TOP特許意匠商標
特許ウォッチ Twitter
10個以上の画像は省略されています。
公開番号2023042893
公報種別公開特許公報(A)
公開日2023-03-28
出願番号2021150301
出願日2021-09-15
発明の名称画像処理装置、読取装置、画像形成装置、および特徴量検出方法
出願人株式会社リコー
代理人個人
主分類H04N 1/04 20060101AFI20230320BHJP(電気通信技術)
要約【課題】可視の読取画像の画像処理によりスキューを補正するハードウェア構成を用いて、簡易な構成で不可視の読取画像による高精度なスキュー補正を行うことを可能とする。
【解決手段】被写体の不可視画像を処理する第1の画像処理デバイスと、被写体の可視画像を処理する第2の画像処理デバイスと、第1の画像処理デバイスおよび第2の画像処理デバイスを制御する制御部と、を有し、第1の画像処理デバイスは、不可視画像から被写体画像のスキューを検出する処理を行うスキュー検出部を有し、第2の画像処理デバイスは、可視画像から被写体画像のスキューを検出する処理を行うスキュー検出部と、第1の画像処理デバイスのスキュー検出部によるスキューの検出結果または第2の画像処理デバイスのスキュー検出部によるスキューの検出結果に応じて被写体画像のスキューを補正する補正部と、を備える。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
被写体の不可視画像を処理する第1の画像処理デバイスと、
前記被写体の可視画像を処理する第2の画像処理デバイスと、
前記第1の画像処理デバイスおよび前記第2の画像処理デバイスを制御する制御部と、
を有し、
前記第1の画像処理デバイスは、
前記不可視画像から被写体画像のスキューを検出する処理を行うスキュー検出部を有し、
前記第2の画像処理デバイスは、
前記可視画像から被写体画像のスキューを検出する処理を行うスキュー検出部と、
前記第1の画像処理デバイスの前記スキュー検出部によるスキューの検出結果または前記第2の画像処理デバイスの前記スキュー検出部によるスキューの検出結果に応じて前記被写体画像のスキューを補正する補正部と、
を有する画像処理装置。
続きを表示(約 1,400 文字)【請求項2】
前記第1の画像処理デバイスは、
前記制御部から設定された前記スキューの検出を行う設定により前記不可視画像から前記被写体画像のスキューを検出する、
請求項1に記載の画像処理装置。
【請求項3】
前記第1の画像処理デバイスは、
前記スキューの検出結果を格納する格納部を有し、
前記制御部は、
前記第1の画像処理デバイスから前記検出結果の通知を受けると前記格納部からスキュー検出結果を取得し、
前記第2の画像処理デバイスの補正部は、
前記スキュー検出結果に基づき、前記可視画像から前記被写体画像のスキューを補正する、
請求項1または2に記載の画像処理装置。
【請求項4】
前記第1の画像処理デバイスは、
前記被写体の読取手段が出力する前記可視画像および前記不可視画像をそれぞれ入力する入力インターフェース部と、
前記入力インターフェース部から入力した前記可視画像および前記不可視画像をそれぞれ前記第2の画像処理デバイスの画像データパスに出力する出力インターフェース部と、
を有し、
前記出力インターフェース部は、前記可視画像および前記不可視画像にそれぞれ対応する前記画像データパスを選択して出力する出力画像選択部を有する、
請求項1乃至3のうちの何れか一項に記載の画像処理装置。
【請求項5】
前記出力画像選択部は、レジスタ部の設定に基づき前記可視画像および前記不可視画像にそれぞれ対応する前記画像データパスを選択する、
請求項4に記載の画像処理装置。
【請求項6】
前記第1の画像処理デバイスは、
スキュー検知用のパラメータを設定するレジスタ部を有し、
前記レジスタ部の設定に基づき、前記第1の画像処理デバイスのスキュー検知の機能をオンおよびオフさせる、
請求項1乃至5のうちの何れか一項に記載の画像処理装置。
【請求項7】
前記レジスタ部を前記スキュー検知の機能をオフする設定に切り替えることにより、前記第1の画像処理デバイスが搭載されたまま前記第1の画像処理デバイス内部の前記スキュー検知の機能をスルーさせる、
請求項6に記載の画像処理装置。
【請求項8】
前記第1の画像処理デバイスの着脱が可能な、請求項1に記載の画像処理装置。
【請求項9】
前記可視画像は、R版とG版とB版の3版の画像であり、前記不可視画像は、不可視の1版の画像である、
請求項1乃至8のうちの何れか一項に記載の画像処理装置。
【請求項10】
前記第2の画像処理デバイスは、
前記可視画像をメモリに書き込むメモリライト制御部と、
前記メモリに書き込まれた前記可視画像を読み出すメモリリード制御部と、
