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公開番号2023043884
公報種別公開特許公報(A)
公開日2023-03-29
出願番号2022147519
出願日2022-09-16
発明の名称送信装置及び受信装置
出願人日本放送協会
代理人弁理士法人キュリーズ
主分類H04L 27/26 20060101AFI20230322BHJP(電気通信技術)
要約【課題】 パイロット信号の電力一定である所定帯域において、2以上の階層のデータキャリアシンボルが混在する場合に、パイロット信号のブースト比として適切なブースト比を用いることを可能とする送信装置及び受信装置を提供する。
【解決手段】 送信装置は、2以上の階層に属するデータキャリアシンボルの電力を調整する第1電力調整部と、周波数方向においてデータキャリアシンボルのインタリーブを実行するインタリーブ部と、データキャリアシンボルの電力に対してパイロット信号の電力を所定増幅比で増幅する第2電力調整部と、を備え、第2電力調整部は、所定帯域において、2以上の特定階層に属するデータキャリアシンボルがインタリーブによって混在する場合に、データキャリアシンボルの電力及び特定セグメントの数に基づいて、所定増幅比を設定する。
【選択図】図2
特許請求の範囲【請求項1】
2以上の階層に属するデータキャリアシンボルの電力を前記2以上の階層のそれぞれについて調整する第1電力調整部と、
周波数方向において前記データキャリアシンボルのインタリーブを実行するインタリーブ部と、
前記データキャリアシンボルの電力に対してパイロット信号の電力を所定増幅比で増幅する第2電力調整部と、を備え、
前記第2電力調整部は、前記所定増幅比が一定である所定帯域において、2以上の特定階層に属するデータキャリアシンボルが前記インタリーブによって混在する場合に、前記2以上の特定階層に属するデータキャリアシンボルの電力、及び、前記2以上の特定階層の伝送に用いる特定セグメントの数に基づいて、前記所定増幅比を設定する、送信装置。
続きを表示(約 780 文字)【請求項2】
前記所定増幅比を明示的又は暗黙的に示す情報要素を含む伝送パラメータを送信する送信部を備える、請求項1に記載の送信装置。
【請求項3】
前記所定帯域は、前記パイロット信号の配置が同じである帯域である、請求項1に記載の送信装置。
【請求項4】
前記特定階層は、1つの階層に属する2以上のサブ階層を含む、請求項1に記載の送信装置。
【請求項5】
前記特定セグメントは、1つのセグメントよりも小さい単位で定義可能なサブセグメントを含む、請求項1に記載の送信装置。
【請求項6】
データキャリアシンボルの電力に対するパイロット信号の電力の所定増幅比が一定である所定帯域において、2以上の特定階層に属する前記データキャリアシンボルがインタリーブによって混在する場合に、前記所定増幅比を明示的又は暗黙的に示す情報要素を含む伝送パラメータを受信する受信部と、
前記パイロット信号及び前記所定増幅比に基づいて、前記2以上の特定階層に含まれる少なくとも1つの特定階層に属するデータキャリアシンボルの伝搬路推定を実行する推定部と、
前記伝搬路推定の結果に基づいて、少なくとも1つの特定階層に属するデータキャリアシンボルの等化処理を実行する等化部と、を備える、受信装置。
【請求項7】
前記所定帯域は、前記パイロット信号の配置が同じである帯域である、請求項6に記載の受信装置。
【請求項8】
前記特定階層は、1つの階層に属する2以上のサブ階層を含む、請求項6に記載の受信装置。
【請求項9】
前記2以上の特定階層の伝送に用いる特定セグメントは、1つのセグメントよりも小さい単位で定義可能なサブセグメントを含む、請求項6に記載の受信装置。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、送信装置及び受信装置に関する。
続きを表示(約 1,900 文字)【背景技術】
【0002】
