TOP特許意匠商標
特許ウォッチ Twitter
10個以上の画像は省略されています。
公開番号2023049379
公報種別公開特許公報(A)
公開日2023-04-10
出願番号2021159077
出願日2021-09-29
発明の名称乗員保護装置
出願人豊田合成株式会社
代理人個人
主分類B60R 21/214 20110101AFI20230403BHJP(車両一般)
要約【課題】膨張完了時のエアバッグが、前方移動する乗員を好適に受け止めて保護できるとともに、エアバッグをコンパクトに構成できる乗員保護装置の提供。
【解決手段】シート1に着座した乗員MPの頭部MHを含めた上半身MUを保護可能に膨張するエアバッグ30を備えて構成される乗員保護装置20。エアバッグは、着座した乗員の頭部の上方付近に配設された収納部位22から下方側へ突出する。エアバッグは、膨張完了形状を、乗員の頭部から胸部BUの前方側を覆って、前方移動する乗員を受止可能な拘束面33,34を、後面32bに設けた前側膨張部32と、前側膨張部の左右両側から後上方に延び、収納部位に連結されて支持される側面膨張部40(L,R)と、を備える形状とする。左右の側面膨張部が、下面に、シート1の背もたれ部2における乗員の左右の肩部MS後方の上面4a側に当接する支持面43a、を配設させている。
【選択図】図7
特許請求の範囲【請求項1】
シートに着座した乗員の頭部を含めた上半身を保護可能に膨張するエアバッグを備えて構成される乗員保護装置であって、
前記エアバッグが、
着座した乗員の頭部の上方付近に配設された収納部位から下方側へ突出する構成として、膨張完了形状を、
乗員の頭部から胸部の前方側を覆って、前方移動する乗員を受止可能な拘束面を、後面に設けた前側膨張部と、
該前側膨張部の左右両側から後上方に延び、前記収納部位に連結されて支持される側面膨張部と、
を備える形状とするとともに、
左右の前記側面膨張部が、下面に、前記シートの背もたれ部における乗員の左右の肩部後方の上面側に当接する支持面、を配設させて構成されていることを特徴とする乗員保護装置。
続きを表示(約 310 文字)【請求項2】
前記エアバッグの左右の前記側面膨張部が、相互の対向面に、左右方向へ移動する乗員の頭部を受止可能な頭拘束面を配設させて構成されていることを特徴とする請求項1に記載の乗員保護装置。
【請求項3】
前記エアバッグの前記収納部位が、前記シートの背もたれ部の上端近傍の後上方に、配設されていることを特徴する請求項1若しくは請求項2に記載の乗員保護装置。
【請求項4】
前記エアバッグが、膨張完了時の前記前側膨張部の上縁側を、着座状態の乗員の頭部の上下方向の中央付近の前方側に、配置させるように、配設されていることを特徴とする請求項1乃至請求項3のいずれか1項に記載の乗員保護装置。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、シートに着座した乗員の頭部を含めた上半身を保護可能に膨張するエアバッグを備えて構成される乗員保護装置に関する。
続きを表示(約 1,600 文字)【背景技術】
【0002】
従来、乗員保護装置としては、着座した乗員の前上方に、折り畳まれたエアバッグが収納され、作動時、膨張するエアバッグが、収納部位から下方に突出して、乗員の前方側に配置され、前方移動する乗員を受け止めるように構成されていた(例えば、特許文献1参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2013-71704号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかし、従来の乗員保護装置では、作動時、乗員の頭部を含めた上半身の前方側に、膨張するエアバッグが配置されて、前方移動する乗員の上半身をエアバッグが受け止めて保護できるものの、膨張完了時のエアバッグは、その前面側を乗員の前方のインストルメントパネルの後面に支持させる構成であることから、インストルメントパネルとの干渉を回避できるように、前後方向の厚さ寸法が必要となって、エアバッグの容積が大きくなり、エアバッグをコンパクトに構成できなかった。
【0005】
本発明は、上述の課題を解決するものであり、膨張完了時のエアバッグが、前方移動する乗員を好適に受け止めて保護できるとともに、エアバッグをコンパクトに構成できる乗員保護装置を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明に係る乗員保護装置は、シートに着座した乗員の頭部を含めた上半身を保護可能に膨張するエアバッグを備えて構成される乗員保護装置であって、
前記エアバッグが、
着座した乗員の頭部の上方付近に配設された収納部位から下方側へ突出する構成として、膨張完了形状を、
乗員の頭部から胸部の前方側を覆って、前方移動する乗員を受止可能な拘束面を、後面に設けた前側膨張部と、
該前側膨張部の左右両側から後上方に延び、前記収納部位に連結されて支持される側面膨張部と、
を備える形状とするとともに、
左右の前記側面膨張部が、下面に、前記シートの背もたれ部における乗員の左右の肩部後方の上面側に当接する支持面、を配設させて構成されていることを特徴とする。
【0007】
本発明に係る乗員保護装置では、作動時、エアバッグが膨張を完了させれば、前側膨張部が、着座している乗員の頭部から胸部の前方側に配置されることから、前方移動する乗員は、前傾しつつ前側膨張部の後面側の拘束面に受止められる。その際、前側膨張部を保持する左右の側面膨張部は、上方側を収納部位側に連結支持された状態として、下面側の支持面を、シートの背もたれ部の上面に当接させて、支持されることから、安定して前側膨張部を保持できる。そのため、左右の側面膨張部に保持された前側膨張部は、前下方向に移動せず、安定して、前傾しつつ前方移動する乗員の上半身を受け止めて保護できる。そして、膨張を完了させたエアバッグは、上方から見て、前方側の前側膨張部の左右両側から側面膨張部を後方へ延ばした略U字状として、中央に空間部位を設けた構成であり、容量を少なくできて、コンパクトに構成することができる。
【0008】
したがって、本発明に係る乗員保護装置では、膨張完了時のエアバッグが、前方移動する乗員を好適に受け止めて保護できるとともに、エアバッグをコンパクトに構成することができる。
【0009】
そして、本発明に係る乗員保護装置では、前記エアバッグの左右の前記側面膨張部が、相互の対向面に、左右方向へ移動する乗員の頭部を受止可能な頭拘束面を配設させて構成されていることが望ましい。
【0010】
このような構成では、乗員が左右に移動しても、膨張完了時のエアバッグの左右の側面膨張部が、頭拘束面により、クッション性良く、頭部を受け止めて保護することができる。
(【0011】以降は省略されています)

