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公開番号2023050563
公報種別公開特許公報(A)
公開日2023-04-11
出願番号2021160730
出願日2021-09-30
発明の名称錠装置
出願人株式会社LIXIL
代理人個人,個人,個人
主分類E05B 9/08 20060101AFI20230404BHJP(錠;鍵;窓または戸の付属品;金庫)
要約【課題】コスト低減に寄与し取り付け作業性が良好な錠装置を提供する。
【解決手段】ハンドルを回転可能に支持する上台座と上台座の軸方向の一方側に位置する下台座と上台座と下台座との間に位置するスペーサとスペーサの向き及び第1方向のスペーサの位置の少なくとも一方が異なる複数の調整位置のそれぞれでスペーサを位置決め可能な位置決め部を備える。上台座は軸方向の一方側に凹部及び凸部の少なくとも一方を有し、下台座は軸方向の他方側に凹部及び凸部の少なくとも一方を有し、上台座及び下台座の少なくとも一方は軸方向のスペーサの向き及び軸方向と直交する方向のスペーサの位置の少なくとも一方が異なる複数の調整位置のそれぞれでスペーサを位置決め可能な位置決め部の一部を有する。係合部と下台座との軸方向の最大寸法は、複数の調整位置のそれぞれで位置決め部が位置決めしたときにスペーサが上台座及び下台座に接する位置に応じて互いに異なる。
【選択図】図2
特許請求の範囲【請求項1】
係合部を有し、軸を中心として回転するハンドルと、
前記ハンドルに対して、前記軸が延びる軸方向の一方側に位置し、前記ハンドルを回転可能に支持する上台座と、
前記上台座の前記軸方向の一方側に位置する下台座と、
前記軸方向について前記上台座と前記下台座との間に位置するスペーサと、
前記軸方向の前記スペーサの向き及び前記軸方向と直交する第1方向の前記スペーサの位置の少なくとも一方が異なる複数の調整位置のそれぞれで前記スペーサを位置決め可能な位置決め部と、
を備え、
前記上台座は、前記軸方向の一方側に凹部及び凸部の少なくとも一方を有し、
前記下台座は、前記軸方向の他方側に凹部及び凸部の少なくとも一方を有し、
前記上台座及び前記下台座の少なくとも一方は、前記軸方向の前記スペーサの向き及び前記軸方向と直交する方向の前記スペーサの位置の少なくとも一方が異なる複数の前記調整位置のそれぞれで前記スペーサを位置決め可能な前記位置決め部の一部を有し、
前記係合部と前記下台座との前記軸方向の最大寸法は、複数の前記調整位置のそれぞれで前記位置決め部が位置決めしたときに前記スペーサが前記上台座及び前記下台座に接する位置に応じて互いに異なる、錠装置。
続きを表示(約 2,100 文字)【請求項2】
前記位置決め部は、
前記第1方向に沿って離れて並び前記スペーサを前記軸方向に貫通し、前記第1方向の一方側に位置する第1嵌合孔及び前記第1方向の他方側に位置する第2嵌合孔と、
前記スペーサにおける前記第1方向の一方側の端部に設けられた第1切欠部及び記第1方向の他方側の端部に設けられた第2切欠部と、
前記上台座及び前記下台座の一方に前記スペーサに向けて突出して設けられ、前記第1嵌合孔及び第2嵌合のいずれかに嵌合する第1突起、前記第1突起よりも前記第1方向の一方側に位置する第2突起及び前記第1突起よりも前記第1方向の他方側に位置する第3突起と、
を有し、
前記スペーサの第1面が前記軸方向の一方側に向き、前記第1突起が前記第1嵌合孔に嵌合した第1位置に前記スペーサが位置したときに、前記第2突起は前記第1切欠部に係合し、前記第3突起は前記スペーサと非接触となり、
前記第1面が前記軸方向の一方側に向き、前記第1突起が前記第2嵌合孔に嵌合した第2位置に前記スペーサが位置したときに、前記第2突起は前記スペーサと非接触となり、前記第3突起は前記第2切欠部に係合し、
前記第1面が前記軸方向の他方側に向き、前記第1突起が前記第2嵌合孔に嵌合した第3位置に前記スペーサが位置したときに、前記第2突起は前記第2切欠部に係合し、前記第3突起は前記スペーサと非接触となり、
前記第1面が前記軸方向の他方側に向き、前記第1突起が前記第1嵌合孔に嵌合した第4位置に前記スペーサが位置したときに、前記第2突起は前記スペーサと非接触となり、前記第3突起は前記第1切欠部に係合する、
