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公開番号2023044639
公報種別公開特許公報(A)
公開日2023-03-30
出願番号2022131579
出願日2022-08-22
発明の名称処理システム
出願人株式会社リコー
代理人
主分類G03G 15/00 20060101AFI20230323BHJP(写真;映画;光波以外の波を使用する類似技術;電子写真;ホログラフイ)
要約【課題】パージ先を選択する操作の頻度を低減することが可能な処理システムを提供する。
【解決手段】
対象物に所望の処理を施す処理部を有する処理装置と、前記対象物を前記処理装置に供給する供給装置と、前記処理装置が送り出す前記対象物を排出する排出装置とを備える処理システムであって、前記排出装置は、該排出装置内を移動する前記対象物の排出が可能な排出装置パージ部を備えるとともに、前記処理システムは、前記処理システム内でジャムを起こした対象物が発生した際に、前記ジャムを起こした対象物の上流および下流に位置する他の対象物の排出を許可するかを前記排出装置パージ部に対して設定する排出先設定手段と、前記対象物のジャムを検知した場合に、前記他の対象物を、前記排出先設定手段によって設定された前記排出装置パージ部に排出する搬送制御手段とを有する。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
対象物に所望の処理を施す処理部を有する処理装置と、
前記対象物を前記処理装置に供給する供給装置と、
前記処理装置が送り出す前記対象物を排出する排出装置と、
を備える処理システムであって、
前記排出装置は、該排出装置内を移動する前記対象物の排出が可能な排出装置パージ部を備えるとともに、
前記処理システムは、
前記処理システム内でジャムを起こした対象物が発生した際に、前記ジャムを起こした対象物の上流および下流に位置する他の対象物の排出を許可するかを前記排出装置パージ部に対して設定する排出先設定手段と、
前記対象物のジャムを検知した場合に、前記他の対象物を、前記排出先設定手段によって設定された前記排出装置パージ部に排出する搬送制御手段と
を有することを特徴とする処理システム。
続きを表示(約 1,000 文字)【請求項2】
前記処理装置は、該処理装置内を移動する前記対象物の排出が可能な処理装置パージ部を備えることを特徴とする請求項1記載の処理システム。
【請求項3】
前記処理装置の後段に複数の排出装置を備えるとともに、前記複数の排出装置のそれぞれに前記排出装置パージ部を備えることを特徴とする請求項1記載の処理システム。
【請求項4】
前記対象物の通常の排出先として設定した通常排出部と、該通常排出部の上流でジャムを起こした対象物との間に、搬送可能な前記他の対象物が存在する場合は、前記他の対象物を前記通常排出部に排出することを特徴とする請求項1記載の処理システム。
【請求項5】
前記通常排出部の上流でジャムを起こした対象物が、前記処理装置内でジャムを起こした対象物であることを特徴とする請求項4記載の処理システム。
【請求項6】
前記対象物の通常の排出先として設定した通常排出部と、該通常排出部の上流でジャムを起こした対象物との間に、搬送可能な前記他の対象物が存在する場合は、前記他の対象物を、前記排出先設定手段で排出を許可した前記排出装置パージ部の中で、最下流の前記排出装置パージ部に排出することを特徴とする請求項1記載の処理システム。
【請求項7】
ジャムを起こした対象物が前記処理装置内に存在するとともに、前記処理装置内に前記処理装置パージ部への搬送が可能な前記他の対象物が存在する場合は、前記他の対象物を前記処理装置パージ部に排出することを特徴とする請求項2記載の処理システム。
【請求項8】
前記他の対象物を、前記処理装置の前記処理部を経由して、前記排出装置パージ部または前記処理装置パージ部に排出する場合は、前記処理部による前記他の対象物への前記処理の実施を禁止することを特徴とする請求項1記載の処理システム。
【請求項9】
前記排出先設定手段で排出を許可した前記排出装置パージ部に対して前記他の対象物を排出できない場合は、前記他の対象物をその場に停止することを特徴とする請求項1記載の処理システム。
【請求項10】
前記排出先設定手段は、前記排出装置パージ部および前記処理装置パージ部に対して、前記他の対象物の排出の許可の設定、および排出の優先順位の設定が可能であることを特徴とする請求項1記載の処理システム。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、処理システムに関するものである。
続きを表示(約 2,500 文字)【背景技術】
【0002】
