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公開番号2023048470
公報種別公開特許公報(A)
公開日2023-04-07
出願番号2021157799
出願日2021-09-28
発明の名称携帯装置
出願人アルプスアルパイン株式会社
代理人個人,個人
主分類E05B 19/00 20060101AFI20230331BHJP(錠;鍵;窓または戸の付属品;金庫)
要約【課題】メカニカルキーのロータ、および、キープレートを格納位置と完全展開位置との間の中間位置で停止させることができるようにすること。
【解決手段】携帯装置は、長尺状のキープレートの後端部を支持するロータと、ロータを格納位置から完全展開位置に回転可能に支持するケースと、ロータに対して格納位置から完全展開位置へ向けた付勢力を与える付勢手段と、操作者から操作を受け付けるリリースノブとを備え、ロータが格納位置にある状態において、リリースノブに対して押圧してスライドさせる第1操作が行われた時、ロータは格納位置から解放されて格納位置と完全展開位置との間の中間位置へと遷移し、中間位置で止まる。
【選択図】図11
特許請求の範囲【請求項1】
長尺状のキープレートの後端部を支持するロータと、
前記ロータを格納位置から完全展開位置に回転可能に支持するケースと、
前記ロータに対して前記格納位置から前記完全展開位置へ向けた付勢力を与える付勢手段と、
操作者から操作を受け付けるリリースノブと
を備え、
前記ロータが前記格納位置にある状態において、前記リリースノブに対して押圧してスライドさせる第1操作が行われた時、前記ロータは前記格納位置から解放されて前記格納位置と前記完全展開位置との間の中間位置へと遷移し、前記中間位置で止まる
ことを特徴とする携帯装置。
続きを表示(約 1,200 文字)【請求項2】
前記ロータが前記格納位置もしくは、前記中間位置にある状態において、前記リリースノブに対して押圧してスライドさせる第2操作が行われた時、前記ロータは前記格納位置から解放されて前記完全展開位置へと遷移する、もしくは、前記中間位置から解放されて前記完全展開位置へと遷移する
ことを特徴とする請求項1に記載の携帯装置。
【請求項3】
前記リリースノブは、
円柱形状を有し、当該円柱形状の外周面から半径方向に突出して設けられた規制部を有し、
前記ロータの回転中心軸において、前記ロータとともに回転可能、且つ、前記回転中心軸の軸方向にスライド可能に設けられており、
前記ケースは、
前記ロータが前記中間位置へと遷移した時、前記規制部が当接可能な位置にストッパ部を有する
ことを特徴とする請求項2に記載の携帯装置。
【請求項4】
前記第1操作は、前記リリースノブの前記規制部が、前記格納位置から解放され、かつ前記ストッパ部と当接可能な位置を越えない大きさのストロークに設定され、
前記第2操作は、前記第1操作のストロークよりも大きく、前記リリースノブの前記規制部が前記格納位置から解放され、さらに前記ストッパ部と当接しないよう前記ストッパ部を越える大きさのストロークに設定されている
ことを特徴とする請求項3に記載の携帯装置。
【請求項5】
前記ケースは、
前記ロータが前記格納位置まで遷移した時、前記規制部が嵌まり込む第1係合溝と、
前記ロータが前記中間位置まで遷移した時、前記規制部が嵌まり込む第2係合溝とを有する、
ことを特徴とする請求項3または4に記載の携帯装置。
【請求項6】
前記ストッパ部は、前記ケースから前記リリースノブが回転した際にその軌跡が形成する空間に対して前記リリースノブがスライドされる方向に突出した形状を有する
ことを特徴とする請求項3から5のいずれか一項に記載の携帯装置。
【請求項7】
前記ストッパ部は、
前記ロータが前記格納位置から前記完全展開位置へ回転する第1方向に対して垂直に設けられ、前記規制部と当接可能な第1表面と、
前記第1方向において、前記第1表面からの距離が離れるに従って前記ケースからの突出量が小さくなる傾斜を含む第2表面と、を有する
ことを特徴とする請求項3から6のいずれか一項に記載の携帯装置。
【請求項8】
前記ケースは、
前記ロータが前記中間位置へ遷移したときに、前記キープレートの長手方向と直交する方向が長手方向となる長手形状を有する
ことを特徴とする請求項1から7のいずれか一項に記載の携帯装置。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、携帯装置に関する。
続きを表示(約 2,200 文字)【背景技術】
【0002】