請求項1に記載の錠装置。
【請求項3】
前記上台座は、前記軸方向の一方側に向く下面から凹み前記第1方向に延びる溝部を有し、
前記下台座は、
前記軸方向の他方側に向く上面において、前記溝部と対向して前記溝部の幅寸法よりも短い幅寸法で前記軸方向の他方側に突出する凸部と、
前記凸部の前記第1方向の他方側に間隔をあけて配置され前記軸方向に貫通する第1貫通孔と、
を有し、
前記スペーサは、
前記軸方向に貫通する第2貫通孔と、
前記第1面から前記軸方向に突出する第1支持突起と、
前記第1面とは逆側の第2面から前記軸方向に突出する第2支持突起と、
を有し、
前記スペーサが前記第1位置に位置したときに、
前記第2貫通孔には前記凸部が挿入され、
前記第1支持突起は前記第1貫通孔に挿入され、
前記第1面は前記上面に接し、
前記第2支持突起は前記溝部に挿入され、
前記第2面は前記下面に接する、
請求項2に記載の錠装置。
【請求項4】
前記スペーサが前記第2位置に位置したときに、
前記第1支持突起は前記上面に接し、
前記第1面は前記凸部に接し、
前記第2支持突起は前記溝部に挿入され、
前記第2面は前記下面に接する、
請求項3に記載の錠装置。
【請求項5】
前記スペーサが前記第3位置に位置したときに、
前記第1支持突起は前記下面に接し、
前記第2面は前記凸部に接し、
前記第2支持突起は前記上面に接する、
請求項3または4に記載の錠装置。
【請求項6】
前記スペーサが前記第4位置に位置したときに、
前記第1支持突起は前記下面に接し、
前記第2支持突起は前記凸部に接する、
請求項3から5のいずれか一項に記載の錠装置。
【請求項7】
前記下台座は、前記軸方向に貫通し前記上面に開口する開口部を有し、
前記スペーサは、前記第1位置、前記第2位置、前記第3位置及び前記第4位置に位置したときに前記開口部と対向するそれぞれの位置に、前記スペーサが前記第1位置、前記第2位置、前記第3位置及び前記第4位置に位置したときに前記最大寸法の変化量を示す文字が配置されている、
請求項3から6のいずれか一項に記載の錠装置。
【請求項8】
前記下台座は、前記軸方向の他方側に向く面に、前記開口部を介して示される前記変化量を用いて前記最大寸法が算出される数式の文字が配置されている、
請求項7に記載の錠装置。
【請求項9】
前記下台座は、
前記軸方向と直交して配置された底壁と、
前記底壁の側縁から前記軸方向の他方側に延びる側壁と、
を有し、
前記側壁は、前記上台座及び前記スペーサを外側から囲っている、
請求項1から8のいずれか一項に記載の錠装置。
【請求項10】
前記下台座の前記軸方向の一方側に選択的に配置される第2スペーサを有する、
請求項1から9のいずれか一項に記載の錠装置。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本開示は、錠装置に関する。
続きを表示(約 2,400 文字)【背景技術】
【0002】
係合部を有するハンドルを回動して開閉操作を行うクレセント錠及びグレモン錠等の錠装置がある。特許文献1には、錠装置としてクレセント錠が開示されている。錠装置は、台座部を介して障子に取り付けられている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2007-070826号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
既存の錠装置を交換する際に、交換可能で他種の錠装置を用いる場合、障子への取付面から係合部までの寸法を調整する必要がある。従来では、厚さの異なる複数枚の調整用プレートを準備し、調整寸法に応じて組み合わせたプレートを錠装置の台座部と障子との間に挿入している。
【0005】
調整用プレートを複数枚要することから、コストが増加するという問題が生じる。複数枚の調整用プレートを組み合わせる作業は繁雑であり、錠装置の取り付け作業性が悪いという問題が生じる。
【0006】
