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公開番号2023047215
公報種別公開特許公報(A)
公開日2023-04-05
出願番号2021156174
出願日2021-09-24
発明の名称抗がん剤組成物
出願人個人
代理人個人
主分類A61K 36/87 20060101AFI20230329BHJP(医学または獣医学;衛生学)
要約【課題】
低用量の抗がん剤でもブドウ種子催芽抽出物と組み合わせることにより、抗腫瘍効果を十分に備え、がんの抗がん剤感受性を上昇又は抗がん剤の作用を増強する、抗がん剤組成物を提供することを目的とする。
【解決手段】
ブドウ種子催芽抽出物と抗がん剤の組み合わせを含む、抗がん剤組成物を提供する。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
ブドウ種子催芽抽出物及び抗がん剤の組み合わせを含むことを特徴とする、抗がん剤組成物。
続きを表示(約 1,300 文字)【請求項2】
前記ブドウ種子催芽抽出物がブドウ種子催芽由来ポリフェノールからなる、請求項1に記載の抗がん剤組成物。
【請求項3】
前記ブドウ種子催芽抽出物が、粗製製で60重量%以上のブドウ種子催芽由来ポリフェノールからなることを特徴とする、請求項1または2に記載の抗がん剤組成物。
【請求項4】
前記抗がん剤がアポトーシス誘導によって抗腫瘍作用をもたらす抗がん剤から選択される、請求項1乃至3に記載の抗がん剤組成物。
【請求項5】
前記抗がん剤が細胞傷害性抗がん剤から選択される、請求項1乃至4に記載の抗がん剤組成物。
【請求項6】
前記抗がん剤がアントラサイクリン系抗がん剤から選択される、請求項1乃至5に記載の抗がん剤組成物。
【請求項7】
前記抗がん剤がドキソルビシンから選択される、請求項1乃至6に記載の抗がん剤組成物。
【請求項8】
前記抗がん剤の対象となるがんが乳癌から選択される、請求項1乃至7に記載の抗がん剤組成物。
【請求項9】
前記ブドウ種子催芽抽出物が、以下の(工程1)~(工程4)を含む方法によって製造される、請求項1乃至8に記載の抗がん剤組成物。
(工程1)ヨーロッパブドウ(Vitis vinifera L.)、アメリカブドウ(Vitis labrusca L.)、ヤマブドウ(Vitis coignetiae L.)、マンシュウヤマブドウ(Vitis amurensis L.)及びシラガブドウ(Vitis shiraga L.)からなる群より選択される1種以上のブドウ種子を前処理し、催芽状態にしたブドウ種子を、35℃~60℃で乾燥させる工程、
(工程2)前記工程1において乾燥させたブドウ種子を粉末化する工程、
(工程3)前記工程2で得られたブドウ種子粉末を、水、エタノール又は水とエタノールの混合溶媒のいずれかに浸漬させてブドウ種子催芽由来ポリフェノールを含む抽出画分を得る工程、
(工程4)前記工程3で得られたブドウ種子催芽由来ポリフェノールを含む抽出画分を乾燥させ粉末化する工程。
【請求項10】
前記ブドウ種子催芽抽出物が、以下の(工程1)~(工程5)を含む方法によって製造される、請求項1乃至8に記載の抗がん剤組成物。
(工程1)タンク内で30~60℃の温水にてブドウ種子を浸漬させる工程、
(工程2)適時にパイプ等により空気を送付して、前記工程1で浸漬したブドウ種子を催芽状態にする工程、
(工程3)前記工程2で催芽状態にしたブドウ種子を、前記タンク内で機械的な圧力、および破砕するために金属スクリューにより粉砕する工程、
(工程4)前記工程3で得られたブドウ種子粉末を、水、エタノール又は水とエタノールの混合溶媒のいずれかに浸漬させてブドウ種子催芽由来ポリフェノールを含む抽出画分を得る工程、
(工程5)前記工程4で得られたブドウ種子催芽由来ポリフェノールを含む抽出画分を乾燥させ粉末化する工程。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、抗がん剤組成物に係り、より詳しくは、組成物がブドウ種子催芽抽出物と抗がん剤の組み合わせを含み、抗がん剤単独よりも優れた抗腫瘍効果を備えることを特徴とする、抗がん剤組成物に関する。
続きを表示(約 1,300 文字)【背景技術】
【0002】
一般的に、がんはDNAに変異が生じ、細胞が制御不能な異常増殖を起こす異常細胞となることによって生じる。がん細胞は正常細胞よりも増殖速度が速く、かつ際限なく増殖するという特徴があり、その特徴故に、近隣の組織へ浸潤し、他臓器に転移し,臓器不全やさまざまな病的状態をひき起こす。
【0003】
多くのがん細胞は共通してアポトーシス経路に異常を持ち、細胞死から免れることで不死化する。
非特許文献1に記載されている通り、がんに生じているアポトーシス異常経路を制御することが、がん治療の一つの糸口となっており、がん細胞のみにアポトーシス等の細胞死を誘導し、がん細胞を除去することが出来る抗がん剤が強く求められている。
【0004】
がんの治療は外科的な手術、放射線治療および化学療法の3つに大きく分けられる。中でも抗がん剤を用いた治療方法である化学療法は古くから用いられており、現在でも主な治療方法の一つである。(非特許文献2参照)
【0005】
抗がん剤は、アルキル化薬、白金化合物、代謝拮抗剤、トポイソメラーゼ阻害薬、微小管阻害薬、抗生物質などの細胞傷害性抗がん剤、分子標的薬及び内分泌療法薬などに大きく分けられる。
中でも細胞傷害性抗がん剤の多くは、DNA合成や何らかのDNAの働きに作用し、細胞分裂又は細胞増殖を阻害することで、細胞を傷害するものであり、結果としてアポトーシス誘導を行い、抗腫瘍作用を示す。(非特許文献2-3参照)
【0006】
細胞傷害性抗がん剤による作用はがん細胞非特異的であり、正常な細胞のミトコンドリア機能や細胞分裂も阻害し、アポトーシスを誘導する。その特性から、代謝や分裂が盛んな正常組織及び細胞に対しても、抗がん剤が強く作用し、重大な副作用を生じることがある。
【0007】
重大な副作用を生じた場合、抗がん剤治療は継続が困難となり、抗がん剤の減量もしくは治療中止となるため、抗がん剤治療の効果(がんの縮小やがん再発リスクの低減など)が十分に得られない等の問題が生じている。
【0008】
その他にも、抗がん剤低感受性の症例及び継続的な抗がん剤投与によるがんの抗がん剤耐性獲得についても臨床上の大きな問題となっている。
【0009】
抗がん剤はその毒性故に、生涯に使用できる投与量限界が厳しく定められているものも少なくない。これを総投与量限界、生涯投与量限界と呼び、治療の継続による総投与量の増加によって、今まで使用してきた抗がん剤を使用できなくなるといった問題も発生している。
【0010】
一方で、がん患者が、抗がん剤と併用してサプリメントを摂取することは以前から行われてきた。
そのようなサプリメントの一種である、株式会社フィジカル製のカプセル製品(製品名iGS4000)はこれまでにもサプリメントとして10年以上の期間使用されてきた。前記サプリメントの主成分はブドウ種子催芽由来ポリフェノールを含む、ブドウ種子催芽抽出物である。
(【0011】以降は省略されています)

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