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公開番号2023042921
公報種別公開特許公報(A)
公開日2023-03-28
出願番号2021150347
出願日2021-09-15
発明の名称口栓、及び包装容器
出願人凸版印刷株式会社
代理人個人,個人,個人,個人
主分類B65D 5/74 20060101AFI20230320BHJP(運搬;包装;貯蔵;薄板状または線条材料の取扱い)
要約【課題】切り離されたバンド部を円滑に落下させる。
【解決手段】口栓は、スパウトと、キャップと、バンド部と、破断部とを備える。スパウトは、側壁と、外ネジと、フランジと、側壁から外方に向けて突出するノッチと、を有する。キャップは、天板と、周壁と、外ネジと螺合する内ネジと、を有する。バンド部は、円筒状のバンド本体と、バンド本体の下端部から天板に向かって傾斜して延びており、ノッチに当接することによってキャップがスパウトから離れることを規制するフラップと、を有する。破断部は、キャップをスパウトから取り外したときにバンド部とキャップとが切り離されるように、バンド本体と周壁とを接続する破断部と、を備える。バンド部の下端と、フランジのうちのバンド部の下端と対向する部分との間には隙間が設けられている。フラップは、スパウトと離れた状態でノッチの下方に配置されている。
【選択図】図3
特許請求の範囲【請求項1】
円筒状の側壁と、前記側壁の外周面に設けられた外ネジと、前記側壁の一端側に設けられたフランジと、前記側壁から外方に向けて突出するように形成されたノッチと、を有するスパウトと、
天板と、前記天板の外周縁に接続された周壁と、前記周壁の内周面に設けられ、前記外ネジと螺合する内ネジと、を有するキャップと、
円筒状のバンド本体と、前記バンド本体の下端部から前記天板に向かって傾斜して延びており、前記ノッチに当接することによって前記キャップが前記スパウトから離れることを規制するフラップと、を有するバンド部と、
前記キャップを前記スパウトから取り外したときに前記バンド部と前記キャップとが切り離されるように、前記バンド本体と前記周壁の一端とを接続する破断部と、を備え、
前記バンド部の下端と、前記フランジのうちの前記バンド部の下端と対向する部分との間には隙間が設けられており、
前記フラップは、前記スパウトと離れた状態で前記ノッチの下方に配置されている、口栓。
続きを表示(約 1,200 文字)【請求項2】
前記キャップの中心軸を含む縦断面において、前記フラップと前記スパウトの前記側壁との間の前記キャップの中心軸に直交する方向における距離d1が、0.3mm~0.7mmである、請求項1に記載の口栓。
【請求項3】
前記キャップの中心軸を含む縦断面において、前記ノッチの最も外側に位置する点Aと、前記フラップの最も内側に位置する点Bとの間の前記キャップの中心軸に直交する方向における距離d2が、0.5mm~0.9mmである、請求項1又は2に記載の口栓。
【請求項4】
前記キャップの中心軸を含む縦断面において、前記側壁のうちの前記ノッチよりも下方に位置する部分の前記キャップの中心軸に直交する方向に沿った幅wbが、1.0mm~1.4mmである、請求項1~3のいずれか一項に記載の口栓。
【請求項5】
前記キャップの中心軸を含む縦断面において、前記側壁のうちの前記ノッチよりも下方に位置する部分と前記ノッチの最も外側に位置する点Aとの間の前記キャップの中心軸に直交する方向における距離xbは、前記側壁のうちの前記ノッチよりも上方に位置する部分と前記ノッチの最も外側に位置する点Aとの間の前記キャップの中心軸に直交する方向における距離xaよりも大きい、請求項1~4のいずれか一項に記載の口栓。
【請求項6】
前記距離xaに対する前記距離xbの比が、1.5以上である、請求項5に記載の口栓。
【請求項7】
前記距離xbは、1.0mm~1.4mmである、請求項5又は6に記載の口栓。
【請求項8】
前記ノッチは、前記キャップの中心軸に沿って延びる側面を形成する突出部分と、前記突出部分の下面から、前記側壁の外周面に対して傾斜して延びる傾斜面とを含む、請求項1~7のいずれか一項に記載の口栓。
【請求項9】
前記フラップは、前記バンド本体の下端部に接続され、下方に向かって湾曲するように形成された基端部と、前記基端部に接続され、前記天板に向かって延びるように形成された傾斜部とを含み、
前記キャップの中心軸を含む縦断面において、前記基端部の上面の曲率半径が、0.55mm~0.75mmである、請求項1~8のいずれか一項に記載の口栓。
【請求項10】
前記フラップは、前記バンド本体の下端部に接続され、下方に向かって湾曲するように形成された基端部と、前記基端部に接続され、前記天板に向かって延びるように形成された傾斜部とを含み、
