TOP特許意匠商標
特許ウォッチ Twitter
公開番号2023049734
公報種別公開特許公報(A)
公開日2023-04-10
出願番号2021159663
出願日2021-09-29
発明の名称電子キーシステム
出願人株式会社SUBARU
代理人個人,個人
主分類E05B 49/00 20060101AFI20230403BHJP(錠;鍵;窓または戸の付属品;金庫)
要約【課題】ユーザの利便性を損なうことなく十分なセキュリティを確保する。
【解決手段】本発明に係る電子キーシステムは、一又は複数のプロセッサに、携帯機から出力されるキー情報が登録キー情報に適合すること、ユーザの前記携帯機に対する動作が登録第1動作情報に適合すること、及び前記動作が登録第2動作情報に適合することの全てを満たすことを条件として、ドアユニットの解錠を許可する複合認証処理と、前記ドアユニットが施錠されてから設定時間が経過するまでの間、又は前記ドアユニットが施錠されてから認証通知エリア外に前記携帯機が位置するまでの間において、前記キー情報が前記登録キー情報に適合することを条件として前記ドアユニットの解錠を許可する簡易認証処理と、を実行させる。
【選択図】図6
特許請求の範囲【請求項1】
施錠対象に設けられたドアユニットと、
前記施錠対象に設けられた設置機と、
認証通知エリアにおいて前記設置機と通信可能とされユーザが保持可能な携帯機と、
一又は複数のプロセッサと、
前記一又は複数のプロセッサによって実行されるプログラムが記憶された記憶媒体と、を備え、
前記プログラムは一又は複数の命令を含み、
前記命令は、前記一又は複数のプロセッサに、
前記携帯機から出力されるキー情報があらかじめ登録された登録キー情報に適合すること、ユーザの動作があらかじめ登録された登録第1動作情報に適合すること、及び前記動作があらかじめ登録された登録第2動作情報に適合することの全てを満たすことを条件として、前記ドアユニットの解錠を許可する複合認証処理と、
前記ドアユニットが施錠されてからあらかじめ設定された設定時間が経過するまでの間、又は前記ドアユニットが施錠されてから前記認証通知エリア外に前記携帯機が位置するまでの間において、前記キー情報が前記登録キー情報に適合することを条件として前記ドアユニットの解錠を許可する簡易認証処理と、を実行させる
電子キーシステム。
続きを表示(約 700 文字)【請求項2】
前記命令は、前記一又は複数のプロセッサに、
前記携帯機が前記認証通知エリアの一部である施錠対象近傍エリア内に位置するときに前記施錠対象が施錠された場合に前記簡易認証処理を実行させる
請求項1に記載の電子キーシステム。
【請求項3】
前記一又は複数のプロセッサは、
前記携帯機が前記認証通知エリア内に位置する場合に通知情報を前記携帯機に出力させる機能を有し、
前記命令は、前記一又は複数のプロセッサに、
前記認証通知エリア内に位置する前記携帯機の動きが検出されない状態が所定時間経過した場合には、前記携帯機が前記通知情報を出力しない非通知モードに切り替えられるように制御するモード切替処理を実行させる
請求項1又は請求項2に記載の電子キーシステム。
【請求項4】
前記命令は、前記一又は複数のプロセッサに、
前記モード切替処理として、前記非通知モードにおいて前記携帯機の動きを検出した場合には、前記非通知モードを解除する処理を実行させる
請求項3に記載の電子キーシステム。
【請求項5】
前記命令は、前記一又は複数のプロセッサに、
前記複合認証処理として、前記動作が前記登録第1動作情報に適合すること、前記動作が前記登録第2動作情報に適合すること、及び前記動作があらかじめ登録された登録第3動作情報に適合することのうち、二つを満たすことを条件として前記ドアユニットの解錠を許可する処理と、を実行させる
請求項1から請求項4の何れかに記載の電子キーシステム。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、認証結果に応じて施錠対象の施錠及び解錠を制御する電子キーシステムに関する。
続きを表示(約 1,500 文字)【背景技術】
【0002】
車両のドアの施錠及び解錠を携帯機との無線通信により行う電子キーシステムが知られている。この電子キーシステムによれば、例えばユーザの保持する携帯機が車両との通信圏内にあるときには、ユーザが携帯機の操作部に対する操作を入力することなしに、ドアハンドルに触れるといった簡易な操作のみで車両の解錠及び施錠を行うことができる。
【0003】
ここで、ユーザが車両から離れたのを見計らって中継器を用いて通信圏外にある携帯機と車両の通信を成立させ不正に解錠等を行う所謂リレーアタックなどの犯罪を防止するための技術が提案されている。
【0004】
例えば特許文献1には、車両のドアの施錠及び解錠を許可する条件として携帯機への叩き動作を検出することによるユーザ認証を課すことで、リレーアタックを防止する技術が開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
特開2010-275701号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
このような電子キーシステムにおいては、上述の特許文献1に開示された技術のようなリレーアタックなどによる不正な解錠に対するセキュリティの確保はもちろんであるが、同時にユーザの解錠操作における利便性の向上もまた望まれている。
【0007】
本発明は上記事情に鑑みて為されたものであり、ユーザの利便性を向上させるとともに十分なセキュリティが確保された電子キーシステムを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0008】
本発明の一実施形態に係る電子キーシステムは、施錠対象に設けられたドアユニットと、前記施錠対象に設けられた設置機と、認証通知エリアにおいて前記設置機と通信可能とされユーザが保持可能な携帯機と、一又は複数のプロセッサと、前記一又は複数のプロセッサによって実行されるプログラムが記憶された記憶媒体と、を備え、前記プログラムは一又は複数の命令を含み、前記命令は、前記一又は複数のプロセッサに、前記携帯機から出力されるキー情報があらかじめ登録された登録キー情報に適合すること、ユーザの動作があらかじめ登録された登録第1動作情報に適合すること、及び前記動作があらかじめ登録された登録第2動作情報に適合することの全てを満たすことを条件として、前記ドアユニットの解錠を許可する複合認証処理と、前記ドアユニットが施錠されてからあらかじめ設定された設定時間が経過するまでの間、又は前記ドアユニットが施錠されてから前記認証通知エリア外に前記携帯機が位置するまでの間において、前記キー情報が前記登録キー情報に適合することを条件として前記ドアユニットの解錠を許可する簡易認証処理と、を実行させるものである。
【0009】
このように、通常は登録キー情報との適合に加えて登録第1動作情報との適合及び登録第2動作情報の適合という条件が解錠許可にあたり課されるが、ドアユニットを施錠してから設定時間が経過するまでの間、又は施錠してから認証通知エリア外に携帯機が位置するまでの間といった、ユーザが施錠対象付近にいると想定される状況においては、解錠許可にあたり登録第1動作情報との適合及び登録第2動作情報の適合という条件が課されない。
【発明の効果】
【0010】
本発明によれば、ユーザの利便性を向上させるとともに十分なセキュリティが確保された電子キーシステムを提供することができる。
【図面の簡単な説明】
(【0011】以降は省略されています)

