TOP特許意匠商標
特許ウォッチ Twitter
公開番号2023056091
公報種別公開特許公報(A)
公開日2023-04-19
出願番号2021165195
出願日2021-10-07
発明の名称シフト装置
出願人株式会社アイシン
代理人個人
主分類F16H 63/38 20060101AFI20230412BHJP(機械要素または単位;機械または装置の効果的機能を生じ維持するための一般的手段)
要約【課題】シフト位置を確実に設定すると共に、駆動時のガタ付きを防止し衝撃や打音の発生が少なく耐久性に優れたシフト装置を提供する。
【解決手段】トランスミッションTに搭載され、シフトレンジを変更する駆動部6と、駆動部6を駆動する第1レバー1と、第1レバー1に対して、第1レバー1の駆動方向に沿って隙間を設けつつ接続され、第1レバー1に操作力を伝達する際には、駆動方向に沿って第1レバー1と当接する第2レバー2と、第2レバー2を操作するアクチュエータ9と、を備え、第1レバー1および第2レバー2の何れか一方に設けられ、第1レバー1と第2レバー2との当接に先立って第1レバー1と第2レバー2とに当接し、第1レバー1の駆動方向と異なる方向に移動する中間部材3を備えているシフト装置S。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
トランスミッションに搭載され、シフトレンジを変更する駆動部と、
前記駆動部を駆動する第1レバーと、
前記第1レバーに対して、前記第1レバーの駆動方向に沿って隙間を設けつつ接続され、前記第1レバーに操作力を伝達する際には、前記駆動方向に沿って前記第1レバーと当接する第2レバーと、
前記第2レバーを操作するアクチュエータと、を備え、
前記第1レバーおよび前記第2レバーの何れか一方に設けられ、前記第1レバーと前記第2レバーとの当接に先立って前記第1レバーと前記第2レバーとに当接し、前記第1レバーの駆動方向と異なる方向に移動する中間部材を備えているシフト装置。
続きを表示(約 480 文字)【請求項2】
前記第1レバーおよび前記第2レバーのうち、前記中間部材が設けられていないレバーに、前記中間部材が当接する傾斜面が形成してある請求項1に記載のシフト装置。
【請求項3】
前記中間部材が、前記中間部材が設けられたレバーに対してスライドするスライド部を備え、前記スライド部に、前記中間部材のスライド移動に抵抗する緩衝部材が備えられている請求項2に記載のシフト装置。
【請求項4】
前記緩衝部材がバネである請求項3に記載のシフト装置。
【請求項5】
前記中間部材が設けられたレバーと前記スライド部との間に第2緩衝部材が設けられ、前記スライド部が前記中間部材の作用によってスライドする前の基準位置にあるとき、前記緩衝部材により、前記中間部材が設けられたレバーに対して前記スライド部が付勢当接される請求項4に記載のシフト装置。
【請求項6】
前記スライド部が、前記スライド部の急激なスライド移動を抑制するショックアブソーバを備えている請求項3から5の何れか一項に記載のシフト装置。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、例えばアクチュエータによって駆動されるトランスミッションに搭載され、アクチュエータの駆動力をトランスミッションに伝達するシフト装置に関する。
続きを表示(約 1,600 文字)【背景技術】
【0002】
従来、このようなシフト装置としては例えば特許文献1に示すものがある(〔0004〕~〔0009〕および図3乃至図5参照)。
【0003】
一般に、車両のシフトバイワイヤシステム等において、回転式アクチュエータを用いてトランスミッションのシフト操作を行う場合、シフト位置を安定化させるディテントスプリングにより付勢される係止部のディテントレバーに対する係止位置と、アクチュエータの出力軸の停止位置との関係を適切に設定する必要がある。
【0004】
実際のトランスミッションでは、係止部の位置は変化せず、ディテントレバーの谷の位置が係止部に一致するようにディテントレバーが回転する。しかし、ここではディテントレバーと係止部の相対的な動きを判り易くするため、ディテントレバーが固定され、ディテントレバーの山谷形状に沿って係止部が動くという表現で説明する。
【0005】
例えば、ディテントレバーに対する係止部は、ディテントスプリングのスプリング力によりディテントレバーの谷位置に吸い込まれようとする。この吸い込み範囲は、アクチュエータの被駆動トルクが大きくなると狭くなる。つまり、係止部が谷位置に移動しようとする場合に、被駆動トルクの大きなアクチュエータの出力軸は回転し難く、係止部が谷位置に落ちないことがある。よって、係止部を確実に谷位置に設定するためには、アクチュエータの出力軸を高い精度で停止制御する必要が生じる。一方、ディテントスプリングのトルクを高めることも考えられるが、その場合には、アクチュエータ駆動のための要求トルクが高くなり、アクチュエータの体格が増大するなど好ましくない。
【0006】
特許文献1のシフト装置においては、アクチュエータと、アクチュエータの回転軸に設けられた減速機構と、減速機構に接続される出力軸とを備えている。減速機構には、回転軸に設けられるドライブギヤと、これと歯合するよう出力軸に設けられたドリブンギヤとが備えられている。従来技術のシフト装置では、シフト位置の設定に関する上記問題を解決するために、ドリブンギヤを出力軸に対してガタ嵌合させている。
【0007】
このガタ嵌合によってアクチュエータの被駆動トルクが低減され、係止部の吸込み範囲が広がるため、出力軸位置の停止制御精度を緩和することができる。また、ディテントスプリングのトルクを低減することができ、アクチュエータの要求トルクの低減、シフトレンジ切り替え時のアクチュエータ側、ディテント側への負荷低減を図ることができるとのことである。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0008】
特開2020-46004号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0009】
シフト位置を安定化させるためにディテントレバーと係止部を備える場合、シフトレンジの切り替えに際してレバーの山形状で発生する回転トルクに抗ってディテントレバーを回転させる必要がある。その後、係止部がディテントレバーの山を乗り越えると、ディテントスプリングのトルクによって係止部が加速し、ドリブンギヤと出力軸とのガタが急激に詰まって衝撃および打音が発生する。
【0010】
このような衝撃等の発生は一回のシフト操作につき、ドリブンギヤが出力軸の歯車の一方面に当接する際と、上記山を乗り越えてドリブンギヤが歯車の反対面に当接する際との二回生じることとなる。このうち、特に、山を乗り越えた後の衝撃等が大きい。よって、公知文献1のシフト装置では、衝撃及び打音の発生によってユーザーが不快感を覚える等の不都合が生じる。
(【0011】以降は省略されています)