従来、地上デジタル放送方式として、ISDB-T(Integrated Services Digital Broadcasting-Terrestrial)方式が知られている。ISDB-Tでは、チャネルの帯域幅(例えば、6MHz)は、2以上のセグメント(例えば、13セグメント)に分割される。さらに、チャネルの帯域に含まれる一部のセグメント(例えば、1セグメント)の受信(以下、部分受信)を想定した方式(ワンセグメント方式)、チャネルの帯域に含まれる残りのセグメント(例えば、12セグメント)の受信(以下、非部分受信)を想定した方式(フルセグメント方式)が採用されている。
【0003】
一方で、地上デジタル放送の高品質化及び高機能化を目的として、ISDB-T方式の特長を継承した次世代方式(以下、地上放送高度化方式又は高度化方式)の検討が進められている。高度化方式では、チャネルの帯域幅(例えば、6MHz)は、ISDB-Tよりも多い数のセグメント(例えば、35セグメント)に分割される。高度化方式においても、部分受信(例えば、9セグメント)を想定した方式、非部分受信(26セグメント)を想定下方式が採用されている。
【0004】
さらに、高度化方式では、伝送パラメータが異なる2以上の階層(例えば、A階層、B階層、C階層)の信号を伝送可能である。A階層の信号は、移動端末による受信を想定した信号であり、部分受信帯域内で送信される。例えば、A階層で使用可能なセグメントの数は、1~9セグメントであり、A階層の伝送容量の柔軟性を高めることができる。
【0005】
このような背景下において、A階層の受信品質を向上するために、A階層のデータキャリアシンボル及びパイロット信号の電力について、他の階層(例えば、B階層)のデータキャリアシンボル及びパイロット信号の電力よりも増幅する技術が提案されている。パイロット信号を用いた伝搬路推定の精度を向上するために、パイロット信号の電力は、データキャリアシンボルの電力に対して増幅される(例えば、特許文献1)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0006】
特開2018-29336号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
発明者等は、鋭意検討の結果、部分受信帯域において、2以上の階層のデータキャリアシンボルが周波数方向においてインタリーブされる場合に、データキャリアシンボルの電力に対するパイロット信号の電力の増幅比率(以下、ブースト比)を適切に設定する必要性を見出した。
【0008】
例えば、部分受信帯域において、パイロット信号の配置が同じであるケースを想定すると、パイロット信号の電力は一定の値になるが、A階層のデータキャリアシンボル及びB階層のデータキャリアシンボルが混在し得る。このようなケースにおいて、パイロット信号の電力は、A階層のデータキャリアシンボルの電力に対して適切であっても、B階層のデータキャリアシンボルの電力に対して大きくなり過ぎる可能性がある。このようなケースにおいては、パイロット信号を用いた伝搬路推定の結果がB階層のデータキャリアシンボルの伝搬路特性から乖離して、B階層のデータキャリアシンボルの受信品質が却って低下する可能性がある。
【0009】
そこで、本発明は、上述した課題を解決するためになされたものであり、所定増幅比が一定である所定帯域において、2以上の階層のデータキャリアシンボルが混在する場合に、パイロット信号のブースト比として適切なブースト比を用いることを可能とする送信装置及び受信装置を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0010】
開示に係る送信装置は、2以上の階層に属するデータキャリアシンボルの電力を前記2以上の階層のそれぞれについて調整する第1電力調整部と、周波数方向において前記データキャリアシンボルのインタリーブを実行するインタリーブ部と、前記データキャリアシンボルの電力に対してパイロット信号の電力を所定増幅比で増幅する第2電力調整部と、を備え、前記第2電力調整部は、前記所定増幅比が一定である所定帯域において、2以上の特定階層に属するデータキャリアシンボルが前記インタリーブによって混在する場合に、前記2以上の特定階層に属するデータキャリアシンボルの電力、及び、前記2以上の特定階層の伝送に用いる特定セグメントの数に基づいて、前記所定増幅比を設定する。
(【0011】以降は省略されています)

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