従来、ユーザが携帯する携帯装置からの遠隔操作により、車両ドアのロック機構を施錠および解錠できるようにした、いわゆる電子キーシステムが知られている。このような電子キーシステムに用いられる携帯装置として、例えば、ケースに対して回転収容可能且つ収容可能に設けられたメカニカルキーを備えたものがある。メカニカルキーは、主に車両のエンジンを始動させるために用いられる。
【0003】
例えば、下記特許文献1には、メカニカルキーが格納位置にあるときに、リリースノブが押下されると、トーションスプリングからの付勢力により、メカニカルキーのロータ部材を180°回転させて、メカニカルキーを完全展開位置へ自動的に回転させることが可能な、いわゆるジャックナイフ型のキーユニットが開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2017-172172号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
上記特許文献1のキーユニットは、メカニカルキーの角度をケースに対して180°回転させた状態で保持された状態で使用されることを前提とした構成を有する。しかしながら、車両のエンジンを始動させる際にメカニカルキーを差し込むキーシリンダーは、車両のステアリングコラムの側部に設けられている。そして、そのキーシリンダーの向きは、通常、車体の向きを基準とした前後方向に対して垂直に設けられている。そのため、車両の運転席に着座した操作者が従来のキーユニットに備えられたメカニカルキーを用いて車両のエンジンを始動させる時、操作者は、ケースを把持しながら手首の角度を90°曲げた状態にして捻る操作を行う必要があった。または、操作者は、車両のステアリングコラムに対して90°の角度でキーシリンダーに刺さっているキーユニットのケースを、指先のみで摘まんだ状態で捻る操作を行う必要があった。そのため、従来のキーユニットは、女性等の非力な操作者にとって操作し難かった。また、従来のキーユニットは、トーションスプリングからの付勢力により、メカニカルキーが格納位置から完全展開位置まで高速に一気に180°回転するため、メカニカルキーのロータに支持されているキープレートがケースを握っているユーザの手に勢いよく当接してしまったりする虞があった。
【課題を解決するための手段】
【0006】
一実施形態に係る携帯装置は、長尺状のキープレートの後端部を支持するロータと、ロータを格納位置から完全展開位置に回転可能に支持するケースと、ロータに対して格納位置から完全展開位置へ向けた付勢力を与える付勢手段と、操作者から操作を受け付けるリリースノブとを備え、ロータが格納位置にある状態において、リリースノブに対して押圧してスライドさせる第1操作が行われた時、ロータは格納位置から解放されて格納位置と完全展開位置との間の中間位置へと遷移し、中間位置で止まる。
【発明の効果】
【0007】
一実施形態に係る携帯装置によれば、ロータ、および、キープレートを格納位置と完全展開位置との間の中間位置で停止させることができる。そのため、ケースを把持してキープレートを捻る操作を行う時、操作者は手首の角度を曲げる必要が無い。また、そのため、キープレートを回転させる操作を行う時、回転したキープレートがケースを把持しているユーザの手に勢いよく当接してしまう虞が無くなる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
一実施形態に係る携帯装置の外観斜視図
一実施形態に係る携帯装置の構成を示す分解斜視図
一実施形態に係るメカニカルキーの構成を示す分解斜視図
一実施形態に係るメカニカルキーの構成を示す斜視断面図
図1に示す携帯装置のA-A断面線による断面図
一実施形態に係る上側ケースの裏側を表す外観斜視図
一実施形態に係る上側ケースの底面図
一実施形態に係る上側ケースの裏側の一部拡大斜視図
一実施形態に係る携帯装置の動作を説明するための図
一実施形態に係る携帯装置の動作を説明するための図
一実施形態に係る携帯装置の動作を説明するための図
一実施形態に係る携帯装置の動作を説明するための図
一実施形態に係る携帯装置の動作を説明するための図
一実施形態に係る携帯装置の動作を説明するための図
【発明を実施するための形態】
【0009】
以下、図面を参照して、一実施形態について説明する。
【0010】
(携帯装置10の概要)
図1は、一実施形態に係る携帯装置10の外観斜視図である。図1は、メカニカルキー120が開いた状態(以下、「開状態」と示す)の携帯装置10を表す。なお、以降の説明では、便宜上、図中Z軸方向(ケース100の厚さ方向)を上下方向とし、図中Y軸方向(ケース100の短手方向)を横幅方向とし、図中X軸方向(ケース100の長手方向)を前後方向とする。
(【0011】以降は省略されています)

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