を有し、
前記メモリリード制御部は、前記第1の画像処理デバイスから前記スキュー検出結果を取得している場合は、前記メモリに書き込まれている前記可視画像の読み出しの際に、前記スキュー検出結果に基づいて前記被写体画像のスキューを補正しながら読み出しを行う、
請求項1乃至9のうちの何れか一項に記載の画像処理装置。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、画像処理装置、読取装置、画像形成装置、および特徴量検出方法に関する。
続きを表示(約 3,100 文字)【背景技術】
【0002】
従来、読取画像から原稿のエッジを検出し、検出したエッジを基に、原稿の傾きと位置を補正する画像補正技術が知られている。
【0003】
特許文献1には、スキャナで読み取った原稿画像のスキュー(傾きとも言う)を補正する技術が開示されている。特許文献2には、RGB可視光で原稿画像を読み取り、原稿面と背景版との境界にできる影を使用してスキューを補正する技術が開示されている。特許文献3には、異なる波長の光源(紫外線領域)を使用する方法が開示されている。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、RGB3版のような一般的な可視画像の画像処理によりスキューを補正するハードウェア構成に対し、近赤外の不可視画像を追加して高精度なスキュー補正を行うために画像処理デバイス全体を変更すると、非常に大きな工数とコストがかかってしまうという問題がある。
【0005】
本発明は、上記に鑑みてなされたものであって、可視の読取画像の画像処理によりスキューを補正するハードウェア構成を用いて、簡易な構成で不可視の読取画像による高精度なスキュー補正を行うことが可能な画像処理装置、読取装置、画像形成装置、および特徴量検出方法を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上述した課題を解決し、目的を達成するために、本発明の一実施形態の画像処理装置は、被写体の不可視画像を処理する第1の画像処理デバイスと、前記被写体の可視画像を処理する第2の画像処理デバイスと、前記第1の画像処理デバイスおよび前記第2の画像処理デバイスを制御する制御部と、を有し、前記第1の画像処理デバイスは、前記不可視画像から被写体画像のスキューを検出する処理を行うスキュー検出部を有し、前記第2の画像処理デバイスは、前記可視画像から被写体画像のスキューを検出する処理を行うスキュー検出部と、前記第1の画像処理デバイスの前記スキュー検出部によるスキューの検出結果または前記第2の画像処理デバイスの前記スキュー検出部によるスキューの検出結果に応じて前記被写体画像のスキューを補正する補正部と、を備えることを特徴とする。
【発明の効果】
【0007】
本発明によれば、可視の読取画像の画像処理によりスキューを補正するハードウェア構成を用いて、簡易な構成で不可視の読取画像による高精度なスキュー補正を行うことができるという効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【0008】
図1は、本実施の形態にかかる読取装置のハードウェアブロックの構成の一例を示す図である。
図2は、第1の画像処理デバイスの出力データ制御部の構成の一例を示す図である。
図3は、レジスタ部の第1の設定方法の説明図である。
図4は、レジスタ部の第2の設定方法の説明図である。
図5は、NIRスキュー検出部のハードウェアブロックの構成の一例を示す図である。
図6は、メモリリード制御部がメモリから画像データのスキューを補正しながら読み出す際のイメージ図である。
図7は、スキューの検出方法を説明する図である。
図8は、読取装置の動作フローの一例を示す図である。
図9は、第2の画像処理デバイスの動作フローの一例を示す図である。
図10は、スキュー補正を行う場合のCPUの制御フローの一例を示す図である。
図11は、画像形成装置の一例の構成を示す図である。
図12は、画像読取装置の構造を例示的に示す断面図である。
図13は、画像読取装置を構成する各部の電気的接続を示すブロック図である。
図14は、画像処理部の機能構成を示すブロック図である。
図15は、被写体の特徴量の検出にかかる媒質による分光反射特性の違いを示す図である。
図16は、紙種による可視画像と不可視画像の分光反射特性差の違いを示す図である。
図17は、特徴量抽出対象の可視成分の選択例を示す図である。
図18は、背景部を不可視光低反射部とした場合の分光反射特性の例を示す図である。
図19は、不可視光低反射部を例示的に示す図である。
図20は、被写体のエッジから得られる情報を示す図である。
図21は、エッジ検出の手法を例示的に示す図である。
