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公開番号2023048564
公報種別公開特許公報(A)
公開日2023-04-07
出願番号2021157961
出願日2021-09-28
発明の名称建具
出願人株式会社LIXIL
代理人個人,個人,個人,個人
主分類E05D 13/00 20060101AFI20230331BHJP(錠;鍵;窓または戸の付属品;金庫)
要約【課題】障子が下方に移動したり、障子の上桟の位置が下がったりしても、障子と上枠との係合状態を維持できるようにすることによって、枠体からの障子の外れを阻止すること。
【解決手段】建具は、上枠、下枠及び左右の縦枠を有するとともに上枠及び下枠に溝部を有する枠体と、上桟、下桟及び左右の縦框を有する框体の内側に面材を有し、上端部及び下端部が溝部に挿入されることによって上枠及び下枠に保持される障子と、上枠の下面に下方に向けて突出するように着脱可能に取り付けられ、障子が上枠から外れることを阻止する上部外れ止め部材と、を備える。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
上枠、下枠及び左右の縦枠を有するとともに前記上枠及び前記下枠に溝部を有する枠体と、
上桟、下桟及び左右の縦框を有する框体の内側に面材を有し、上端部及び下端部が前記溝部に挿入されることによって前記上枠及び前記下枠に保持される障子と、
前記上枠の下面に下方に突出するように着脱可能に取り付けられ、前記障子が前記上枠から外れることを阻止する上部外れ止め部材と、を備える、建具。
続きを表示(約 230 文字)【請求項2】
前記上枠は、前記上枠の前記下面に長孔からなる取付孔を有し、
前記上部外れ止め部材は、前記上枠の前記下面から下方に突出する外れ止め部材本体と、前記外れ止め部材本体に設けられ、前記取付孔に挿入されて長さ方向にスライドすることによって係脱可能な係止部と、を有する、請求項1に記載の建具。
【請求項3】
前記上部外れ止め部材は、前記上枠の前記下面における前記障子の室内側に取り付けられる、請求項1又は2に記載の建具。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本開示は、建具に関する。
続きを表示(約 1,600 文字)【背景技術】
【0002】
従来、上枠及び下枠に設けたレール溝に、障子の上部及び下部をケンドン式に収納して支持し、左右の縦枠では障子を支持しない建具が知られている(例えば、特許文献1参照)。この建具では、障子が地震の縦揺れによって上方に浮き上がることによって、障子が下枠から外れることを阻止するために、障子の下桟のハンドルの固定部に、下枠のレール溝内に向けて突出する外れ止め部材が設けられている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2018-184709号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
発明者は、地震による縦揺れによって障子が下枠から外れる場合以外に、枠体から障子が外れる原因についてさらに検討した。その結果、枠体の施工不良等によって下枠が撓んだ場合等に、障子が下方へ移動して障子と上枠との係合が解除され、障子が枠体から外れるおそれがあることが判明した。
【0005】
さらに、一般に、室外側から建具に照射される直射日光は、建具の下部周辺に多く差し込むため、障子の下桟が見付け方向に収縮する熱変形が起きる場合がある。また、直射日光からくる熱により下桟が軟化すると、障子に納められるガラス等の面材の重みによって下桟が撓み、障子が変形して、障子の縦寸法が小さくなる場合がある。障子の縦寸法が小さくなると、障子の上桟の位置が下がることによって、障子と枠体との係合状態が変化し、障子にガタツキが発生したり、障子が枠体から外れたりするおそれがある。
【0006】
よって、発明者は、障子が下方へ移動したり、障子の上桟の位置が下がったりしても、障子と上枠との係合状態を維持できるようにすることによって、枠体からの障子の外れを阻止する、という課題を見出した。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本開示の建具は、上枠、下枠及び左右の縦枠を有するとともに前記上枠及び前記下枠に溝部を有する枠体と、上桟、下桟及び左右の縦框を有する框体の内側に面材を有し、上端部及び下端部が前記溝部に挿入されることによって前記上枠及び前記下枠に保持される障子と、前記上枠の下面に下方に突出するように着脱可能に取り付けられ、前記障子が前記上枠から外れることを阻止する上部外れ止め部材と、を備える。
【図面の簡単な説明】
【0008】
建具を室内側から見た正面図である。
図1中のA-A線に沿う縦断面図である。
図1中のB-B線に沿う横断面図である。
建具の室内側の下部を拡大して示す斜視図である。
図3中のC部の拡大図である。
上部外れ止め部材の正面図である。
【発明を実施するための形態】
【0009】
以下、本開示の建具の実施形態について、図面を参照して詳細に説明する。本実施形態は、建具としてのFIX窓1を示している。FIX窓1は、いわゆる嵌め殺し窓であり、建物躯体の矩形の開口部100の内周に沿って設けられる額縁101の内側に取り付けられている。FIX窓1は、掃除等のために障子3が取り外される場合以外では、開口部100を開閉しない。
【0010】
図1は、FIX窓1を室内側から見た正面図である。図2,図3,図4及び図6において、X1方向はFIX窓1の室外側を示し、X2方向はFIX窓1の室内側を示す。FIX窓1の室外側の額縁101の内側には、FIX窓、引違い窓等の他の窓(図示せず)がさらに取り付けられてもよい。これによって、額縁101の内側に二重窓が構築され、断熱性及び遮音性がさらに向上する。本実施形態のFIX窓1は、既存の窓(図示せず)の室内側に後付けすることができる。
(【0011】以降は省略されています)

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