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公開番号2023042909
公報種別公開特許公報(A)
公開日2023-03-28
出願番号2021150324
出願日2021-09-15
発明の名称自動搬送装置
出願人株式会社アマダ
代理人個人,個人,個人,個人
主分類B65G 1/00 20060101AFI20230320BHJP(運搬;包装;貯蔵;薄板状または線条材料の取扱い)
要約【課題】メンテナンスのために電源がオフにされて駆動輪にブレーキが作動している状態であっても、手動で車体を移動させることのできる自動搬送装置を提供する。
【解決手段】自動搬送装置1は、駆動輪3が接地していない状態のときに接地するキャスター13と、キャスター13を接地させて駆動輪3が接地していない状態になるまで車体を昇降させるトグルクランプ11とを備える。トグルクランプ11のレバー15を操作することによって、自動搬送装置1の車体をジャッキアップする。
【選択図】図4
特許請求の範囲【請求項1】
車体に設けられた駆動輪で走行する自動搬送装置であって、
前記駆動輪が接地していない状態のときに接地する補助車輪と、
前記補助車輪を接地させて前記駆動輪が接地していない状態になるまで前記車体を昇降させるアクチュエータと
を備えた自動搬送装置。
続きを表示(約 900 文字)【請求項2】
前記アクチュエータはレバーを操作することでシャフトを押し出すトグルクランプであり、前記トグルクランプは、前記シャフトが前記車体の下方へ押し出される向きに設置され、前記シャフトの先端に前記補助車輪を設け、前記レバーが操作されると、前記シャフトが前記車体の下方へ押し出されて前記補助車輪が接地し、前記駆動輪が接地していない状態になるまで前記車体を上昇させる請求項1に記載の自動搬送装置。
【請求項3】
前記アクチュエータは圧力によってロッドを押し出す圧力シリンダであり、前記圧力シリンダは、前記ロッドが前記車体の下方へ押し出される向きに設置され、前記ロッドの先端に前記補助車輪を設け、前記圧力シリンダに圧力が供給されると、前記ロッドが前記車体の下方へ押し出されて前記補助車輪が接地し、前記駆動輪が接地していない状態になるまで前記車体を上昇させる請求項1に記載の自動搬送装置。
【請求項4】
前記アクチュエータは、前記補助車輪が前記車体の底面より上に格納される位置に設置されている請求項2または3に記載の自動搬送装置。
【請求項5】
前記アクチュエータは棒状の支持部材を回転させる回転機構であり、前記支持部材の一端を前記車体の底面に回転可能に設置し、前記支持部材の他端に前記補助車輪を設け、前記回転機構が前記支持部材を回転させると、前記補助車輪が接地し、前記駆動輪が接地していない状態になるまで前記車体を上昇させる請求項1に記載の自動搬送装置。
【請求項6】
前記アクチュエータは、前記車体の前後方向に設けられた2つの前記駆動輪の間に設置されている請求項1~5のいずれか1項に記載の自動搬送装置。
【請求項7】
前記補助車輪は前記車体の底面に突出して設けられた回転部材であり、前記アクチュエータは前記駆動輪を昇降させる昇降機構であり、前記昇降機構が前記駆動輪を上昇させると、前記車体が下降して前記回転部材が接地し、前記駆動輪が接地していない状態になるまで前記駆動輪を上昇させる請求項1に記載の自動搬送装置。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、自動搬送装置に関する。
続きを表示(約 1,100 文字)【背景技術】
【0002】
従来、無人搬送車をメンテナンスのために手動で移動させようとしても、電源をオフにした状態では安全上の理由から法令でブレーキを作動させることが義務付けられているので、手動で車体を移動させることはできなかった。
【0003】
一方で、半導体製造などで使用されるOHT(懸垂式昇降運搬装置)について開示した特許文献1では、電源がオフにされてブレーキが作動している状態でも、メンテナンスゾーンでは搬送台車を手動で移動できるようにしていた。
【0004】
具体的に、特許文献1に開示された搬送台車では、軌道に沿って走行するために外輪と内輪を設け、通常走行時は外輪を使用して走行し、メンテナンスゾーンでは内輪のみを使用するようにしていた。外輪は電源がオフになるとブレーキが作動するが、内輪はブレーキが作動しないので、メンテナンスゾーンでは電源がオフでも手動で移動させることが可能であった。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
特開2006-15900号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
しかしながら、軌道に沿って走行する搬送台車の場合には、外輪と内輪を設けて電源がオフでも手動で移動させるようにできるが、床面を自律走行する無人搬送車では軌道がないので、上述した搬送台車の技術を適用することは困難であった。
【0007】
そのため、無人搬送車の場合には、メンテナンスのために手動で移動させようとしても、電源をオフにした状態ではブレーキが作動しているので、手動で移動させることができないという問題点があった。
【課題を解決するための手段】
【0008】
本発明の一態様に係る自動搬送装置は、車体に設けられた駆動輪で走行する自動搬送装置であって、前記駆動輪が接地していない状態のときに接地する補助車輪と、前記補助車輪を接地させて前記駆動輪が接地していない状態になるまで前記車体を昇降させるアクチュエータとを備える。
【0009】
上述した構成の自動搬送装置は、補助車輪を接地させて駆動輪が接地していない状態になるまで車体を昇降させている。これにより、電源をオフにした状態で駆動輪にブレーキが作動していたとしても補助車輪によって手動で車体を移動させることができる。
【発明の効果】
【0010】
本発明の一態様に係る自動搬送装置によれば、メンテナンスのために電源がオフにされて駆動輪にブレーキが作動している状態であっても、手動で車体を移動させることができる。
【図面の簡単な説明】
(【0011】以降は省略されています)

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