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公開番号2023042854
公報種別公開特許公報(A)
公開日2023-03-28
出願番号2021150238
出願日2021-09-15
発明の名称物品搬送設備
出願人株式会社ダイフク
代理人弁理士法人R&C
主分類B65G 47/46 20060101AFI20230320BHJP(運搬;包装;貯蔵;薄板状または線条材料の取扱い)
要約【課題】物品搬送車による物品の仕分け、及び、仕分け後の物品の搬送装置による搬送を効率的に行う。
【解決手段】物品搬送設備は、走行面よりも下方に配置され、走行面よりも下方において物品を搬送する搬送装置と、複数の開口に対応して設けられ、開口を開放する開姿勢と開口を閉鎖する閉姿勢とに姿勢変更する扉部材と、複数の扉部材を制御する扉制御部と、を備えている。搬送装置は、物品群単位で複数の物品を同期させて一斉に搬送するように構成され、扉制御部は、受入部群に設けられた全ての扉部材を同期させて一斉に開閉する。
【選択図】図7
特許請求の範囲【請求項1】
物品を搬送する物品搬送車と、前記物品搬送車が走行する走行面と、前記物品搬送車から前記物品を受け入れる複数の受入部と、を備え、前記物品の仕分け及び搬送を行う物品搬送設備であって、
複数の前記受入部のそれぞれは、開口を備え、前記開口を介して前記走行面よりも下方に前記物品を導くように構成され、
前記走行面よりも下方に配置され、前記走行面よりも下方において前記物品を搬送する搬送装置と、複数の前記開口に対応して設けられ、前記開口を開放する開姿勢と前記開口を閉鎖する閉姿勢とに姿勢変更する扉部材と、複数の前記扉部材を制御する扉制御部と、を更に備え、
複数の前記受入部のうち一群の前記受入部を受入部群とし、前記受入部群から下方に導かれた一群の前記物品を物品群として、
前記搬送装置は、前記物品群単位で複数の前記物品を同期させて一斉に搬送するように構成され、
前記扉制御部は、前記受入部群に設けられた全ての前記扉部材を同期させて一斉に開閉する、物品搬送設備。
続きを表示(約 990 文字)【請求項2】
前記物品搬送車、前記搬送装置、及び前記扉制御部を制御する統括制御装置を備え、
前記搬送装置は、前記受入部が受け入れた前記物品を収容可能な複数の容器を一群の容器群として、前記容器群単位で複数の前記容器を同期させて一斉に搬送するように構成され、
前記物品が収容されていない空の前記容器を空容器とし、少なくとも1つの前記物品が収容された前記容器を実容器として、
前記統括制御装置は、
前記物品搬送車を制御して、規定の仕分け情報に基づいて指定された前記物品を前記仕分け情報に基づいて指定された前記受入部に仕分ける仕分け処理と、
前記搬送装置を制御して、複数の前記実容器から成る前記容器群と、複数の前記空容器から成る前記容器群と、を入れ替える容器入替え処理と、
前記扉制御部を制御して、前記受入部群に設けられた全ての前記扉部材を一斉に閉鎖する一斉閉鎖処理と、前記受入部群に設けられた全ての前記扉部材を一斉に開放する一斉開放処理と、を実行可能であり、
前記統括制御装置は、
前記受入部群に属する全ての前記受入部に対する前記仕分け処理が完了するまでの期間は、前記一斉閉鎖処理を継続し、
前記受入部群に属する全ての前記受入部に対する前記仕分け処理が完了した後に、前記一斉開放処理を実行し、
前記一斉開放処理が完了した後に、前記容器入替え処理を実行する、請求項1に記載の物品搬送設備。
【請求項3】
前記統括制御装置は、前記仕分け処理と前記容器入替え処理とを並行して実行する、請求項2に記載の物品搬送設備。
【請求項4】
前記受入部群が、複数設けられ、
前記搬送装置は、複数の前記受入部群のそれぞれに対応して設けられ、対応する前記受入部群に受け入れられた前記物品群を前記容器群に収容して搬送する受入搬送部と、複数の前記受入搬送部それぞれの搬送方向上流側の端部に接続され、前記空容器から成る前記容器群を複数の前記受入搬送部のそれぞれに搬送する上流側搬送部と、複数の前記受入搬送部それぞれの搬送方向下流側の端部に接続され、前記実容器から成る前記容器群を複数の前記受入搬送部のそれぞれから受け取って搬送する下流側搬送部と、を備える、請求項2又は3に記載の物品搬送設備。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、物品を搬送する物品搬送車と、前記物品搬送車が走行する走行面と、前記物品搬送車から前記物品を受け入れる複数の受入部と、を備え、前記物品の仕分け及び搬送を行う物品搬送設備に関する。
続きを表示(約 2,300 文字)【背景技術】
【0002】
例えば、特表2019-531887号公報(特許文献1)には、床面の上で物品を仕分ける物品搬送車と、仕分けられた物品を床面よりも下方において搬送する搬送装置と、を備えた物品搬送設備が開示されている。以下、背景技術の説明において括弧内に示される符号は、特許文献1のものである。