特許ウォッチbot のツイートを見る
この特許をJ-PlatPatで参照する

関連特許

個人
配管固定金具
1か月前
個人
脚装置
1か月前
個人
ポール制振装置
2か月前
個人
チェーン
3か月前
個人
家具
15日前
個人
ジャイロの軸受装置
15日前
個人
締結具
3か月前
個人
管と容器の断熱装置
3か月前
株式会社ミクニ
弁装置
1か月前
マフレン株式会社
自動給脂器
27日前
株式会社フジキン
開度固定器
3か月前
日東精工株式会社
シールねじ
2か月前
カヤバ株式会社
緩衝器
1か月前
株式会社ミクニ
弁装置
1か月前
株式会社ジェイテクト
玉軸受
2か月前
株式会社ミクニ
弁装置
1か月前
日星電気株式会社
多層チューブ
1か月前
株式会社テイエルブイ
熱応動弁
1か月前
株式会社不二工機
電磁弁
1か月前
株式会社ナジコ
自在継手
6日前
個人
圧入成形物の製造法
15日前
株式会社奥村組
制振機構
2か月前
イワブチ株式会社
締結具
2か月前
株式会社奥村組
制振機構
2か月前
コクヨ株式会社
固定部材
3か月前
株式会社不二工機
電動弁
21日前
株式会社ミクニ
比例制御弁
3か月前
株式会社伊藤製作所
連結具
21日前
株式会社エステック
減速機
15日前
株式会社ジェイテクト
転がり軸受
3か月前
日本精工株式会社
転動装置
2か月前
明正工業株式会社
ねじ部材
2か月前
株式会社テイエルブイ
複座弁装置
1か月前
個人
穴なしナットと芯なしボルト
2か月前
株式会社トヨックス
可撓管
3か月前
株式会社コスメック
位置決め装置
3か月前
続きを見る