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公開番号2023048884
公報種別公開特許公報(A)
公開日2023-04-07
出願番号2021158459
出願日2021-09-28
発明の名称乗員保護装置
出願人豊田合成株式会社
代理人個人
主分類B60R 21/207 20060101AFI20230331BHJP(車両一般)
要約【課題】シートベルトを装着してシートに着座した乗員を、シートベルトとエアバッグとによって円滑に保護可能な乗員保護装置を提供すること。
【解決手段】シートベルト15を装着してシート3に着座した乗員MPを保護するための乗員保護装置S。シートベルトと、シートに収納されるエアバッグ35と、を備える。シートベルトが、乗員の上半身MUを拘束するショルダーベルト17と乗員の腰部MWを拘束するラップベルト18と、を備える。エアバッグが、内部に膨張用ガスを流入させて前方に向かって突出するように膨張して、膨張完了時に、乗員のショルダーベルトの上端17a側の位置する側方を、頭部MHから上半身にかけて覆うような構成とされるとともに、膨張完了時の前端側から凹ませるように形成されて、ショルダーベルトの上端側の領域を挿通可能なスリット部55を、備える。
【選択図】図7
特許請求の範囲【請求項1】
シートベルトを装着してシートに着座した乗員を保護するための乗員保護装置であって、
前記シートベルトと、前記シートに折り畳まれて収納されるエアバッグと、を備える構成とされ、
前記シートベルトが、装着時に、上下方向に対して傾斜するように配置されて前記乗員の上半身を拘束するショルダーベルトと、該ショルダーベルトから連なって左右方向に略沿うように配置されて前記乗員の腰部を拘束するラップベルトと、を備える三点拘束式として、構成され、
前記エアバッグが、内部に膨張用ガスを流入させて前方に向かって突出するように膨張して、膨張完了時に、前記乗員の少なくとも前記ショルダーベルトの上端側の位置する側方を、頭部から上半身にかけて覆うような構成とされるとともに、膨張完了時の前端側から凹ませるように形成されて、前記ショルダーベルトの上端側の領域を挿通可能なスリット部を、備える構成とされていることを特徴とする乗員保護装置。
続きを表示(約 360 文字)【請求項2】
前記シートベルトが、前記シートの車外側の車体側にリトラクタを配設させて、前記ショルダーベルトを、前記シートの車外側側方における背もたれ部の上端よりも上方となる位置から繰り出し可能に、構成されていることを特徴とする請求項1に記載の乗員保護装置。
【請求項3】
前記エアバッグが、膨張完了時に、前記乗員の左右方向側の両側方を、頭頂部を含めて連続的に覆い可能に、構成されていることを特徴とする請求項1または2に記載の乗員保護装置。
【請求項4】
前記エアバッグが、膨張完了時における前記スリット部の凹みの先端を、少なくとも前記シートの背もたれ部における背もたれ面と略同等となる位置に配置させるように、構成されていることを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項に記載の乗員保護装置。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、シートベルトを装着してシートに着座した乗員を保護するための乗員保護装置に関する。
続きを表示(約 1,900 文字)【背景技術】
【0002】
従来、乗員保護装置としては、シートに着座した乗員の両側方を、頭頂部を含めて囲むように、エアバッグを膨張させる構成のものがあった(例えば、特許文献1,2参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
米国特許第10112570号明細書
国際公開第2018/114723号
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、従来の乗員保護装置では、シートに着座した乗員を拘束するためのシートベルトに関しては、何ら記載されていなかった。
【0005】
本発明は、上述の課題を解決するものであり、シートベルトを装着してシートに着座した乗員を、シートベルトとエアバッグとによって円滑に保護可能な乗員保護装置を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明に係る乗員保護装置は、シートベルトを装着してシートに着座した乗員を保護するための乗員保護装置であって、
シートベルトと、シートに折り畳まれて収納されるエアバッグと、を備える構成とされ、
シートベルトが、装着時に、上下方向に対して傾斜するように配置されて乗員の上半身を拘束するショルダーベルトと、ショルダーベルトから連なって左右方向に略沿うように配置されて乗員の腰部を拘束するラップベルトと、を備える三点拘束式として、構成され、
エアバッグが、内部に膨張用ガスを流入させて前方に向かって突出するように膨張して、膨張完了時に、乗員の少なくともショルダーベルトの上端側の位置する側方を、頭部から上半身にかけて覆うような構成とされるとともに、膨張完了時の前端側から凹ませるように形成されて、ショルダーベルトの上端側の領域を挿通可能なスリット部を、備える構成とされていることを特徴とする。
【0007】
本発明の乗員保護装置では、シートベルトを装着した状態の乗員の側方を覆うように、エアバッグを膨張させる構成であり、エアバッグの膨張完了時にも、シートベルトのショルダーベルトが、乗員の上半身の前方を、上下方向に対して傾斜するように斜めに交差して覆い、ラップベルトが、乗員の腰部を拘束していることから、シートベルト自体によって、乗員を的確に拘束することができ、例えば、前後方向側からの衝撃力の作用時等においては、乗員を、シートベルトによって的確に拘束することができる。また、本発明の乗員保護装置では、エアバッグが、シートベルトを装着している乗員の少なくともショルダーベルトの上端側となる側方を、頭部から上半身にかけて、覆うような構成とされていることから、側方からの衝撃力の作用時等においては、乗員を、膨張したエアバッグによって保護することができる。さらに、本発明の乗員保護装置では、エアバッグが、ショルダーベルトの上端側に対応した位置に、膨張完了時の前端側から凹ませるようにして、ショルダーベルトを挿通可能なスリット部を、有する構成である。すなわち、本発明の乗員保護装置では、シートベルトを装着済みの乗員の側方からエアバッグが突出しても、スリット部内にシートベルトのショルダーベルトにおける上端側を配置させた状態で、ショルダーベルトを押すことなく、エアバッグを、円滑に、乗員の側方で膨張を完了させることができる。
【0008】
したがって、本発明の乗員保護装置では、シートベルトを装着してシートに着座した乗員を、シートベルトとエアバッグとによって円滑に保護することができる。
【0009】
具体的には、本発明の乗員保護装置において、シートベルトを、シートの車外側の車体側にリトラクタを配設させて、ショルダーベルトをシートの車外側側方における背もたれ部の上端よりも上方となる位置から繰り出し可能な構成とすれば、エアバッグが、乗員の車外側を覆うように膨張することとなり、乗員を、車外側のパネル(ドア等)に対して、膨張を完了させたエアバッグによって保護することができて、好ましい。
【0010】
さらに、上記構成の乗員保護装置において、エアバッグを、膨張完了時に、乗員の左右方向側の両側方を頭頂部を含めて連続的に覆い可能な構成とすれば、左右の側方からの衝撃力の作用等に、左右両側方を覆うように膨張するエアバッグによって、乗員を、一層的確に保護することが可能となって、好ましい。
(【0011】以降は省略されています)

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