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公開番号2023045212
公報種別公開特許公報(A)
公開日2023-04-03
出願番号2021153482
出願日2021-09-21
発明の名称合成樹脂性廃棄物の熱処理装置
出願人個人
代理人個人,個人
主分類C08J 11/12 20060101AFI20230327BHJP(有機高分子化合物;その製造または化学的加工;それに基づく組成物)
要約【課題】簡単な機構を採用しながら結果的には外部と略完全な遮断状態を維持することができる合成樹脂性廃棄物の熱処理装置を提供する。
【解決手段】合成樹脂性廃棄物の熱処理装置は、加熱ケースと、その内部に収納した回転自在の加熱処理筒体と、加熱処理筒体の前後に設けた廃棄物投入機構部と廃棄物排出機構部と、加熱処理筒体の前後に配設した廃棄物投入口及び処理物排出口と、加熱処理筒体内部と加熱ケース内空間との間の空気流通を遮蔽する遮蔽機構部とよりなり、しかも、遮蔽機構部は、廃棄物投入口及び処理物排出口の外筒周面に一定の間隔で複数突設した環状シールド体と、加熱ケースの両端開口部近傍の内周面に同じく一定の間隔で複数突設したケース側環状シールド体と、これらの環状シールド体とケース側環状シールド体とを互違いに互いの一定間隔内に挿入して構成した密閉シールド部とより構成することとした。
【選択図】図3
特許請求の範囲【請求項1】
加熱ケースと、その内部に収納した回転自在の加熱処理筒体と、加熱処理筒体の前後に設けた廃棄物投入機構部と廃棄物排出機構部と、加熱処理筒体の前後に配設した廃棄物投入口及び処理物排出口と、加熱処理筒体内部と加熱ケース内空間との間の空気流通を遮蔽する遮蔽機構部とよりなり、
しかも、遮蔽機構部は、廃棄物投入口及び処理物排出口の外筒周面に一定の間隔で複数突設した環状シールド体と、加熱ケースの両端開口部近傍の内周面に同じく一定の間隔で複数突設したケース側環状シールド体と、これらの環状シールド体とケース側環状シールド体とを互違いに互いの一定間隔内に挿入して構成した密閉シールド部とより構成したことを特徴とする合成樹脂性廃棄物の熱処理装置。
続きを表示(約 320 文字)【請求項2】
加熱ケースの外方には二次燃焼室を配設すると共に、二次燃焼室と加熱処理筒体内部とをサイクロンを介して排ガス流路により連通したことに特徴を有する請求項1に記載の合成樹脂性廃棄物の熱処理装置。
【請求項3】
二次燃焼室と加熱処理筒体とを不活性ガス流路を介して連通したことに特徴を有する請求項に記載の合成樹脂性廃棄物の熱処理装置。
【請求項4】
加熱処理筒体の処理物排出口に面した不活性ガス流路終端近傍には不活性ガス流路パイプ内部に開閉自在の防火シャッターを設け、加熱処理筒体からの引火誘引時にのみ防火シャッターを閉塞作動可能に設けたことを特徴とする請求項3に記載の合成樹脂性廃棄物の熱処理装置。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
この発明は、合成樹脂性廃棄物の熱処理装置に関する。
続きを表示(約 1,200 文字)【背景技術】
【0002】
従来、金属部品や合成樹脂性部品を多数含んだ自動車等の完成品やペットボトル、その他の樹脂製品等のように合成樹脂素材を含んだものは使用を全うして各種素材廃棄物となると最終的には一定の廃棄物処理、例えば加熱処理を経てガス化などの可及的に残渣物として残存しないような処理がなされている。
【0003】
特に合成樹脂素材部品は加熱処理しガス化すれば残渣として処理することができるために加熱クッカーに収納して加熱処理している(例えば、特許文献1)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2019-94408号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
かかる合成樹脂系の廃棄物を加熱処理するには廃棄物のガス化を目的とするたえに処理クッカーへの廃棄物収納経路やクッカー内の密封を確実に行わなければならず、そのために加熱クッカーの回転に伴う回転支持機構の密封機構部部分や廃棄物投入部及び排出部の密閉機構部や処理ガスの排出機構部などにおける密封密閉構造を確実に構成しておかねばならない。
【0006】
しかし、実際にはいかなる綿密で複雑な機構としても処理ガスの漏れや外部空間との連通遮蔽を維持することができないものであり、合成樹脂性廃棄物の熱処理装置は可及的煩雑な機構をあえて採用するしかないというのが現実の問題であった。
【0007】
この発明では、簡単な機構を採用しながら結果的には外部と略完全な遮断状態を維持することができる合成樹脂性廃棄物の熱処理装置を提供せんとするものである。
【課題を解決するための手段】
【0008】
この発明は、加熱ケースと、その内部に収納した回転自在の加熱処理筒体と、加熱処理筒体の前後に設けた廃棄物投入機構部と廃棄物排出機構部と、加熱処理筒体の前後に配設した廃棄物投入口及び処理物排出口と、加熱処理筒体内部と加熱ケース内空間との間の空気流通を遮蔽する遮蔽機構部とよりなり、しかも、遮蔽機構部は、廃棄物投入口及び処理物排出口の外筒周面に一定の間隔で複数突設した環状シールド体と、加熱ケースの両端開口部近傍の内周面に同じく一定の間隔で複数突設したケース側環状シールド体と、これらの環状シールド体とケース側環状シールド体とを互違いに互いの一定間隔内に挿入して構成した密閉シールド部とより構成したことを特徴とする合成樹脂性廃棄物の熱処理装置に係る。
【0009】
また、加熱ケースの外方には二次燃焼室を配設すると共に、二次燃焼室と加熱処理筒体内部とをサイクロンを介して排ガス流路により連通したことに特徴を有する。
【0010】
また、二次燃焼室と加熱処理筒体とを不活性ガス流路を介して連通したことに特徴を有する。
(【0011】以降は省略されています)

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