図22は、エッジを利用した特徴量の例を示す図である。
図23は、回帰直線式における直線式の選択を示す図である。
図24は、サイズ検知(横方向)の例を示す図である。
図25は、第2の実施の形態にかかる画像処理部の機能構成を示すブロック図である。
図26は、エッジのOR処理について説明する図である。
図27は、可視画像と不可視画像のエッジの出方について説明する図である。
図28は、エッジの正常検出の判定例を示す図である。
図29は、エッジのOR処理の失敗例を示す図である。
図30は、複数の特性が混じったような被写体の一例を示す図である。
図31は、第3の実施の形態にかかる画像処理部の機能構成を示すブロック図である。
図32は、画像処理部における処理の流れを示すフローチャートである。
図33は、被写体の傾きと位置の補正の例を示す図である。
図34は、不可視画像の用途を示す図である。
図35は、被写体の傾きと位置の補正および切り出し例を示す図である。
図36は、傾き補正の一例を示す図である。
図37は、右端エッジ点の探索を示す図である。
図38は、画像処理装置の変形例を示す図である。
【発明を実施するための形態】
【0009】
以下に添付図面を参照して、画像処理装置、読取装置、画像形成装置、および特徴量検出方法の実施の形態を詳細に説明する。
【0010】
(第1の実施の形態)
図1は、本実施の形態にかかる読取装置のハードウェアブロックの構成の一例を示す図である。図1には、読取装置のハードウェアブロックの主な構成として、表面スキャナ310と、裏面スキャナ320と、第1の画像処理デバイス500と、第2の画像処理デバイス600と、セレクタ330と、CPU(Central Processing Unit)340と、メモリ350と、コントローラ360と、CPU361と、メモリ362とを示している。このうち、表面スキャナ310と裏面スキャナ320とが「読取手段」に相当する。また、第1の画像処理デバイス500と、第2の画像処理デバイス600と、セレクタ330と、CPU340と、メモリ350が、「画像処理装置」の構成に相当する。また、CPU340と、メモリ350と、コントローラ360と、CPU361と、メモリ362は、読取装置が一般的に備えるハードウェアであり、それらを利用できる。CPU340は、第1の画像処理デバイス500と第2の画像処理デバイス600との双方にアクセスし、第1の画像処理デバイス500と第2の画像処理デバイス600との双方の制御が可能である。メモリ350は、第2の画像処理デバイス600の画像処理用のメモリである。また、コントローラ360と、CPU361と、メモリ362は、読取装置が備えるメイン制御部に相当する。
(【0011】以降は省略されています)

この特許をJ-PlatPatで参照する

関連特許

株式会社リコー
運搬装置
2日前
株式会社リコー
粉体充填装置及び粉体充填方法
2日前
株式会社リコー
粉体搬送装置、及び、画像形成装置
2日前
株式会社リコー
撮像システム、撮像装置および撮像方法
2日前
株式会社リコー
情報処理システム、情報処理装置、情報処理方法およびプログラム
2日前
株式会社リコー
面発光レーザ、レーザ装置、検出装置、移動体及び面発光レーザの駆動方法
2日前
株式会社リコー
情報処理装置、情報処理方法、プログラム、撮影システムおよび解析システム
2日前
個人
通話装置
16日前
個人
挿耳装置
16日前
個人
非常時の情報伝達システム
1か月前
個人
イラストの著作権保護方法
24日前
富士通株式会社
光送信装置
17日前
富士通株式会社
光受信装置
17日前
船井電機株式会社
表示装置
4日前
キヤノン株式会社
表示装置
17日前
リオン株式会社
補聴器
24日前
キヤノン電子株式会社
画像読取装置
29日前
株式会社パロマ
リモコン
29日前
太陽誘電株式会社
振動発生装置
1か月前
日本無線株式会社
通信システム
10日前
トヨタ自動車株式会社
車両
25日前
キヤノン電子株式会社
照明付スピーカー
17日前
株式会社日立国際電気
通信システム
24日前
株式会社小野測器
音響校正器
2日前
株式会社小野測器
音響校正器
2日前
個人
翻訳字幕付きビデオチャットシステム
1か月前
株式会社JMC
映像音声配信用セット
4日前
マスプロ電工株式会社
光信号計測装置
22日前
三菱電機株式会社
送信機
17日前
株式会社村田製作所
スイッチ回路
29日前
株式会社日立国際電気
無線通信システム
1か月前
日本電気株式会社
端末及び認証システム
12日前
株式会社ネットアプリ
飲料用演出グラス
18日前
日本無線株式会社
復調器および復調方法
10日前
株式会社デンソー
通信装置
1か月前
株式会社埼王住研
吸気弁を含むスピーカー
11日前
続きを見る