本開示は、以上のような点を考慮してなされたもので、コスト低減に寄与し取り付け作業性が良好な錠装置を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本開示の第1の態様に従えば、係合部を有し、軸を中心として回転するハンドルと、前記ハンドルに対して、前記軸が延びる軸方向の一方側に位置し、前記ハンドルを回転可能に支持する上台座と、前記上台座の前記軸方向の一方側に位置する下台座と、前記軸方向について前記上台座と前記下台座との間に位置するスペーサと、前記軸方向の前記スペーサの向き及び前記軸方向と直交する第1方向の前記スペーサの位置の少なくとも一方が異なる複数の調整位置のそれぞれで前記スペーサを位置決め可能な位置決め部と、を備え、前記上台座は、前記軸方向の一方側に凹部及び凸部の少なくとも一方を有し、前記下台座は、前記軸方向の他方側に凹部及び凸部の少なくとも一方を有し、前記上台座及び前記下台座の少なくとも一方は、前記軸方向の前記スペーサの向き及び前記軸方向と直交する方向の前記スペーサの位置の少なくとも一方が異なる複数の調整位置のそれぞれで前記スペーサを位置決め可能な位置決め部の一部を有し、前記係合部と前記下台座との前記軸方向の最大寸法は、複数の前記調整位置のそれぞれで前記位置決め部が位置決めしたときに前記スペーサが前記上台座及び前記下台座に接する位置に応じて互いに異なる、錠装置である。
【図面の簡単な説明】
【0008】
本開示の錠装置が召し合わせ框に取り付けられた正面図である。
本開示の錠装置を示す分解斜視図である。
上台座を下側から見た図である。
下台座を上側から見た図である。
上台座と下台座が接合したときの図4におけるA-A断面図である。
上台座と下台座が接合したときの図4におけるB-B断面図である。
下台座を下側から見た図である。
第1の向きのスペーサにおける第1面を下側から見た図である。
第1の向きのスペーサにおける第2面を上側から見た図である。
スペーサが下台座に対して第1位置に位置決めされた図である。
スペーサが下台座に対して第2位置に位置決めされた図である。
スペーサが下台座に対して第3位置に位置決めされた図である。
スペーサが下台座に対して第4位置に位置決めされた図である。
図10におけるE-E断面図である。
図10におけるC-C断面図である。
図10におけるD-D断面図である。
図10におけるF-F断面図である。
第1位置のスペーサが用いられたときの変化量表記部及び数式表示部を示す図である。
第2位置のスペーサが用いられたときの変化量表記部及び数式表示部を示す図である。
第3位置のスペーサが用いられたときの変化量表記部及び数式表示部を示す図である。
第4位置のスペーサが用いられたときの変化量表記部及び数式表示部を示す図である。
図11におけるG-G断面図である。
図11におけるH-H断面図である。
図12におけるJ-J断面図である。
図12におけるL-L断面図である。
図12におけるM-M断面図である。
図12におけるK-K断面図である。
図13におけるN-N断面図である。
図13におけるP-P断面図である。
第1位置のスペーサが用いられたときの第2数式表示部を示す図である。
第2位置のスペーサが用いられたときの第2数式表示部を示す図である。
第3位置のスペーサが用いられたときの第2数式表示部を示す図である。
第4位置のスペーサが用いられたときの第2数式表示部を示す図である。
【発明を実施するための形態】
【0009】
以下、本開示の錠装置の実施の形態を、図1から図29を参照して説明する。以下の実施形態は、本開示の一態様を示すものであり、この開示を限定するものではなく、本開示の技術的思想の範囲内で任意に変更可能である。以下の図面においては、各構成をわかりやすくするために、実際の構造と各構造における縮尺や数等を異ならせている。
【0010】
図1に示すように、錠装置1は、サッシにおける内障子の召し合わせ框2に取り付けられる。錠装置1は、二つの取付ねじ3を用い召し合わせ框2に対してねじ止めしたときに固定される。錠装置1は、クレセント錠である。
(【0011】以降は省略されています)

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