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公開番号2023042864
公報種別公開特許公報(A)
公開日2023-03-28
出願番号2021150259
出願日2021-09-15
発明の名称撮像装置、撮像方法、プログラムおよび記憶媒体
出願人キヤノン株式会社
代理人個人,個人
主分類H04N 23/741 20230101AFI20230320BHJP(電気通信技術)
要約【課題】 フリッカー光源があるシーンにおいても、フリッカーの点滅による影響を抑えて好適なHDR画像を生成したい。
【解決手段】 撮像装置は、複数の画像を撮像する撮像手段と、フリッカーを検出する検出手段と、前記複数の画像を合成して合成画像を生成する合成手段と、を有し、前記検出手段が前記フリッカーを検出した場合、前記撮像手段は、一度の露光で異なるゲインをかけることによって前記複数の画像を撮像し、前記検出手段が前記フリッカーを検出しなかった場合、前記撮像手段は、複数回の露光によって前記複数の画像を撮像することを特徴とする。
【選択図】 図2
特許請求の範囲【請求項1】
複数の画像を撮像する撮像手段と、
フリッカーを検出する検出手段と、
前記複数の画像を合成して合成画像を生成する合成手段と、を有し、
前記検出手段が前記フリッカーを検出した場合、前記撮像手段は、一度の露光で異なるゲインをかけることによって前記複数の画像を撮像し、
前記検出手段が前記フリッカーを検出しなかった場合、前記撮像手段は、複数回の露光によって前記複数の画像を撮像することを特徴とする撮像装置。
続きを表示(約 1,200 文字)【請求項2】
前記検出手段が前記フリッカーを検出しなかった場合、前記撮像手段が複数回の露光によって撮像する複数の画像は露出が異なることを特徴とする請求項1に記載の撮像装置。
【請求項3】
前記検出手段が前記フリッカーを検出しなかった場合、前記撮像手段、複数回の露光で同じ被写体領域に対して撮像することを特徴とする請求項1または2に記載の撮像装置。
【請求項4】
前記合成手段が生成する合成画像は、前記複数の画像よりもダイナミックレンジが広いことを特徴とする請求項1ないし3のいずれか1項に記載の撮像装置。
【請求項5】
前記検出手段が前記フリッカーを検出した場合、前記撮像手段は、前記フリッカーのピークのタイミングにあわせて撮像することを特徴とする請求項1ないし4のいずれか1項に記載の撮像装置。
【請求項6】
前記撮像手段から測光情報を取得する測光手段を有し、
前記検出手段は、前記測光情報に基づいて、前記フリッカーを検出することを特徴とする請求項1ないし5のいずれか1項に記載の撮像装置。
【請求項7】
前記撮像手段から測光情報を取得する測光手段を有し、
前記検出手段がフリッカーを検出する場合、前記撮像手段は、前記測光情報に基づいて前記複数のゲインを決めることを特徴とする請求項1ないし5のいずれか1項に記載の撮像装置。
【請求項8】
複数の画像を撮像する撮像ステップと、
フリッカーを検出する検出ステップと、
前記複数の画像を合成して合成画像を生成する合成ステップと、を有し、
前記検出ステップにおいて前記フリッカーを検出した場合、前記撮像ステップにおいては、一度の露光で異なるゲインをかけることによって前記複数の画像を撮像し、
前記検出ステップにおいて前記フリッカーを検出しなかった場合、前記撮像ステップにおいては、複数回の露光によって前記複数の画像を撮像することを特徴とする撮像方法。
【請求項9】
撮像方法をコンピュータに動作させるプログラムであって、
複数の画像を撮像する撮像ステップと、
フリッカーを検出する検出ステップと、
前記複数の画像を合成して合成画像を生成する合成ステップと、を行わせ、
前記検出ステップにおいて前記フリッカーを検出した場合、前記撮像ステップにおいては、一度の露光で異なるゲインをかけることによって前記複数の画像を撮像し、
前記検出ステップにおいて前記フリッカーを検出しなかった場合、前記撮像ステップにおいては、複数回の露光によって前記複数の画像を撮像することを特徴とするプログラム。
【請求項10】
請求項9に記載のプログラムを記憶したコンピュータが読み出し可能な記憶媒体。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、撮像装置に関し、特に画像のダイナミックレンジを拡大するために複数の画像を合成する撮像装置に関するものである。
続きを表示(約 1,400 文字)【背景技術】
【0002】
露出が異なる複数の画像を合成することにより、ダイナミックレンジを拡大した画像を取得する技術(HDR合成)が知られている。HDR合成では、露出条件を互いに変えて同一被写体領域を複数回撮像し、撮像で得られた輝度の異なる画像の輝度に基づいて輝度レベルを合わせる。低輝度領域では高露出で撮影した画像を、高輝度では低露出で撮影した画像を用いるように合成することで、ダイナミックレンジの広い画像を得ることができる。
【0003】
しかし、LED光源などのフリッカー光源が存在する場合、フリッカーの点滅によって撮像した画像間で被写体の輝度レベルがずれてしまい、それらの画像を合成すると不自然な描写になってしまう場合がある。
【0004】
特許文献1では、HDR合成ではフリッカーを撮像した画像に対してHDR合成を行う場合、フリッカーによる影響を低減するために、フリッカーの振幅に基づいて合成比率を変更する技術が開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
特開2016-146592
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
しかしながら、特許文献1に記載の技術を用いると、合成比率を変更してしまうと、合成画像におけるダイナミックレンジの拡大効果が減少してしまう可能性もある。
【0007】
本発明は、上記の課題を鑑みてなされたものであり、一度の露光で異なるゲインのかかる画像を取得することによって、フリッカー光源があるシーンでHDR合成を行う時にフリッカーの点滅による影響を抑えることを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0008】
上記課題を解決するため、本願発明は、複数の画像を撮像する撮像手段と、フリッカーを検出する検出手段と、前記複数の画像を合成して合成画像を生成する合成手段と、を有し、前記検出手段が前記フリッカーを検出した場合、前記撮像手段は、一度の露光で異なるゲインをかけることによって前記複数の画像を撮像し、前記検出手段が前記フリッカーを検出しなかった場合、前記撮像手段は、複数回の露光によって前記複数の画像を撮像することを特徴とする撮像装置を提供する。
【発明の効果】
【0009】
本発明によれば、フリッカー光源があるシーンにおいてもフリッカーの点滅による影響を抑えて、好適なHDR画像を生成することができる。
【図面の簡単な説明】
【0010】
本発明の第1の実施形態におけるデジタルカメラの構造を示すブロック図である。
本発明の第1の実施形態における撮像素子の一例の構造を説明するためのブロック図である。
本発明の第1の実施形態におけるHDR合成を説明するためのフローチャートである。
本発明の第1の実施形態におけるフリッカーの発生状況の判定を説明するための図である。
本発明の第1の実施形態における露光のタイミングとフリッカーのピークとの関係を説明するための図である。
本発明の第2の実施形態におけるアンダー画像とオーバー画像との合成比率の一例を説明するためのグラフである。
本発明の第2の実施形態におけるHDR合成を説明するためのフローチャートである。
【発明を実施するための形態】
(【0011】以降は省略されています)

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