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公開番号2023042794
公報種別公開特許公報(A)
公開日2023-03-28
出願番号2021150130
出願日2021-09-15
発明の名称画像形成装置及びその制御方法並びにプログラム
出願人キヤノン株式会社
代理人個人
主分類B41J 5/30 20060101AFI20230320BHJP(印刷;線画機;タイプライター;スタンプ)
要約【課題】天井に吊り下げる掲示物の支点位置を適切に設定することができる画像形成装置及びその制御方法並びにプログラムを提供する。
【解決手段】1点の支点で天井に吊り下げる掲示物の画像データを形成するPC101は、掲示物の画像300に対して垂直に伸びる支点ライン311を決定し、画像300の支点ライン311上の上端に、支点の位置を示す支点マーク321を描画する。支点ライン311の位置は、画像300の、支点ライン311より左側部分のモーメントと、画像300の、支点ライン311より右側部分のモーメントとが等しくなる位置に、支点ライン311の位置を決定する。
【選択図】図3
特許請求の範囲【請求項1】
1点の支点で天井に吊り下げる掲示物の画像データを形成する画像形成装置であって、
前記掲示物の画像に対して垂直に伸びる支点ラインを決定する決定手段と、
前記画像の前記支点ライン上の上端に、前記支点の位置を示す支点マークを描画する描画手段とを備え、
前記決定手段は、前記画像の、前記支点ラインより左側部分のモーメントと、前記画像の、前記支点ラインより右側部分のモーメントとが等しくなる位置に、前記支点ラインの位置を決定することを特徴とする画像形成装置。
続きを表示(約 2,400 文字)【請求項2】
前記支点ラインを前記画像の水平方向中央の位置に仮置きする仮置き手段と、
前記画像の、前記仮置きされた支点ラインより左側部分のモーメントを計算する第1の計算手段と、
前記画像の、前記仮置きされた支点ラインより右側部分のモーメントを計算する第2の計算手段と、
を更に備え、
前記第1及び第2の計算手段で計算されたモーメントが等しい場合、前記決定手段は、前記仮置きされた支点ラインを前記支点ラインに決定することを特徴とする請求項1記載の画像形成装置。
【請求項3】
前記第1及び第2の計算手段で計算されたモーメントが異なる場合、前記第1及び第2の計算手段で計算されたモーメントのうち、大きい方のモーメント側に1画素分だけずらした位置に前記仮置きされた支点ラインの位置を再設定する再設定手段を更に備え、
前記仮置きされた支点ラインの位置の再設定の前後で、前記第1及び第2の計算手段で計算されたモーメントの比較結果が変化するまで、前記再設定手段は、前記仮置きされた支点ラインの位置の再設定を繰り返し、
前記仮置きされた支点ラインの位置の再設定後、前記第1及び第2の計算手段で計算されたモーメントが等しくなった場合、前記決定手段は、前記仮置きされた支点ラインを、前記支点ラインに決定することを特徴とする請求項2記載の画像形成装置。
【請求項4】
前記仮置きされた支点ラインの位置の再設定の前後で、前記第1及び第2の計算手段で計算されたモーメントの比較結果が逆転した場合、前記決定手段は、前記仮置きされた支点ラインの位置の再設定の前後で夫々、前記第1及び第2の計算手段で計算されたモーメントの差の絶対値を算出し、前記再設定の前後の仮置きされた支点ラインのうち、前記算出された絶対値が小さい方を、前記支点ラインに決定することを特徴とする請求項3記載の画像形成装置。
【請求項5】
2点の支点で天井に吊り下げる掲示物の画像データを形成する画像形成装置であって、
第1の支点を通る、前記掲示物の画像に対して垂直に伸びる第1の支点ラインの位置のユーザ入力を受け付ける受付手段と、
第2の支点を通る、前記画像に対して垂直に伸びる第2の支点ラインを決定する決定手段と、
前記画像の前記第1及び第2の支点ライン上の上端に、前記第1及び第2の支点の夫々の位置を示す第1及び第2の支点マークを描画する描画手段とを備え、
前記決定手段は、前記画像の、前記第1の支点ラインより左側部分のモーメントと、前記画像の、前記第2の支点ラインより右側部分のモーメントとが等しくなる位置に、前記第2の支点ラインの位置を決定することを特徴とする画像形成装置。
【請求項6】
前記第1の支点ラインから前記画像の左端までの画素数を算出する算出手段と、
前記第2の支点ラインを前記画像の右端から前記算出された画素数分だけ離れた位置に仮置きする仮置き手段と
前記画像の、前記第1の支点ラインより左側部分のモーメントを計算する第1の計算手段と、
前記画像の、前記仮置きされた第2の支点ラインより右側部分のモーメントを計算する第2の計算手段と、
を更に備え、
前記第1及び第2の計算手段で計算されたモーメントが等しい場合、前記決定手段は、前記仮置きされた第2の支点ラインを前記第2の支点ラインに決定することを特徴とする請求項5記載の画像形成装置。
【請求項7】
前記第1及び第2の計算手段で計算されたモーメントが異なる場合、前記第1及び第2の計算手段で計算されたモーメントのうち、大きい方のモーメント側に1画素分だけずらした位置に前記仮置きされた第2の支点ラインの位置を再設定する再設定手段を更に備え、
