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公開番号2023042910
公報種別公開特許公報(A)
公開日2023-03-28
出願番号2021150326
出願日2021-09-15
発明の名称電子装置
出願人ローム株式会社
代理人個人
主分類H01L 23/50 20060101AFI20230320BHJP(基本的電気素子)
要約【課題】隣接するリード同士の短絡を抑制しつつ、小型化を図ることが可能な電子装置を提供する。
【解決手段】電子装置A1は、電子部品1と、電子部品1を覆う樹脂部材2と、各々が電子部品1に導通する複数のリード3と、を備える。樹脂部材2は、樹脂部材2の厚さ方向zに直交する第1方向yの一方を向く第1樹脂側面231を有する。複数のリード3は、第1樹脂側面231に沿って配置され、且つ、各々が第1樹脂側面231から露出する複数の第1側方露出部41を含む。複数の第1側方露出部41の各々は、厚さ方向zに見て第1樹脂側面231に向かって先細りした第1テーパ部410を含む。第1テーパ部410は、第1方向yにおいて第1樹脂側面231と同じ方向を向き、且つ、第1樹脂側面231と面一である第1先端面411を有する。
【選択図】図3
特許請求の範囲【請求項1】
電子部品と、
前記電子部品を覆う樹脂部材と、
各々が前記電子部品に導通する複数のリードと、
を備え、
前記樹脂部材は、当該樹脂部材の厚さ方向に直交する第1方向の一方を向く第1樹脂側面を有し、
前記複数のリードは、前記第1樹脂側面に沿って配置され、且つ、各々が前記第1樹脂側面から露出する複数の第1側方露出部を含み、
前記複数の第1側方露出部の各々は、前記厚さ方向に見て前記第1樹脂側面に向かって先細りした第1テーパ部を含み、
前記第1テーパ部は、前記第1方向において前記第1樹脂側面と同じ方向を向き、且つ、前記第1樹脂側面と面一である第1先端面を有する、
電子装置。
続きを表示(約 1,200 文字)【請求項2】
前記複数の第1側方露出部の各々において、前記第1テーパ部は、前記厚さ方向に見て前記第1先端面に繋がり、且つ、前記厚さ方向および前記第1方向に直交する第2方向の一方側に形成された第1面取り部を有する、
請求項1に記載の電子装置。
【請求項3】
前記複数の第1側方露出部の各々は、前記第1先端面と前記第1面取り部とに繋がり、前記第2方向の一方に突き出た第1突起部をさらに含む、
請求項2に記載の電子装置。
【請求項4】
前記樹脂部材は、前記第1方向において前記第1樹脂側面と反対側を向く第2樹脂側面を有し、
前記複数のリードは、前記第2樹脂側面に沿って配置され、且つ、各々が前記第2樹脂側面から露出する複数の第2側方露出部をさらに含み、
前記複数の第2側方露出部の各々は、前記厚さ方向に見て前記第2樹脂側面に向かって先細りした第2テーパ部を含み、
前記第2テーパ部は、前記第1方向において前記第2樹脂側面と同じ方向を向き、且つ、前記第2樹脂側面と面一である第2先端面を有する、
請求項2または請求項3のいずれかに記載の電子装置。
【請求項5】
前記複数の第2側方露出部の各々において、前記第2テーパ部は、前記厚さ方向に見て、前記第2先端面に繋がり、且つ、前記厚さ方向および前記第2方向の一方に形成された第2面取り部を有する、
請求項4に記載の電子装置。
【請求項6】
前記複数の第2側方露出部の各々は、前記第2先端面と前記第2面取り部とに繋がり、前記第2方向の一方に突き出た第2突起部をさらに含む、
請求項5に記載の電子装置。
【請求項7】
前記樹脂部材は、前記厚さ方向に離間する樹脂主面および樹脂裏面と、前記樹脂裏面から窪み前記第1樹脂側面に繋がる第1樹脂凹部と、前記樹脂裏面から窪み前記第2樹脂側面に繋がる第2樹脂凹部と、を有する、
請求項5または請求項6のいずれかに記載の電子装置。
【請求項8】
前記複数の第1側方露出部の各々は、前記第1樹脂凹部に繋がる第1側方凹部を含む、
請求項7に記載の電子装置。
【請求項9】
前記複数の第2側方露出部の各々は、前記第2樹脂凹部に繋がる第2側方凹部を含む、
請求項8に記載の電子装置。
