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公開番号2023043318
公報種別公開特許公報(A)
公開日2023-03-29
出願番号2021150854
出願日2021-09-16
発明の名称画像形成装置
出願人株式会社リコー
代理人個人
主分類G03G 21/14 20060101AFI20230322BHJP(写真;映画;光波以外の波を使用する類似技術;電子写真;ホログラフイ)
要約【課題】検知装置によって検知パターンを正常に検知できなくなってしまう不具合を生じにくくする。
【解決手段】画像形成時に、所定の作像条件に基づいて、作像部6Y、6M、6C、6Kによって中間転写ベルト8の非画像領域Nに形成された検知パターンTPを、光学センサ95A、95Bによって検知する第1検知モードと、非画像形成時に、所定の作像条件に比べて画像濃度が高くなる作像条件に基づいて、作像部6Y、6M、6C、6Kによって中間転写ベルト8の非画像領域Nに形成された検知パターンTPを、光学センサ95A、95Bによって検知する第2検知モードと、が所定条件に基づいて切り替えられる。
【選択図】図4
特許請求の範囲【請求項1】
像担持体と、
画像形成時において所定の作像条件に基づいて前記像担持体の表面における画像領域内に所望のトナー像を形成する作像部と、
前記作像部によって前記像担持体の表面における非画像領域に形成されたトナー像としての検知パターンを検知可能な検知装置と、
を備え、
画像形成時に、前記所定の作像条件に基づいて、前記作像部によって前記像担持体の前記非画像領域に形成された前記検知パターンを、前記検知装置によって検知する第1検知モードと、
非画像形成時に、前記所定の作像条件に比べて画像濃度が高くなる作像条件に基づいて、前記作像部によって前記像担持体の前記非画像領域に形成された前記検知パターンを、前記検知装置によって検知する第2検知モードと、
が所定条件に基づいて切り替えられることを特徴とする画像形成装置。
続きを表示(約 910 文字)【請求項2】
通常時には画像形成時における所定のタイミングで前記第1検知モードが実行されて、
前記検知装置によって検知された前記検知パターンの画像濃度が所定値以上である場合には、前記第1検知モードにおいて前記検知装置によって検知された検知結果に基づいて、前記画像形成時における前記作像条件が調整されて、
前記検知装置によって検知された前記検知パターンの画像濃度が前記所定値を下回った場合には、前記第2検知モードが実行されて、前記第2検知モードにおいて前記検知装置によって検知された検知結果に基づいて、前記画像形成時における前記作像条件が調整されることを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
【請求項3】
前記像担持体は、中間転写体であって、
前記作像部は、前記中間転写体に対向するように並設された複数の感光体と、前記複数の感光体をそれぞれ帯電する複数の帯電装置と、前記複数の感光体の表面にそれぞれ潜像を形成する露光装置と、前記複数の感光体の表面にそれぞれ形成された潜像を現像する複数の現像装置と、を具備したことを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の画像形成装置。
【請求項4】
前記作像条件は、前記現像装置に供給される現像バイアス、前記現像装置に収容された現像剤のトナー濃度、前記帯電装置に供給される帯電バイアス、前記露光装置における露光量、前記露光装置における露光タイミング、のうち少なくとも1つであることを特徴とする請求項3に記載の画像形成装置。
【請求項5】
前記非画像形成時は、一連の画像形成動作が終了した後であることを特徴とする請求項1~請求項4のいずれかに記載の画像形成装置。
【請求項6】
前記検知パターンは、前記像担持体の幅方向両端の前記非画像領域にそれぞれ周方向全域にわたって間隔をあけて形成された複数の矩形パターンであって、
前記検知装置は、前記像担持体の幅方向両端の前記非画像領域にそれぞれ対向する2つの光学センサであることを特徴とする請求項1~請求項5のいずれかに記載の画像形成装置。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
この発明は、複写機、プリンタ、ファクシミリ、又は、それらの複合機等の画像形成装置に関するものである。
