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公開番号2023044923
公報種別公開特許公報(A)
公開日2023-04-03
出願番号2021153042
出願日2021-09-21
発明の名称包装箱
出願人凸版印刷株式会社
代理人
主分類B65D 75/58 20060101AFI20230327BHJP(運搬;包装;貯蔵;薄板状または線条材料の取扱い)
要約【課題】包装箱本体と、この包装箱本体に接着された接着シートとから成る包装箱であって、開封した後手を離しても十分に広い開口を維持できる包装箱を提供すること。
【解決手段】包装箱本体10が天面板11と正面板12とを有し、これら天面板と正面板とに跨って開口する開口領域10αが設けられており、この開口領域が天面板の全切り線10aと破断予定線10bとで囲まれて構成されており、破断予定線が、全切り線の一方の端部又はその近傍から出発し、前記境界線を越えて正面板に延び、次に再度境界線を越えて前記天面板に延びて、前記全切り線の他方の端部又はその近傍に至るものであり、一方、前記接着シート20が前記開口領域を囲んで接着されていると共に、前記全切り線に重なる位置から前記開口領域に向けて、包装箱本体から自由な非接着領域を有しており、この非接着領域の幅を5mm以上で、その長さを前記全切り線の長さ以上とする。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
包装箱本体と、この包装箱本体に接着された接着シートとから成る包装箱において、
包装箱本体が天面板とこれに隣接する正面板とを有し、これら天面板と正面板とに跨って開口する開口領域が設けられており、
この開口領域が包装箱本体を貫通する全切り線と破断予定線とで囲まれて構成されており、
前記全切り線が前記天面板に設けられており、しかも、この全切り線が前記天面板と正面板との間の境界線に平行に延びており、
一方、前記接着シートが前記開口領域を囲んで包装箱本体の外面に接着されていると共に、前記全切り線に重なる位置から前記開口領域に向けて、包装箱本体から自由な非接着領域を有しており、この非接着領域の幅が5mm以上で、その長さが前記全切り線の長さ以上であることを有することを特徴とする包装箱。
続きを表示(約 480 文字)【請求項2】
前記破断予定線が、前記全切り線の一方の端部又はその近傍から出発し、前記境界線を越えて正面板に延び、次に再度境界線を越えて前記天面板に延びて、前記全切り線の他方の端部又はその近傍に至るものであることを特徴とする請求項1に記載の包装箱。
【請求項3】
前記接着シートが再接着可能な粘着剤層を有しており、この粘着剤層によって、前記包装箱本体の外面に接着されていることを特徴とする請求項1又は2に記載の包装箱。
【請求項4】
前記接着シートがその層構成中にプラスチックシートを含んでいることを特徴とする1~3のいずれかに記載の包装箱。
【請求項5】
前記包装箱本体がその層構成中に紙とプラスチックフィルムとを含んでおり、このプラスチックフィルムが前記紙の内面側に配置されていることを特徴とする請求項1~4のいずれかに記載の包装箱。
【請求項6】
前記接着シートが、その正面板側の先端に、前記包装箱本体に接着されていない摘み片を有することを特徴とする請求項1~5のいずれかに記載の包装箱。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、包装箱本体と、この包装箱本体に接着された接着シートとから成る包装箱であって、開封と封止とを繰り返すことができる包装箱に関する。
続きを表示(約 1,800 文字)【背景技術】
【0002】
例えば紙製の包装箱本体(紙箱本体)の天面板と正面板とに跨って開口する開口領域を設け、この開口領域を囲んで包装箱本体の外面に接着シートを接着させた包装箱(紙箱)は公知であり、例えば、特許文献1に記載されている。
【0003】
この紙箱においては、前記接着シートとしてプラスチックシートの上に粘着剤層を塗布形成したシートを使用して、その粘着剤層によって紙箱本体の外面に接着している。前述のように開口領域は紙箱本体の天面板と正面板とに跨って開口するように構成されており、接着シートはこの開口領域を囲んで接着されているから、この接着シートも紙箱本体の天面板と正面板とに跨って接着されている。そして、接着シートの正面板側の先端を摘まんで引き上げると、接着シートは開口領域の外側の領域では紙箱本体から剥離し、開口領域を接着したまま引き上げられ、開口領域の天面板側の端縁を回動中心として回動するように開口する。このとき、前記端縁の位置では、紙箱本体と接着シートとは一体のもののように折り曲げられる。
【0004】
なお、前述の粘着剤層は、紙箱本体から剥離した後、再度接着できる粘着剤を使用しているから、この包装箱は開封と再封とを何度も繰り返すことができる。しかも、開封した際にも、紙箱本体と接着シートとは前記開口領域の天面板側端縁で位置固定されているから、その再封に際して位置ずれを生じることもない。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
特許第3928998号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
ところで、前述のように接着シートはプラスチックシート上に粘着剤層を形成して構成されており、プラスチックシートは比較的弾性が大きいため、これを折り曲げると、元の平坦な状態に戻ろうとする力が働く。また、紙箱本体を構成する紙も繊維質であるため、これを折り曲げると、元の平坦な状態に戻ろうとする力が働く。そして、接着シートを回動して開封したときには、これらプラスチックシートと紙とが重なった状態のまま、回動中心となる開口領域の天面板側の端縁で折り曲げられているから、その後、先端を摘まんでいた手を離すと、開口領域の天面板側端縁で折り曲げられた接着シートと紙とは元の状態に戻ろうとして、開口を塞ぐように戻るのである。そして、このため、十分広く開口させることが困難であった。
【0007】
そこで、本発明は、包装箱本体と、この包装箱本体に接着された接着シートとから成る包装箱であって、開封した後手を離しても十分に広い開口を維持できる包装箱を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0008】
すなわち、請求項1に記載の発明は、包装箱本体と、この包装箱本体に接着された接着シートとから成る包装箱において、
包装箱本体が天面板とこれに隣接する正面板とを有し、これら天面板と正面板とに跨って開口する開口領域が設けられており、
この開口領域が包装箱本体を貫通する全切り線と破断予定線とで囲まれて構成されており、
前記全切り線が前記天面板に設けられており、しかも、この全切り線が前記天面板と正面板との間の境界線に平行に延びており、
一方、前記接着シートが前記開口領域を囲んで包装箱本体の外面に接着されていると共に、前記全切り線に重なる位置から前記開口領域に向けて、包装箱本体から自由な非接着領域を有しており、この非接着領域の幅が5mm以上で、その長さが前記全切り線の長さ以上であることを有することを特徴とする包装箱である。
【0009】
次に、請求項2に記載の発明は、前記破断予定線が、前記全切り線の一方の端部又はその近傍から出発し、前記境界線を越えて正面板に延び、次に再度境界線を越えて前記天面板に延びて、前記全切り線の他方の端部又はその近傍に至るものであることを特徴とする請求項1に記載の包装箱である。
【0010】
次に、請求項3に記載の発明は、前記接着シートが再接着可能な粘着剤層を有しており、この粘着剤層によって、前記包装箱本体の外面に接着されていることを特徴とする請求項1又は2に記載の包装箱である。
(【0011】以降は省略されています)

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