え、制御部は、検出された開状態、閉状態、及び半ドア状態に応じて車内灯の点灯様式を変更している。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0006】
特開2018-002027号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
特許文献1の報知装置は、乗員がサイドドアを閉操作して車両から離れる際、窓から透過された出射光によりサイドドアの開閉状態(ラッチ係合状態)を乗員に報知することができ、車両降車時、乗員はサイドドアの開閉状態を出射光を介して視覚的に認識することができる。しかし、特許文献1の報知装置では、車内灯の点灯様式を変更する必要があるため、半ドア報知専用の点灯機構を準備することになり、装置全般の構造が複雑化して生産コストが高価になる虞がある。
【0008】
フラッシュサーフェイスドアには、悪戯防止を目的として、ドアの開閉操作後、ハンドルレバーが把持位置から格納位置まで自動的に戻るオートクロージャー機構が存在する。
このオートクロージャー機構が採用された場合、ハンドルレバーが格納位置であるにも拘らずラッチ機構がハーフラッチ状態(半ドア状態)になることがある。
ラッチ機構をハーフラッチ状況からストライカとラッチとが完全に係合されたフルラッチ状態にするには、乗員がサイドドアに設けられたリクエストスイッチを改めて押圧操作してハンドルレバーを格納位置から把持位置に位置変更した後、再度、手動によるドアの開閉操作が必要であり、閉め直すための処理手順が煩雑化する虞がある。
即ち、生産コストを抑制しつつサイドドアの開閉操作性を改善することは容易ではない。
【0009】
本発明の目的は、生産コストを抑制しつつサイドドアの開閉操作性を改善可能な車両のドアハンドル制御装置等を提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0010】
請求項1の車両のドアハンドル制御装置は、ドアパネルの表面に面一になる格納位置から車幅方向外側に出没可能なハンドルレバーと、このハンドルレバーの移動位置を検出するハンドルレバー位置検出手段と、前記ハンドルレバーに連動して車体に設けられたストライカに係合可能なラッチを有するラッチ機構と、前記ラッチがフルラッチ状態か否か検出するラッチ状態検出手段と、前記ハンドルレバーの位置を前記格納位置から前記ストライカとラッチとの係合を解除可能な位置までの間において変更可能な位置変更手段と、この位置変更手段を制御可能な制御手段とを備えた車両のドアハンドル制御装置において、前記制御手段は、前記フルラッチ状態ではなく且つ前記ハンドルレバーが格納位置のとき、前記位置変更手段を介して前記ハンドルレバーを前記ドアパネルの表面から突出させて乗員が把持可能な把持位置に位置変更させることを特徴としている。
(【0011】以降は省略されています)

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