続きを表示(約 1,900 文字)【背景技術】
【0002】
従来から、複写機やプリンタ等の画像形成装置において、中間転写ベルトなどの像担持体の非画像領域に検知パターン(テストパターン)を形成して、その検知パターンを検知装置(TMセンサ)で検知した結果に基づいて、作像条件を調整(プロセス制御)する技術が知られている(例えば、特許文献1参照。)。
【0003】
詳しくは、特許文献1では、画像形成時(印刷中)に、画像領域に形成する画像とは別に、中間転写ベルト(像担持体)における幅方向両端の非画像領域にテストパターン(検知パターン)を形成して、そのテストパターンをTMセンサ(検知装置)で光学的に検知している。そして、TMセンサの検知結果に基づいて、露光装置の書込みタイミングやトナー濃度制御などプロセス制御をおこなっている。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
従来の画像形成装置は、像担持体の非画像領域に形成した検知パターンの画像濃度が低下してしまったときに、検知装置によって検知パターンを正常に検知できなくなってしまうことがあった。そして、そのような場合には、作像条件を適正に調整することができなかった。
【0005】
この発明は、上述のような課題を解決するためになされたもので、検知装置によって検知パターンを正常に検知できなくなってしまう不具合が生じにくい、画像形成装置を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0006】
この発明における画像形成装置は、像担持体と、画像形成時において所定の作像条件に基づいて前記像担持体の表面における画像領域内に所望のトナー像を形成する作像部と、前記作像部によって前記像担持体の表面における非画像領域に形成されたトナー像としての検知パターンを検知可能な検知装置と、を備え、画像形成時に、前記所定の作像条件に基づいて、前記作像部によって前記像担持体の前記非画像領域に形成された前記検知パターンを、前記検知装置によって検知する第1検知モードと、非画像形成時に、前記所定の作像条件に比べて画像濃度が高くなる作像条件に基づいて、前記作像部によって前記像担持体の前記非画像領域に形成された前記検知パターンを、前記検知装置によって検知する第2検知モードと、が所定条件に基づいて切り替えられるものである。
【発明の効果】
【0007】
本発明によれば、検知装置によって検知パターンを正常に検知できなくなってしまう不具合が生じにくい、画像形成装置を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
この発明の実施の形態における画像形成装置を示す全体構成図である。
作像部の一部を拡大して示す構成図である。
中間転写ベルトとその近傍とを示す概略図である。
(A)第1検知モード時に中間転写ベルトの表面に形成される画像を示す上面図と、(B)第2検知モード時に中間転写ベルトの表面に形成される画像を示す上面図と、である。
検知パターンを検知したときの光学センサの出力変化の一例を示すグラフである。
第1検知モード時の制御を示すフローチャートである。
第2検知モード時の制御を示すフローチャートである。
【発明を実施するための形態】
【0009】
以下、この発明を実施するための形態について、図面を参照して詳細に説明する。なお、各図中、同一又は相当する部分には同一の符号を付しており、その重複説明は適宜に簡略化ないし省略する。
【0010】
まず、図1及び図2にて、画像形成装置100における全体の構成・動作について説明する。
図1は画像形成装置としてのプリンタを示す構成図であり、図2はその作像部の一部を示す拡大図である。
図1に示すように、画像形成装置本体100の中央には、像担持体としての中間転写ベルト8(中間転写体)が設置されている。また、中間転写ベルト8に対向するように、各色(イエロー、マゼンタ、シアン、ブラック)に対応した作像部6Y、6M、6C、6K(感光体ドラム1Y、1M、1C、1K)が並設されている。
なお、画像形成装置本体100の外装部には、プリント動作(画像形成動作)に関わる情報が表示されたり操作をおこなったりするための操作表示パネル110(情報取得手段)が設置されている。
(【0011】以降は省略されています)

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