この特許をJ-PlatPatで参照する

関連特許

豊田合成株式会社
照明装置
15日前
豊田合成株式会社
照明装置
9日前
豊田合成株式会社
ハンドル
2日前
豊田合成株式会社
照明装置
16日前
豊田合成株式会社
重量測定装置
8日前
豊田合成株式会社
車載照明装置
1日前
豊田合成株式会社
リッド組付構造
17日前
豊田合成株式会社
車両の外部構造
17日前
豊田合成株式会社
車載ホルダ装置
8日前
豊田合成株式会社
車両の外部構造
8日前
豊田合成株式会社
車両の音出力装置
16日前
豊田合成株式会社
車両用リッド装置
17日前
豊田合成株式会社
車両用リッド装置
17日前
豊田合成株式会社
車両の音出力装置
1日前
豊田合成株式会社
車両用空調ダクト装置
16日前
豊田合成株式会社
車両の温度調節システム
16日前
豊田合成株式会社
エアバッグカバー及びエアバッグ装置
16日前
豊田合成株式会社
映像表示システム、および映像表示システムを備える車両
8日前
豊田合成株式会社
車両用電池ケースおよび車両用電池ケースのアッパケース
1日前
個人
スーパーEV
1か月前
個人
骨組み型熱交換器
1日前
個人
揺動照射照明装置
3か月前
株式会社コーワ
清掃装置
3か月前
個人
自動車暴走抑制装置
8日前
日本精機株式会社
表示装置
3か月前
日本精機株式会社
表示装置
3か月前
日本精機株式会社
表示装置
2か月前
株式会社リアル
荷物台
4か月前
東レ株式会社
フロントグリル
8日前
個人
ワイパーアームリフト装置
3か月前
個人
断熱構造体とその製造方法
2か月前
日本精機株式会社
表示システム
4か月前
株式会社SUBARU
車両
18日前
井関農機株式会社
作業車両
2か月前
株式会社SUBARU
車両
3か月前
井関農機株式会社
作業車両
1か月前
続きを見る