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公開番号2023047028
公報種別公開特許公報(A)
公開日2023-04-05
出願番号2021155919
出願日2021-09-24
発明の名称可動式ルーフキャリア
出願人個人
代理人個人
主分類B60R 9/042 20060101AFI20230329BHJP(車両一般)
要約【課題】荷物を載置可能なフレームの全体を荷物の積み下ろしに利用するのに好適な可動式ルーフキャリアを提供する。
【解決手段】可動式ルーフキャリア1は、荷物を載置可能な載置部を有する左側フレーム2L及び右側フレーム2Rを、支軸4を介して支軸周りに回動可能に連結した可動フレーム2と、ベースフレーム100上に取り付けられ、支軸4を車長方向と平行に支持した状態で可動フレーム2を支軸4とともに車幅方向の両方向にスライド移動可能に支持するスライド機構7A,7B及び7Cとを備え、スライド機構7A,7B及び7Cは、車幅方向の一方側又は他方側にて左側フレーム2L又は右側フレーム2Rが支軸4周りに下方向に旋回可能な位置へとスライド移動可能に構成されている。
【選択図】 図1
特許請求の範囲【請求項1】
車両のルーフ上に固定されたベースフレームに取り付けられる可動式ルーフキャリアであって、
荷物を載置可能な載置部を有する可動フレームと、
前記可動フレームの幅方向の所定位置に長さ方向に延材して設けられた支軸と、
前記ベースフレーム上に取り付けられ、少なくとも前記支軸を車長方向と平行に支持した状態で前記可動フレームを前記支軸とともに車幅方向にスライド移動可能に支持するスライド機構と、を備え、
前記可動フレームは、前記スライド機構に支持された前記支軸周りに回動可能に構成されており、
前記スライド機構は、車幅方向の一方側又は他方側において前記可動フレームが前記支軸周りに下方向に旋回可能な位置まで前記可動フレームをスライド移動可能となっていることを特徴とする可動式ルーフキャリア。
続きを表示(約 640 文字)【請求項2】
請求項1において、
前記可動フレームは、前記載置部を有する第1フレーム部及び第2フレーム部を、前記支軸を介して当該支軸周りに回動可能に連結した構成となっており、
前記スライド機構は、前記可動フレームを、車幅方向の両方向にスライド移動可能に構成されているとともに、車幅方向の一方側又は他方側にて前記第1フレーム部又は前記第2フレーム部が前記支軸周りに下方向に旋回可能な位置まで前記可動フレームをスライド移動可能になっていることを特徴とする可動式ルーフキャリア。
【請求項3】
請求項1又は2において、
前記ベースフレームの車幅方向外側の端部に取り付けられ、下方向へと旋回してきた前記可動フレームを所定旋回位置で受け止める傾斜面を有する旋回範囲制限手段を備えることを特徴とする可動式ルーフキャリア。
【請求項4】
請求項3において、
前記可動フレームの前記旋回範囲制限手段と対向する面側には突起部が設けられており、
前記傾斜面には、前記突起部が侵入可能な溝部と、当該溝部の底部を前記溝部の深さ方向に進退可能に弾性支持する弾性部材とが設けられていることを特徴とする可動式ルーフキャリア。
【請求項5】
請求項1乃至4のいずれか1項において、
前記可動フレームには、下方向への旋回方向とは反対方向に付勢する付勢手段が設けられていることを特徴とする可動式ルーフキャリア。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、荷物の運搬のために車両のルーフ上に取り付ける可動式ルーフキャリアに関する。
続きを表示(約 2,300 文字)【背景技術】
【0002】
従来、車両のルーフ上に固定されたベースフレーム上に取り付けられた可動フレームをガイドレールに沿って車両側方に引き出すとともに引き出した部分を、回転機構を介して下方に旋回させることで、積み荷を低い位置で降ろすことができる可動式のルーフキャリアが開示されている(特許文献1を参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2008-44581号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、特許文献1に開示のルーフキャリアは、荷物を載置するフレームの片側半分のみが可動フレームとなっているため、車両側方の一方側にしか可動フレームを引き出して下方向に旋回することができないとともに、可動しない残り半分は荷物を載せることができても引き出すことも下方向に旋回することもできない。そのため、荷物を載置可能なフレームの全体を旋回位置での荷物の積み下ろしに利用することが困難であった。