【0003】
特許文献1に開示された設備では、物品搬送車(仕分けロボット5)が、床面に設けられた受入部(4)に物品を投入することにより、規定の条件に基づいて物品を仕分ける。受入部(4)に投入された物品は、床面よりも下方に配置された容器(1)に収容されて、容器(1)ごと搬送装置(3)によって目的の場所へ搬送される。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特表2019-531887号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
ところで、特許文献1に開示された設備では、物品搬送車(5)によって搬送された物品が、指定の受入部(4)に順次投入され、床面よりも下方に配置された容器(1)に順次収容される。そのため、物品搬送車(5)による物品の仕分け処理が行われている期間中は、容器(1)を搬出することができない。容器(1)を搬出するためには、物品搬送車(5)による容器(1)に対する仕分け処理が完了するのを待つ必要がある。しかしながら、特許文献1に開示された設備のように、複数の容器(1)が並べて配置されているような場合に、それぞれの容器(1)に対する仕分け処理の完了時期に合わせて個別に容器(1)を搬出するためには、搬送装置(3)の構成が複雑化する上に搬送効率も低下する。一方、複数の容器(1)の搬出をまとめて行うとしても、それら複数の容器(1)の搬出中には仕分け処理を中断する必要があるため、仕分け処理の効率が低下する。これらのことは、仮に容器(1)を用いることなく、搬送装置(3)が受入部(4)に投入された物品をそのまま搬送する構成となっている場合であっても同様である。
【0006】
上記実状に鑑みて、物品搬送車による物品の仕分け、及び、仕分け後の物品の搬送装置による搬送を効率的に行うことができる技術の実現が望まれている。
【課題を解決するための手段】
【0007】
物品を搬送する物品搬送車と、前記物品搬送車が走行する走行面と、前記物品搬送車から前記物品を受け入れる複数の受入部と、を備え、前記物品の仕分け及び搬送を行う物品搬送設備であって、
複数の前記受入部のそれぞれは、開口を備え、前記開口を介して前記走行面よりも下方に前記物品を導くように構成され、
前記走行面よりも下方に配置され、前記走行面よりも下方において前記物品を搬送する搬送装置と、複数の前記開口に対応して設けられ、前記開口を開放する開姿勢と前記開口を閉鎖する閉姿勢とに姿勢変更する扉部材と、複数の前記扉部材を制御する扉制御部と、を更に備え、
複数の前記受入部のうち一群の前記受入部を受入部群とし、前記受入部群から下方に導かれた一群の前記物品を物品群として、
前記搬送装置は、前記物品群単位で複数の前記物品を同期させて一斉に搬送するように構成され、
前記扉制御部は、前記受入部群に設けられた全ての前記扉部材を同期させて一斉に開閉する。
【0008】
本構成によれば、受入部群に設けられた全ての扉部材を同期させて一斉に閉姿勢としている期間には、受入部群に属する各受入部に受け入れられた物品を、各受入部において貯留しておくことができる。この期間には、物品は開口を通って走行面よりも下方に導かれることはない。そのため、走行面よりも下方に配置された搬送装置による物品の搬送を、物品搬送車による物品の仕分け処理の実行中にも行うことができる。よって、物品搬送車による物品の仕分け処理を効率的に行うことができる。また、本構成によれば、受入部群に設けられた全ての扉部材を同期させて一斉に開姿勢とすることで、受入部群を構成する複数の受入部のそれぞれに仕分けられた物品を一斉に下方に導いて搬送装置に渡すことができる。そのため、このように受入部群から下方に導かれた物品群を、搬送装置により一斉に搬送することができる。従って、複数の受入部のそれぞれに仕分けられた物品を個別に搬送する必要がなく、搬送効率を高めることができると共に、搬送装置の構成の簡略化も図り易い。
【0009】
本開示に係る技術のさらなる特徴と利点は、図面を参照して記述する以下の例示的かつ非限定的な実施形態の説明によってより明確になるであろう。
【図面の簡単な説明】
【0010】
物品搬送設備の平面図
搬送装置による容器の搬送経路を示す説明図
物品搬送車によって物品が受入部へ移載される様子を示す走行方向視図
物品が受入部から搬送装置へ投下される様子を示す走行方向視図
架台ユニットの斜視図
物品搬送設備の制御ブロック図
各処理を実行する場合のタイミングチャート
各処理を実行する場合のフローチャート
第2実施形態において、各処理を実行する場合のタイミングチャート
第2実施形態において、各処理を実行する場合のフローチャート
【発明を実施するための形態】
(【0011】以降は省略されています)

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