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公開番号2023042848
公報種別公開特許公報(A)
公開日2023-03-28
出願番号2021150227
出願日2021-09-15
発明の名称パウチ
出願人株式会社フジシールインターナショナル
代理人弁理士法人深見特許事務所
主分類B65D 33/00 20060101AFI20230320BHJP(運搬;包装;貯蔵;薄板状または線条材料の取扱い)
要約【課題】スパウトを有するパウチにおいて、スパウトを密封した部分のフィルムの切離しを容易に実施することが可能な構成を備えるパウチを提供する。
【解決手段】このパウチ1は、密閉空間210の表面シート101および裏面シート102には、傾斜シール部116の近傍領域に、傾斜シール部116に沿って開封線L1が設けられ、開封線L1は、上部シール部114から筒状部200aに向かって延びる第1開封線L11、および、筒状部200aから第1側部シール部111に向かって延びる第2開封線L12を有し、第1開封線L11は、収容空間220側に向かって凸となる湾曲線であり、第2開封線L12は、仮想軸線C1に対して直交するとともに、筒状部200aを交差するように通過し、傾斜シール部116に対して平行に延びる線を仮想直線C2とした場合、仮想直線C2上に位置するか、または、仮想直線C2に対して収容空間220側に位置している。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
表面シートおよび裏面シートを含み、内容物を収容可能な包装袋と、
前記包装袋から前記内容物を注出するためのスパウトと、を備え、
前記包装袋は、
幅方向における前記表面シートの端部と前記裏面シートの端部とが互いにシールされることにより形成された第1側部シール部および第2側部シール部と、
前記表面シートの上部と前記裏面シートの上部とが互いにシールされることにより形成された上部シール部と、
前記上部シール部から前記第1側部シール部に向かって帯状に延びるように前記表面シートと前記裏面シートとがシールされることで、前記上部シール部および前記第1側部シール部とともに取り囲まれ、前記スパウトを密閉収容する密閉空間と、前記上部シール部、前記第2側部シール部、および前記第1側部シール部とともに取り囲まれ、前記内容物を収容する収容空間とを区画する傾斜シール部と、
を含み、
前記スパウトは、前記内容物を注出するための筒状部、および、前記筒状部の一端側を開閉するキャップ部を有し、
前記スパウトは、前記キャップ部が前記密閉空間に位置し、前記筒状部の他端側が前記収容空間に位置するように、前記筒状部が、前記傾斜シール部において、前記表面シートおよび前記裏面シートにより挟み込まれて密着シールされて固定されており、
前記密閉空間の前記表面シートおよび前記裏面シートには、前記傾斜シール部の近傍領域に、前記傾斜シール部に沿って開封線が設けられ、
前記開封線は、前記上部シール部から前記筒状部に向かって延びる第1開封線、および、前記筒状部から前記第1側部シール部に向かって延びる第2開封線を有し、
前記第1開封線は、前記収容空間側に向かって凸となる湾曲線であり、
前記第2開封線は、前記筒状部の中心軸である仮想軸線に対して直交するとともに、前記筒状部を交差するように通過し、前記傾斜シール部に対して平行に延びる線を仮想直線とした場合、前記仮想直線上に位置するか、または、前記仮想直線に対して前記収容空間側に位置している、
パウチ。
続きを表示(約 390 文字)【請求項2】
前記第1側部シール部において、前記密閉空間側に位置する密閉空間側部シールの幅は、前記収容空間側に位置する収容空間側部シールの幅よりも狭く設けられ、
前記上部シール部において、前記密閉空間側に位置する密閉空間上部シールの幅は、前記収容空間側に位置する収容空間上部シールの幅よりも狭く設けられている、
請求項1に記載のパウチ。
【請求項3】
前記筒状部は楕円形状であり、長径方向が、前記傾斜シール部の延びる方向に沿って配置されている、
請求項1または請求項2に記載のパウチ。
【請求項4】
前記キャップ部は、前記筒状部に対してヒンジ部材を用いて開閉可能に固定され、
前記ヒンジ部材が、前記筒状部の前記上部シール部側に設けられている、
請求項1から請求項3のいずれか1項に記載のパウチ。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
この発明は、パウチに関する。
続きを表示(約 1,600 文字)【背景技術】
【0002】
従来、スパウトが本体の包装袋を構成する2枚の側面フィルムの間に配置され、搬送時におけるスパウトの密閉性を確保したパウチが知られている。たとえば、特開2008-308206号公報(特許文献1)には、スパウトを密封した部分のフィルムを切離して開封することが可能な構成が開示されている。
【0003】
同様に、特開2001-335048号公報(特許文献2)にも、スパウトを密封した部分のフィルムを切離して開封することが可能な構成が開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2008-308206号公報
特開2001-335048号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
このようなスパウトを有するパウチにおいては、スパウトを密封した部分のフィルムの切離しのより容易化が求められるようになってきている。
【0006】
本発明の目的は、スパウトを有するパウチにおいて、スパウトを密封した部分のフィルムの切離しを容易に実施することが可能な構成を備えるパウチを提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本開示に基づくパウチは、表面シートおよび裏面シートを含み、内容物を収容可能な包装袋と、上記包装袋から上記内容物を注出するためのスパウトとを備え、上記包装袋は、幅方向における上記表面シートの端部と上記裏面シートの端部とが互いにシールされることにより形成された第1側部シール部および第2側部シール部と、上記表面シートの上部と上記裏面シートの上部とが互いにシールされることにより形成された上部シール部と、上記上部シール部から上記第1側部シール部に向かって帯状に延びるように上記表面シートと上記裏面シートとがシールされることで、上記上部シール部および上記第1側部シール部とともに取り囲まれ、上記スパウトを密閉収容する密閉空間と、上記上部シール部、上記第2側部シール部、および上記第1側部シール部とともに取り囲まれ、上記内容物を収容する収容空間とを区画する傾斜シール部とを含む。
【0008】
上記スパウトは、上記内容物を注出するための筒状部、および、上記筒状部の一端側を開閉するキャップ部を有し、上記スパウトは、上記キャップ部が上記密閉空間に位置し、上記筒状部の他端側が上記収容空間に位置するように、上記筒状部が、上記傾斜シール部において、上記表面シートおよび上記裏面シートにより挟み込まれて密着シールされて固定されており、上記密閉空間の上記表面シートおよび上記裏面シートには、上記傾斜シール部の近傍領域に、上記傾斜シール部に沿って開封線が設けられている。
【0009】
上記開封線は、上記上部シール部から上記筒状部に向かって延びる第1開封線、および、上記筒状部から上記第1側部シール部に向かって延びる第2開封線を有し、上記第1開封線は、上記収容空間側に向かって凸となる湾曲線であり、上記第2開封線は、上記筒状部の中心軸である仮想軸線に対して直交するとともに、上記筒状部を交差するように通過し、上記傾斜シール部に対して平行に延びる線を仮想直線とした場合、上記仮想直線上に位置するか、または、上記仮想直線に対して上記収容空間側に位置している。
【0010】
他の形態におけるパウチは、上記第1側部シール部において、上記密閉空間側に位置する密閉空間側部シールの幅は、上記収容空間側に位置する収容空間側部シールの幅よりも狭く設けられ、上記上部シール部において、上記密閉空間側に位置する密閉空間上部シールの幅は、上記収容空間側に位置する収容空間上部シールの幅よりも狭く設けられている。
(【0011】以降は省略されています)

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