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公開番号2023043115
公報種別公開特許公報(A)
公開日2023-03-28
出願番号2021150664
出願日2021-09-15
発明の名称ウインドシールド
出願人日本板硝子株式会社
代理人個人
主分類B60J 1/00 20060101AFI20230320BHJP(車両一般)
要約【課題】情報取得装置による情報の取得を正確に行うことができるような発熱が可能な、ウインドシールドを提供する。
【解決手段】本発明は、光の照射及び/又は受光を行うことで車外からの情報を取得する情報取得装置が配置可能な自動車のウインドシールドであって、外側ガラス板と、前記外側ガラス板と対向配置される、内側ガラス板と、前記外側ガラス板と内側ガラス板との間に配置される中間膜と、を備え、前記中間膜は、前記情報取得装置と対向し前記光が通過する情報取得領域と対応する位置に配置された発熱層と、前記発熱層に給電するように構成された一対のバスバーと、を備え、前記発熱層は、第1方向、及び前記第1方向と直交する第2方向に延びるように形成され、前記発熱層の前記第1方向の長さは、前記第2方向の長さよりも短く形成されており、前記一対のバスバーは、前記発熱層における前記第1方向の両端部にそれぞれ配置されている。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
光の照射及び/又は受光を行うことで車外からの情報を取得する情報取得装置が配置可能な自動車のウインドシールドであって、
外側ガラス板と、
前記外側ガラス板と対向配置される、内側ガラス板と、
前記外側ガラス板と内側ガラス板との間に配置される中間膜と、
を備え、
前記中間膜は、
前記情報取得装置と対向し前記光が通過する情報取得領域と対応する位置に配置された発熱層と、
前記発熱層に給電するように構成された一対のバスバーと、
を備え、
前記発熱層は、第1方向、及び前記第1方向と直交する第2方向に延びるように形成され、
前記発熱層の前記第1方向の長さは、前記第2方向の長さよりも短く形成されており、
前記一対のバスバーは、前記発熱層における前記第1方向の両端部にそれぞれ配置されている、ウインドシールド。
続きを表示(約 730 文字)【請求項2】
前記外側ガラス板及び前記内側ガラス板の少なくとも一方に積層され、前記情報取得領域と対応する位置に開口が形成された遮蔽層をさらに備え、
前記一対のバスバーは、前記開口の外側において前記遮蔽層に覆われるように配置されている、請求項1に記載のウインドシールド。
【請求項3】
前記第1方向において、前記開口の縁部と前記バスバーとの間の距離が8mm以上である、請求項2に記載のウインドシールド。
【請求項4】
前記各バスバーの厚み及び幅をそれぞれ、t(mm),W(mm)としたとき、t/Wが0.01以下である、請求項1から3のいずれかに記載のウインドシールド。
【請求項5】
前記発熱層の厚みは、310μm以下である、請求項1から4のいずれかに記載のウインドシールド。
【請求項6】
前記発熱層は、JIS R3212で定める試験領域Aの外側に配置されている、請求項1から5のいずれかに記載のウインドシールド。
【請求項7】
前記中間膜は、前記発熱層を囲む機能性フィルムをさらに備えている、請求項1から6のいずれかに記載のウインドシールド。
【請求項8】
前記機能性フィルムと前記発熱層の厚みの差が、310μm以下である、請求項7に記載のウインドシールド。
【請求項9】
前記機能性フィルムは、光学フィルムである、請求項7または8に記載のウインドシールド。
【請求項10】
前記発熱層は、透明導電膜により形成されている、請求項1から9のいずれかに記載のウインドシールド。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、ウインドシールドに関する。
続きを表示(約 1,600 文字)【背景技術】
【0002】
近年、自動車の安全性能は飛躍的に向上しつつあり、その1つとして前方車両との衝突を回避するため、前方車両との距離及び前方車両の速度を感知し、異常接近時には、自動的にブレーキが作動する安全システムが提案されている。このようなシステムは、前方車両との距離などをレーザーレーダーやカメラを用いて計測している。レーザーレーダーやカメラは、一般的に、ウインドシールドの内側に配置され、赤外線等の光を前方に向けて照射することで、計測を行う(例えば、特許文献1)。
【0003】
上記のように、レーザーレーダーやカメラなどの測定装置は、ウインドシールドを構成するガラス板の内面側に配置され、ガラス板を介して光の照射や受光を行っている。ところが、気温の低い日や寒冷地では、ガラス板が曇ったり、凍結することがある。しかしながら、ガラス板が曇ると、測定装置から正確に光を照射できなかったり、あるいは受光できないおそれがある。これにより、車間距離などが正確に算出されない可能性もある。
【0004】
このような問題は、車間距離の測定装置に限られず、例えば、レインセンサー、ライトセンサー、光ビーコンなどの光の受光によって車外からの情報を取得する情報取得装置全般に生じうる問題である。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
特開2006-96331号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
上記問題を解決するため、光が通過する領域に、加熱線を配置することが提案されている。しかしながら、この領域では、情報取得装置による正確な情報の取得のため、十分な発熱が要求されるが、単に加熱線を配置するだけでは、要求される発熱を得ることはできない。本発明は、上記問題を解決するためになされたものであり、情報取得装置による情報の取得を正確に行うことができるような発熱が可能な、ウインドシールドを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
項1.光の照射及び/又は受光を行うことで車外からの情報を取得する情報取得装置が配置可能な自動車のウインドシールドであって、
外側ガラス板と、
前記外側ガラス板と対向配置される、内側ガラス板と、
前記外側ガラス板と内側ガラス板との間に配置される中間膜と、
を備え、
前記中間膜は、
前記情報取得装置と対向し前記光が通過する情報取得領域と対応する位置に配置された発熱層と、
前記発熱層に給電するように構成された一対のバスバーと、
を備え、
前記発熱層は、第1方向、及び前記第1方向と直交する第2方向に延びるように形成され、
前記発熱層の前記第1方向の長さは、前記第2方向の長さよりも短く形成されており、
前記一対のバスバーは、前記発熱層における前記第1方向の両端部にそれぞれ配置されている、ウインドシールド。
【0008】
項2.前記外側ガラス板及び前記内側ガラス板の少なくとも一方に積層され、前記情報取得領域と対応する位置に開口が形成された遮蔽層をさらに備え、
前記一対のバスバーは、前記開口の外側において前記遮蔽層に覆われるように配置されている、項1に記載のウインドシールド。
【0009】
項3.前記第1方向において、前記開口の縁部と前記バスバーとの間の距離が8mm以上である、項2に記載のウインドシールド。
【0010】
項4.前記各バスバーの厚み及び幅をそれぞれ、t(mm),W(mm)としたとき、t/Wが0.01以下である、項1から3のいずれかに記載のウインドシールド。
(【0011】以降は省略されています)

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