特許ウォッチbot のツイートを見る
この特許をJ-PlatPatで参照する

関連特許

個人
トイレ用補助錠
1か月前
個人
ドアガード固定具
1か月前
三協立山株式会社
門扉
3か月前
個人
扉構造およびブース
20日前
株式会社SUBARU
車両
1か月前
株式会社白山機工
ロッカー
13日前
ナブテスコ株式会社
自動ドア
2か月前
リョービ株式会社
ドアクローザ
2か月前
株式会社ベスト
開き扉用ヒンジ
3か月前
タキゲン製造株式会社
抜差し蝶番
1か月前
株式会社コアテックシステム
車両制御方法
2か月前
株式会社ガードロック
ドア錠
1か月前
マクセル株式会社
保管装置
1か月前
スガツネ工業株式会社
引戸装置
3か月前
美和ロック株式会社
施解錠装置
2か月前
美和ロック株式会社
施解錠装置
1か月前
株式会社ユニオン
レバーハンドル
9日前
株式会社ユーシン
ラッチ解除装置
2か月前
株式会社アイシン
車両用ドア装置
9日前
株式会社ユーシン
ラッチ解除装置
2か月前
株式会社アイシン
車両用ドア装置
1か月前
株式会社アイシン
車両用ドア装置
2か月前
株式会社ユーシン
ドアラッチ装置
2か月前
オイレスECO株式会社
跳ね上げ式門扉
1か月前
株式会社ユーシン
ドアラッチ装置
7日前
株式会社ユーシン
ドアラッチ装置
7日前
美和ロック株式会社
認証システム
3か月前
コクヨ株式会社
引き違い戸及び収納装置
3か月前
株式会社ユーシン
ドアラッチ装置
3か月前
株式会社アイシン
車両用ドア装置
1か月前
株式会社ユーシン
開閉体制御装置
今日
株式会社アイシン
車両用ドア装置
15日前
三和シヤッター工業株式会社
錠装置
8日前
株式会社アイシン
車両用ドア制御装置
8日前
株式会社アイシン
車両用ドア制御装置
8日前
ニデックモビリティ株式会社
開閉体制御装置
1か月前
続きを見る