【請求項10】
前記第1樹脂凹部は、前記樹脂裏面に繋がり、且つ、前記第1樹脂側面と同じ方向を向く第1壁面を有し、
前記第1テーパ部は、前記厚さ方向に見て、前記第1壁面よりも前記第1方向の前記一方に形成されている、
請求項7ないし請求項9のいずれか一項に記載の電子装置。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本開示は、電子装置に関する。
続きを表示(約 3,400 文字)【背景技術】
【0002】
従来、SONパッケージ(Small Outline Non-leaded package)やQFNパッケージ(Quad Flat Non-leaded package)などのリードレスパッケージ型の電子装置が存在する。リードレスパッケージ型の電子装置は、電子部品を封止した封止樹脂から外部接続用の端子が突出していないため、電子装置の小型化や薄型化に有利である。たとえば特許文献1には、電子部品としての半導体チップを備えたリードレスパッケージ型の半導体装置が開示されている。
【0003】
特許文献1に記載の半導体装置は、半導体チップと、複数のリードと、封止樹脂とを備えている。複数のリードは、たとえば銅からなる。複数のリードはそれぞれ、金属細線を介して半導体チップと電気的に接続され、半導体装置を電子機器などの回路基板に実装する際の上記外部接続用の端子である。封止樹脂は半導体チップを覆う。このような半導体装置の製造には、たとえばMAP(Molded Array Packaging)方式が用いられる。当該MAP方式では、リードフレーム上で複数の半導体チップを封止樹脂により一括して封止した後に、ダイシングによって半導体チップを1つずつ備えた個片に切り分ける。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2008-112961号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
上記ダイシングにおいては、たとえばブレードダイシングによる手法があり、リードフレーム(複数のリード)および封止樹脂を一括して切断する。このダイシング時に、リードフレームの材料である金属がつられて延び、リードフレーム(リード)にばり(以下「金属ばり」という)が生じることがある。このような金属ばりは、たとえば、隣接するリード同士を短絡させる可能性があり、動作不良の原因となる。そのため、従来の半導体装置(電子装置)では、金属ばりによるリード同士の短絡の抑制を目的に、隣接するリード同士の距離を適度に確保する必要があった。したがって、従来の半導体装置(電子装置)では、隣接するリード同士の距離を小さくすることが制限され、平面視における小型化が容易ではなかった。
【0006】
本開示は、上記事情に鑑みて考え出されたものであり、その目的は、隣接するリード同士の短絡を抑制しつつ、小型化を図ることが可能な電子装置を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本開示の電子装置は、電子部品と、前記電子部品を覆う樹脂部材と、各々が前記電子部品に導通する複数のリードと、を備え、前記樹脂部材は、当該樹脂部材の厚さ方向に直交する第1方向の一方を向く第1樹脂側面を有し、前記複数のリードは、前記第1樹脂側面に沿って配置され、且つ、各々が前記第1樹脂側面から露出する複数の第1側方露出部を含み、前記複数の第1側方露出部の各々は、前記厚さ方向に見て前記第1樹脂側面に向かって先細りした第1テーパ部を含み、前記第1テーパ部は、前記第1方向において前記第1樹脂側面と同じ方向を向き、且つ、前記第1樹脂側面と面一である第1先端面を有する。
【発明の効果】
【0008】
本開示の電子装置によれば、隣接するリード同士の短絡を抑制しつつ、小型化を図ることが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【0009】
図1は、第1実施形態にかかる電子装置を示す斜視図であって、底面側から見た状態を示している。
