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公開番号
2023056249
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2023-04-19
出願番号
2021165489
出願日
2021-10-07
発明の名称
開閉システム
出願人
株式会社デンソー
代理人
弁理士法人サトー
主分類
E05F
15/41 20150101AFI20230412BHJP(錠;鍵;窓または戸の付属品;金庫)
要約
【課題】1つの回転センサのみでも開閉体の位置ずれを検知できる開閉システムを提供する。
【解決手段】パワーウインドウシステム1において、マイコン6は、窓5を開閉駆動するモータ3の駆動を停止させた際に、操作スイッチ9より出力される操作信号に応じてモータ3の回転方向を判別すると共に、駆動制御における制御量とホールIC15によるパルス信号の出力数とを比較することで、窓5に位置ずれが発生したことを位置ずれの発生方向も含めて検知する。
【選択図】図1
特許請求の範囲
【請求項1】
スイッチ(9)と、
開閉体を開閉駆動するモータ(3)と、
このモータの回転状態に応じてパルス信号を出力する回転センサ(15)と、
前記スイッチより出力される操作信号に応じて、前記モータを駆動制御する制御部(6)とを備え、
前記制御部は、前記モータの駆動を停止させた際に、前記操作信号に応じて前記モータの回転方向を判別すると共に、前記駆動制御における制御量と前記パルス信号の出力数とを比較することで、前記開閉体に位置ずれが発生したことを、前記位置ずれの発生方向も含めて検知する開閉システム。
続きを表示(約 550 文字)
【請求項2】
スイッチ(9)と、
開閉体を開閉駆動するモータ(3)と、
このモータを駆動する駆動回路(7)と、
この駆動回路に通電される電流を検出する電流検出部(23,24)と、
前記モータの回転状態に応じてパルス信号を出力する回転センサ(15)と、
前記スイッチより出力される操作信号に応じて、前記モータを駆動制御する制御部(22)とを備え、
前記制御部は、前記モータを駆動している際に、前記駆動回路に通電される電流の大小関係に応じて前記モータの回転方向を判別し、前記モータの駆動を停止させた際に、前記駆動制御における制御量と前記パルス信号の出力数とを比較することで、前記開閉体に位置ずれが発生したことを、前記位置ずれの発生方向も含めて検知する開閉システム。
【請求項3】
前記制御部は、前記位置ずれが発生すると、そのずれの発生量に応じて前記位置ずれの補正を行う請求項1又は2記載の開閉システム。
【請求項4】
前記制御部は、前記開閉体の停止位置が、上限付近及び下限付近を除いた中間領域にある際には、前記開閉体の重量が閾値よりも大か否かに応じて、前記位置ずれの補正を行うか否かを決定する請求項3記載の開閉システム。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、開閉体の開閉制御を行うシステムに関する。
続きを表示(約 1,700 文字)
【背景技術】
【0002】
開閉体である例えば車両の窓は、パワーウインドウシステムによって開閉制御される。窓を開閉駆動するモータには、システムの負荷変動や悪路を走行した際に車体に加わる外乱、モータの経時劣化等によって、停止させる位置にずれが発生する場合がある。すなわち、駆動回路によりモータにパルス信号を出力して駆動する際に、モータが、出力したパルス数に応じて回転しなくなることがある。これにより、窓の停止位置にもずれが生じてしまう。
【0003】
このようなずれが発生した際に、位置ずれ量を補正するためには、その時の窓の状態に応じて、上下の何れの方向にずれが発生したのかを検知する必要がある。ずれの発生方向,つまりモータの回転方向を検知するには、モータに配置した2つのホールICより出力されるパルス信号の位相差により判定することが行われている。
【0004】
例えば特許文献1では、ホールICを用いることなく、シャント抵抗を用いてモータに通電される電流を検出することで、モータの回転方向及び回転速度を検出する構成が開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
特開2020-125671号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
しかしながら、特許文献1では、窓の開閉制御が継続される過程において、開閉位置の誤差が所定値以上となった場合に、窓を全開位置まで動作させるなどして開閉位置をリセットするものであり、モータの停止時に発生する位置ずれを検知する構成ではない。
本発明は上記事情に鑑みてなされたものであり、その目的は、1つの回転センサのみでも開閉体の位置ずれを検知できる開閉システムを提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0007】
請求項1記載の開閉システムによれば、制御部は、開閉体を開閉駆動するモータの駆動を停止させた際に、スイッチより出力される操作信号に応じてモータの回転方向を判別すると共に、駆動制御における制御量と回転センサによるパルス信号の出力数とを比較することで、開閉体に位置ずれが発生したことを位置ずれの発生方向も含めて検知する。このように構成すれば、回転センサを2つ使用せずとも、制御部は、開閉体の位置ずれを発生方向も含めて検知できる。したがって、部品数及び制御基板の実装面積を削減してコストダウンを図ることができる。
【0008】
請求項2記載の開閉システムによれば、駆動回路に通電される電流を検出する電流検出部を備え、制御部は、モータを駆動している際に、駆動回路に通電される電流の大小関係に応じてモータの回転方向を判別し、モータの駆動を停止させた際に、駆動制御における制御量とパルス信号の出力数とを比較することで、開閉体に位置ずれが発生したことを、位置ずれの発生方向も含めて検知する。すなわち、開閉体を開方向に移動させる場合と閉方向に移動させる場合とでは、駆動回路に通電される電流量が異なる。したがって、請求項2のように構成すれば、モータの回転方向をより簡単に判別できる。
【0009】
請求項3記載の開閉システムによれば、制御部は、位置ずれが発生すると、そのずれの発生量に応じて位置ずれの補正を行うので、開閉体の位置ずれを補正できる。
【0010】
請求項4記載の開閉システムによれば、制御部は、開閉体の停止位置が、上限付近及び下限付近を除いた中間領域にある際には、開閉体の重量が閾値よりも大か否かに応じて位置ずれの補正を行うか否かを決定する。すなわち、開閉体の重量の大きさによっては、開閉体を移動させた方向に応じて、停止時の位置ずれに及ぼす影響度合いが変化する。したがって、重量の大きさに応じて位置ずれの補正を行うか否かを決定すれば、必要な制御だけを確実に実行できる。
【図面の簡単な説明】
(【0011】以降は省略されています)
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