前記キャップの中心軸を含む縦断面において、前記キャップの中心軸に直交する方向に対する、前記傾斜部のうちの前記キャップの中心軸を向く側面の傾斜角の最小値が、50°以上である、請求項1~8のいずれか一項に記載の口栓。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本開示は、口栓、及び包装容器に関する。
続きを表示(約 1,800 文字)【背景技術】
【0002】
特許文献1には、タンパーエビデント機能を強化したボトルのノズル構造が開示されている。特許文献2には、蓋本体と金属薄板製内蓋と上蓋との組合せから構成される複合容器蓋が開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2005-112357号公報
実開平3-11649号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
本開示は、切り離されたバンド部が円滑に落下し得る口栓、及び包装容器を提供する。
【課題を解決するための手段】
【0005】
本開示の一側面に係る口栓は、スパウトと、キャップと、バンド部と、破断部とを備える。スパウトは、円筒状の側壁と、側壁の外周面に設けられた外ネジと、側壁の一端側に設けられたフランジと、側壁から外方に向けて突出するように形成されたノッチと、を有する。キャップは、天板と、天板の外周縁に接続された周壁と、周壁の内周面に設けられ、外ネジと螺合する内ネジと、を有する。バンド部は、円筒状のバンド本体と、バンド本体の下端部から天板に向かって傾斜して延びており、ノッチに当接することによってキャップがスパウトから離れることを規制するフラップと、を有する。破断部は、キャップをスパウトから取り外したときにバンド部とキャップとが切り離されるように、バンド本体と周壁の一端とを接続する破断部と、を備える。バンド部の下端と、フランジのうちのバンド部の下端と対向する部分との間には隙間が設けられている。フラップは、スパウトと離れた状態でノッチの下方に配置されている。
【0006】
フラップにおいてスパウトに向かって倒れようとする復元力が生じる場合があり、その復元力に起因してフラップがスパウトを挟み込むことによって、キャップを取り外した際に、バンド部が下に落下しない可能性がある。上記口栓では、フラップが、スパウトと離れた状態で配置されているので、キャップを取り外した際に、フラップがスパウトに接触し難い。従って、上記口栓では、切り離されたバンド部が円滑に落下し得る。
【0007】
キャップの中心軸を含む縦断面において、フラップとスパウトの側壁との間のキャップの中心軸に直交する方向における距離d1が、0.3mm~0.7mmであってもよい。距離d1が0.3mm以上であることで、フラップとスパウトとの間の接触をより確実に避けることができる。また、距離d1が0.7mm以下であることで、キャップを取り外す際にフラップの先端がノッチに引っ掛からない可能性を低減でき、フラップの機能をより確実に発揮することができる。
【0008】
キャップの中心軸を含む縦断面において、ノッチの最も外側に位置する点Aと、フラップの最も内側に位置する点Bとの間のキャップの中心軸に直交する方向における距離d2が、0.5mm~0.9mmであってもよい。距離d2が0.5mm以上であることで、キャップを取り外す際にフラップの先端がノッチに引っ掛からない可能性を低減でき、フラップの機能をより確実に発揮することができる。また、距離d2が0.9mm以下であることで、フラップとスパウトとの間の接触をより確実に避けることができる。
【0009】
キャップの中心軸を含む縦断面において、側壁のうちのノッチよりも下方に位置する部分のキャップの中心軸に直交する方向に沿った幅wbが、1.0mm~1.4mmであってもよい。幅wbが1.0mm以上であることで、スパウトの強度を維持することができる。幅wbが1.4mm以下であることで、フラップとスパウトとの間の接触をより確実に避けることができる。
【0010】
キャップの中心軸を含む縦断面において、側壁のうちのノッチよりも下方に位置する部分とノッチの最も外側に位置する点Aとの間のキャップの中心軸に直交する方向における距離xbは、側壁のうちのノッチよりも上方に位置する部分とノッチの最も外側に位置する点Aとの間のキャップの中心軸に直交する方向における距離xaよりも大きくてもよい。この場合、フラップとスパウトとの間の接触の可能性を低減できる。
(【0011】以降は省略されています)

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