そこで、本発明は、このような従来の技術の有する未解決の課題に着目してなされたものであって、荷物を載置可能なフレームの全体を旋回位置での荷物の積み下ろしに利用するのに好適な可動式ルーフキャリアを提供することを目的としている。
【課題を解決するための手段】
【0005】
〔発明1〕 上記目的を達成するために、発明1の可動式ルーフキャリアは、車両のルーフ上に固定されたベースフレームに取り付けられる可動式ルーフキャリアであって、
荷物を載置可能な載置部を有する可動フレームと、前記可動フレームの幅方向の所定位置に長さ方向に延材して設けられた支軸と、前記ベースフレーム上に取り付けられ、少なくとも前記支軸を車長方向と平行に支持した状態で前記可動フレームを前記支軸とともに車幅方向にスライド移動可能に支持するスライド機構と、を備え、前記可動フレームは、前記スライド機構に支持された前記支軸周りに回動可能に構成されており、前記スライド機構は、車幅方向の一方側又は他方側において前記可動フレームが前記支軸周りに下方向に旋回可能な位置まで前記可動フレームをスライド移動可能となっている。
【0006】
〔発明2〕 さらに、発明2の可動式ルーフキャリアは、発明1の可動式ルーフキャリアにおいて、前記可動フレームは、前記載置部を有する第1フレーム部及び第2フレーム部を、前記支軸を介して当該支軸周りに回動可能に連結した構成となっており、前記スライド機構は、前記可動フレームを、車幅方向の両方向にスライド移動可能に構成されているとともに、車幅方向の一方側又は他方側にて前記第1フレーム部又は前記第2フレーム部が前記支軸周りに下方向に旋回可能な位置まで前記可動フレームをスライド移動可能になっている。
【0007】
〔発明3〕 さらに、発明3の可動式ルーフキャリアは、発明1又は2の可動式ルーフキャリアにおいて、前記ベースフレームの車幅方向外側の端部に取り付けられ、下方向へと旋回してきた前記可動フレームの下面を所定旋回位置で受け止める傾斜面を有する旋回範囲制限手段を備える。
〔発明4〕 さらに、発明4の可動式ルーフキャリアは、発明3の可動式ルーフキャリアにおいて、前記可動フレームの前記傾斜面と対向する面側には突起部が設けられており、
前記傾斜面には、前記突起部が侵入可能な溝部と、当該溝部の底部を前記溝部の深さ方向に進退可能に弾性支持する弾性部材とが設けられている。
【0008】
〔発明5〕 さらに、発明5の可動式ルーフキャリアは、発明1乃至4のいずれか1の可動式ルーフキャリアにおいて、前記可動フレームには、下方向への旋回方向とは反対方向に付勢する付勢手段が設けられている。
【発明の効果】
【0009】
以上説明したように、発明1の可動式ルーフキャリアによれば、可動フレームの全体を支軸とともに車幅方向の一方側又は他方側にスライド移動して、可動フレームの一部を車幅方向外側に引き出した後に支軸周りに下方向に向かって例えば全体を旋回させるように構成することで、可動フレームの全体を旋回位置での荷物の積み下ろしに利用することができる。
さらに、発明2の可動式ルーフキャリアによれば、可動フレームの全体を支軸とともに車幅方向の一方側又は他方側にスライド移動して、一方側又は他方側の第1フレーム部又は第2フレーム部を車幅方向外側に引き出した後に下方向に向かって旋回させることが可能であり、一方側と他端側とで総合的に可動フレームの全体を旋回位置での荷物の積み下ろしに利用することができる。
【0010】
さらに、発明3の可動式ルーフキャリアによれば、旋回範囲制限手段によって、下方向へと旋回してきた可動フレームを所定旋回位置で受け止めることができるので、可動フレームが旋回し過ぎて車体に衝突するといったことを防ぐことができる。
さらに、発明4の可動式ルーフキャリアによれば、下方向へと旋回してきた可動フレームの旋回範囲制限手段の傾斜面と対向する面側に設けられた突起部が、弾性支持された底部に当接しつつ溝部内へと侵入するようにしたので、可動フレームの旋回による衝撃を緩和することができる。
(【0011】以降は省略されています)

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