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公開番号2023042956
公報種別公開特許公報(A)
公開日2023-03-28
出願番号2021150396
出願日2021-09-15
発明の名称コネクタ及びコネクタの製造方法
出願人矢崎総業株式会社
代理人弁理士法人栄光事務所
主分類H01R 13/42 20060101AFI20230320BHJP(基本的電気素子)
要約【課題】端子の小型化及び低コストでの製造が可能なコネクタ、及びコネクタの製造方法を提供する。
【解決手段】コネクタ1は、端子10と、端子に接続される電線20と、端子及び電線を、筒状部の内部に収容保持するハウジング40と、を備える。端子10は、一端側に、電線と接続する電線接続部11を有し、他端側に、相手側端子と接続する端子接続部12を有する。電線接続部は中実円柱状に形成され、電線接続部の端面と電線の端面との接合部が、径方向に突出する突出片30を有する。ハウジング40は、筒状部の内周面43aに、突出片に係止する第1抜止片442及びリブ45(第2抜止片)を有し、第2抜止片は、第1抜止片に対して、筒状部の周方向及び軸方向にずれた位置に配置される。
【選択図】図8
特許請求の範囲【請求項1】
端子と、
前記端子に接続される電線と、
前記端子及び前記電線を、内部の筒状部に収容保持するハウジングと、を備えたコネクタであって、
前記端子は、
一端側に、前記電線と接続する電線接続部を有し、
他端側に、相手側端子と接続する端子接続部を有し、
前記電線接続部が中実円柱状に形成され、
前記電線接続部の端面と前記電線の端面との接合部が、径方向に突出する突出片を有し、
前記ハウジングは、前記筒状部の内周面に、前記突出片に係止する第1抜止片及び第2抜止片を有し、
前記第2抜止片は、前記第1抜止片に対して、前記筒状部の周方向及び軸方向にずれた位置に配置される、
コネクタ。
続きを表示(約 850 文字)【請求項2】
前記端子及び前記電線は、前記突出片が、前記軸方向における前記第1抜止片と前記第2抜止片との間に挟まれた状態で、前記ハウジングに保持される、
請求項1に記載のコネクタ。
【請求項3】
前記突出片は、前記電線接続部の端面と前記電線の端面とを熱圧接により接合する際に形成された拡大部である、
請求項1又は2に記載のコネクタ。
【請求項4】
前記ハウジングは、前記筒状部の前記内周面に、前記突出片の前記周方向への回転移動を規制する回転止部を有する、
請求項1から3のいずれか一項に記載のコネクタ。
【請求項5】
請求項1に記載のコネクタの製造方法であって、
前記ハウジングの前記筒状部に、前記端子の前記端子接続部を挿入して、前記突出片を前記第1抜止片に突き当て、
前記端子を、前記筒状部内において前記周方向に回転させて、前記突出片を、前記第1抜止片と前記第2抜止片との間に位置させる、
コネクタの製造方法。
【請求項6】
前記接合部は、前記電線接続部及び前記電線が、第1電極と、前記第1電極と嵌合可能な第2電極との間に、前記電線接続部の端面と前記電線の端面とが突き合わされて配置され、熱圧接されることにより形成され、
前記第1電極は、前記電線接続部の周囲を覆う第1電極本体と、前記第1電極本体から前記第2電極側に突出した凸部と、を有し、
前記第2電極は、前記電線の端部を覆う第2電極本体と、前記第2電極本体に設けられ前記凸部を収容可能な凹部と、を有し、
前記第1電極本体と前記第2電極本体とが当接した状態において、前記凸部の突出方向における先端面と、前記凹部の底面との間に空隙が設けられ、
前記突出片は、前記電線接続部の端部と前記電線の端部とが前記熱圧接により前記空隙内に押し広げられて、形成される、
請求項5に記載のコネクタの製造方法。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、コネクタ及びコネクタの製造方法に関する。
続きを表示(約 1,700 文字)【背景技術】
【0002】
電気接続部が円筒形状を有する端子を用いたコネクタとして、特許文献1に記載されたものがある。このコネクタは、円筒状に形成されると共に外面から突出して設けられる端子突起部を有する端子と、コネクタハウジングとを備える。コネクタハウジングは、円柱状に形成され端子を挿入可能な端子挿入孔、及び、端子が端子挿入孔に挿入された状態で端子突起部が嵌合し係止される係止凹部を有する。また、コネクタハウジングは、端子突起部が係止凹部に嵌合し係止された状態で、端子突起部と当接し端子の周方向両側への回転を規制する一対の回転規制壁面を有する。回転規制壁面は、先端を有する突起壁体の表面に形成され、コネクタハウジングは、樹脂成形によって構成され、突起壁体が樹脂の最終充填位置となる。このコネクタによれば、端子突起部が係止凹部に嵌合し係止された状態で、端子突起部と一対の回転規制壁面とが当接することで、端子の周方向両側への回転を規制できるため、端子の周方向に対するガタツキを抑制することができる。
【0003】
上記コネクタの端子は、電気接続部が、円筒状部と、円筒状部の内部に配設され、挿入方向に沿って帯状に形成された弾性接触バネとを含んで構成され、弾性接触バネと円筒状部の内周面との間に、相手方端子を挟持する。電気接続部は、弾性接触バネに突出して形成されたバネ接点を有し、バネ接点の直下に端子突起部が配置される。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2016-134224号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
しかしながら、端子筐体とバネ接点とが一体構造の場合、バネ接点の直下に端子突起部を配置できず、端子の体格が大きくなってしまう。また、端子に端子突起部を形成する必要があるため、端子の製造コストが上がってしまう。
【0006】
本発明は、上述した事情に鑑みてなされたものであり、その目的は、端子の小型化及び低コストでの製造が可能なコネクタ、及びコネクタの製造方法を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0007】
前述した目的を達成するために、本発明に係るコネクタは、下記を特徴としている。
端子と、
前記端子に接続される電線と、
前記端子及び前記電線を、内部の筒状部に収容保持するハウジングと、を備えたコネクタであって、
前記端子は、
一端側に、前記電線と接続する電線接続部を有し、
他端側に、相手側端子と接続する端子接続部を有し、
前記電線接続部が中実円柱状に形成され、
前記電線接続部の端面と前記電線の端面との接合部が、径方向に突出する突出片を有し、
前記ハウジングは、前記筒状部の内周面に、前記突出片に係止する第1抜止片及び第2抜止片を有し、
前記第2抜止片は、前記第1抜止片に対して、前記筒状部の周方向及び軸方向にずれた位置に配置される、
コネクタ。
【0008】
また、前述した目的を達成するために、本発明に係るコネクタの製造方法は、下記を特徴としている。
上記コネクタの製造方法であって、
前記ハウジングの前記筒状部に、前記端子の前記端子接続部を挿入して、前記突出片を前記第1抜止片に突き当て、
前記端子を、前記筒状部内において前記周方向に回転させて、前記突出片を、前記第1抜止片と前記第2抜止片との間に位置させる、
コネクタの製造方法。
【発明の効果】
【0009】
本発明に係るコネクタ、及びコネクタの製造方法によれば、端子の小型化及び低コストでの製造が可能となる。
【0010】
以上、本発明について簡潔に説明した。更に、以下に説明される発明を実施するための形態(以下、「実施形態」という。)を添付の図面を参照して通読することにより、本発明の詳細は更に明確化されるであろう。
【図面の簡単な説明】
(【0011】以降は省略されています)

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