特許文献1は、操作画面を通してユーザーの操作を受け付ける操作部と、複数の排紙先へつながる経路に沿ってシートを複数の排紙先のいずれかへ搬送する搬送部と、経路を移動中のシートに画像を形成する画像形成部と、操作部が受け付けたユーザーの操作に従って複数の排紙先の中から搬送先を特定し、搬送部に当該搬送先へシートを搬送させる制御部とを備えた画像形成装置であり、制御部は、搬送部を通して経路にジャムを検出した場合、搬送部にシートの搬送を中断させると共に、操作部に、複数の排紙先の中からパージ先を選択するための選択画面を表示させて、選択画面を通してユーザーによって選択されたパージ先を受け付けさせ、操作部が選択されたパージ先を受け付けたことに応じて、経路上に停止しているシートの中から当該パージ先へ移動可能なシートを特定し、搬送部に当該シートを当該パージ先へ搬送させる画像形成装置を開示している。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0003】
特許文献1の構成では、ジャムを検出した場合、シートの搬送を中断し、ユーザーが選択画面からパージ先をその都度選択しなければ、シートをパージ先に搬送することができない。
【課題を解決するための手段】
【0004】
本発明は、対象物に所望の処理を施す処理部を有する処理装置と、前記対象物を前記処理装置に供給する供給装置と、前記処理装置が送り出す前記対象物を排出する排出装置とを備える処理システムであって、前記排出装置は、該排出装置内を移動する前記対象物の排出が可能な排出装置パージ部を備えるとともに、前記処理システムは、前記処理システム内でジャムを起こした対象物が発生した際に、前記ジャムを起こした対象物の上流および下流に位置する他の対象物の排出を許可するかを前記排出装置パージ部に対して設定する排出先設定手段と、前記対象物のジャムを検知した場合に、前記他の対象物を、前記排出先設定手段によって設定された前記排出装置パージ部に排出する搬送制御手段とを有することを特徴とする。
【発明の効果】
【0005】
本発明によれば、パージ先を選択する操作の頻度を低減することが可能な処理システムを提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【0006】
本発明の実施形態に係る処理システムの一例を示す全体概略図。
本発明の実施形態に係る処理システムの概略ブロック図。
本発明の実施形態に係る制御部の機能ブロック図。
本発明の実施形態に係る制御部のハードウェアブロック図。
本発明の実施形態に係る排出トレイに対する排出許可の設定フロー図。
本発明の実施形態に係る操作部の排出先設定画面の表示例を示す説明図。
本発明の実施形態に係る記録媒体の排出制御の一例を示すフロー図。
本発明の実施形態に係るジャム発生時の排出動作の一例を示す説明図。
本発明の実施形態に係るジャム発生時の排出動作の一例を示す説明図。
本発明の実施形態に係るジャム発生時の排出動作の一例を示す説明図。
本発明の実施形態に係るジャム発生時の排出動作の一例を示す説明図。
本発明の実施形態に係る記録媒体の排出制御の変形例を示すフロー図。
本発明の実施形態に係る記録媒体の排出制御の別の変形例を示すフロー図。
本発明の実施形態に係る処理システムの変形例を示す全体概略図。
本発明の実施形態に係るジャム発生時の排出動作の変形例を示す説明図。
本発明の実施形態に係る処理システムの変形例を示す概略ブロック図。
本発明の実施形態に係る画像形成装置の概略構成図。
【発明を実施するための形態】
【0007】
本発明の実施形態を、図面を用いて以下に説明する。
【0008】
図1は、本発明の実施形態に係る処理システムの一例を示す全体概略図である。本実施形態では処理システムとして画像形成システムを例に説明する。
【0009】
画像形成システム100は、シート供給装置5、画像形成装置4および後処理装置1、2、3を備える。画像形成装置4は画像形成部43を備え、対象物の一例であるシート状の記録媒体S(太線部)に対して所望の処理(本実施形態では画像形成処理)を施す。画像形成部43による画像形成処理は、電子写真方式、インクジェット方式、熱転写方式等、種々の画像形成方式を採用することが可能である。インクジェット方式の場合、画像形成部43は液滴を吐出する記録ヘッドを備え、記録ヘッドから記録媒体Sに液滴を吐出して画像を形成する。記録ヘッドは、記録媒体Sの搬送方向と直交する方向に走査しながら液滴を吐出するシリアル型でもよいし、記録ヘッドの位置を固定したライン型でもよい。
【0010】
また、画像形成装置4は搬送路切替ゲート42を備える。搬送路切替ゲート42は、搬送路P(破線部)に対して揺動可能であり、記録媒体Sを後処理装置3へ導く第1位置と、記録媒体Sを画像形成装置4内に設けたトレイ41へ導く第2位置とで切り替えが可能である。また、画像形成装置4は操作部44を備える。操作部44は例えばタッチパネルディスプレイからなり、カーソル、キーボード、メニュー、ウインドウ、文字または画像などの各種情報や処理結果の表示、ならびにユーザーからの入力の受け付けを行う。なお、本実施形態において操作部44は画像形成装置4のみでなく、シート供給装置5および後処理装置1、2、3を含めた画像形成システム100全体における各種情報や処理結果の表示ならびに入力を行うことが可能である。ここで、画像形成装置4は「処理装置」の一例であり、画像形成部43は「処理部」の一例である。また、トレイ41は「処理装置パージ部」の一例であり、搬送路切替ゲート42は「排出先変更部材」の一例である。
(【0011】以降は省略されています)

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