図2は、第1実施形態にかかる電子装置を示す平面図であって、樹脂部材を想像線で示している。
図3は、図2の平面図において、電子部品を想像線で示した図である。
図4は、第1実施形態にかかる電子装置を示す底面図である。
図5は、図4の一部を拡大した部分拡大図である。
図6は、図4の一部を拡大した部分拡大図である。
図7は、図4の一部を拡大した部分拡大図である。
図8は、図4の一部を拡大した部分拡大図である。
図9は、第1実施形態にかかる電子装置を示す正面図である。
図10は、第1実施形態にかかる電子装置を示す背面図である。
図11は、第1実施形態にかかる電子装置を示す右側面図である。
図12は、第1実施形態にかかる電子装置を示す左側面図である。
図13は、図3のXIII-XIII線に沿う断面図である。
図14は、図3のXIV-XIV線に沿う断面図である。
図15は、図3のXV-XV線に沿う断面図である。
図16は、図3のXVI-XVI線に沿う断面図である。
図17は、図3のXVII-XVII線に沿う断面図である。
図18は、第1実施形態にかかる電子装置の製造方法の一工程を示す底面図である。
図19は、第1実施形態にかかる電子装置の製造方法の一工程を示す底面図である。
図20は、第1実施形態にかかる電子装置の製造方法の一工程を示す断面図である。
図21は、第1実施形態にかかる電子装置の製造方法の一工程を示す底面図である。
図22は、第1実施形態にかかる電子装置の製造方法の一工程を示す底面図である。
図23は、第1実施形態にかかる電子装置の製造方法の一工程を示す断面図である。
図24は、第1実施形態にかかる電子装置の製造方法の一工程を示す底面図である。
図25は、第1実施形態にかかる電子装置の製造方法の一工程を示す断面図である。
図26は、第1実施形態の第1変形例にかかる電子装置を示す底面図である。
図27は、第1実施形態の第1変形例にかかる電子装置を示す断面図であって、図13に示す断面に対応する。
図28は、第1実施形態の第1変形例にかかる電子装置を示す断面図であって、図14に示す断面に対応する。
図29は、第1実施形態の第1変形例にかかる電子装置を示す断面図であって、図17の断面に対応する。
図30は、第1実施形態の第2変形例にかかる電子装置を示す底面図である。
図31は、第1実施形態の第3変形例にかかる電子装置を示す要部底面図である。
図32は、第1実施形態の第3変形例にかかる電子装置を示す要部底面図である。
図33は、第1実施形態の第4変形例にかかる電子装置を示す底面図である。
図34は、第1実施形態の他の変形例にかかる電子装置を示す底面図である。
図35は、第1実施形態の他の変形例にかかる電子装置を示す底面図である。
図36は、第1実施形態の他の変形例にかかる電子装置を示す底面図である。
図37は、第1実施形態の他の変形例にかかる電子装置を示す底面図である。
図38は、第1実施形態の他の変形例にかかる電子装置の第1テーパ部を示す要部底面図である。
図39は、第1実施形態の他の変形例にかかる電子装置の第1テーパ部を示す要部底面図である。
図40は、第1実施形態の他の変形例にかかる電子装置の第1テーパ部を示す要部底面図である。
図41は、第1実施形態の他の変形例にかかる電子装置の第1テーパ部を示す要部底面図である。
図42は、第2実施形態にかかる電子装置を示す平面図であって、樹脂部材を想像線で示している。
図43は、第2実施形態にかかる電子装置を示す底面図である。
図44は、第2実施形態の変形例にかかる電子装置を示す平面図であって、樹脂部材を想像線で示している。
【発明を実施するための形態】
【0010】
本開示の電子装置の好ましい実施の形態について、図面を参照して、以下に説明する。以下では、同一あるいは類似の構成要素に、同じ符号を付して、重複する説明を省略する。本開示における「第1」、「第2」、「第3」等の用語は、単にラベルとして用いたものであり、必ずしもそれらの対象物に順列を付することを意図していない。
(【0011】以降は省略されています)

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