前記仮置きされた第2の支点ラインの位置の再設定の前後で、前記第1及び第2の計算手段で計算されたモーメントの比較結果が変化するまで、前記再設定手段は、前記仮置きされた第2の支点ラインの位置の再設定を繰り返し、
前記仮置きされた第2の支点ラインの位置の再設定後、前記第1及び第2の計算手段で計算されたモーメントが等しくなった場合、前記決定手段は、前記仮置きされた第2の支点ラインを、前記第2の支点ラインに決定することを特徴とする請求項6記載の画像形成装置。
【請求項8】
前記仮置きされた第2の支点ラインの位置の再設定の前後で、前記第1及び第2の計算手段で計算されたモーメントの比較結果が逆転した場合、前記決定手段は、前記仮置きされた第2の支点ラインの位置の再設定の前後で夫々、前記第1及び第2の計算手段で計算されたモーメントの差の絶対値を算出し、前記再設定の前後の仮置きされた第2の支点ラインのうち、前記算出された絶対値が小さい方を、前記第2の支点ラインに決定することを特徴とする請求項7記載の画像形成装置。
【請求項9】
前記支点ラインと直交する水平ラインを判定ラインに決定する決定手段と、
前記画像において、前記判定ラインから閾値以上高い位置に画像部分が存在する場合、ユーザに通知を行う通知手段とを更に備えることを特徴とする請求項1乃至4のいずれか1項に記載の画像形成装置。
【請求項10】
前記第1及び第2の支点のうち、位置が低い方を通る水平ラインを判定ラインに決定する決定手段と、
前記画像において、前記判定ラインから閾値以上高い位置に画像部分が存在する場合、ユーザに通知を行う通知手段とを更に備えることを特徴とする請求項5乃至8のいずれか1項に記載の画像形成装置。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、画像形成装置及びその制御方法並びにプログラムに関し、特に掲示物の画像を形成する画像形成装置及びその制御方法並びにプログラムに関する。
続きを表示(約 1,600 文字)【背景技術】
【0002】
店舗などでは、商品の説明やキャンペーン等の告知のために、POPなどの掲示物を用いることが一般的である。このような掲示物は、壁に貼り付けるポスターや、テーブルの上に置かれる三角柱のようなPOP等、様々な形態が取られている。また、天井などに吊り下げられる、吊り下げ型の掲示物も多く存在する。
【0003】
吊り下げ型の掲示物の場合、掲示物の上部に数点の支点を持たせて吊るすのが一般的である。特許文献1では、掲示物や商品を吊り下げて掲示する方法として、掲示物や商品に穴を開けないで掲示するための方法などが提案されている。
【0004】
最近ではこのような掲示物は、掲示物を用いて告知を行う店舗の担当者が自作できるようになってきている。例えば、パソコンなどで動作する画像描画ソフトを用いて告知したい内容の掲示物を描画し、プリンタなどの画像形成装置で印刷することで、掲示物を自作することが可能である。
【0005】
また、最近では店舗でその掲示物を実際に見るお客様の印象に残るように、長方形や円形などの定型の掲示物ばかりでなく、フリーハンドで描かれたような不定形の掲示物も存在する。このような不定型の掲示物は、見る人の印象に強く残る場合もあり、多く使用されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0006】
特開2003-233312号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
しかしながら、吊り下げ型の掲示物を吊り下げた場合に傾いてしまうと掲示物としての印象は弱くなったり、悪くなったりするが、特許文献1では、製作者が意図したような傾きで掲示する方法については開示がない。特に吊り下げ型の掲示物が不定形である場合、掲示物が吊り下げ時に傾くことなく釣り合いの取れた状態となる適切な支点位置を見つけるのは難しい。この場合例えば、掲示物を支点を仮り決めして掲示させ、傾いていたら支点位置を調整するという作業が必要となり、手間がかかっていた。
【0008】
そこで本発明は、天井に吊り下げる掲示物の支点位置を適切に設定することができる画像形成装置及びその制御方法並びにプログラムを提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0009】
本発明の請求項1に係る画像形成装置は、1点の支点で天井に吊り下げる掲示物の画像データを形成する画像形成装置であって、前記掲示物の画像に対して垂直に伸びる支点ラインを決定する決定手段と、前記画像の前記支点ライン上の上端に、前記支点の位置を示す支点マークを描画する描画手段とを備え、前記決定手段は、前記画像の、前記支点ラインより左側部分のモーメントと、前記画像の、前記支点ラインより右側部分のモーメントとが等しくなる位置に、前記支点ラインの位置を決定することを特徴とする。
【0010】
本発明の請求項5に係る画像形成装置は、2点の支点で天井に吊り下げる掲示物の画像データを形成する画像形成装置であって、第1の支点を通る、前記掲示物の画像に対して垂直に伸びる第1の支点ラインの位置のユーザ入力を受け付ける受付手段と、第2の支点を通る、前記画像に対して垂直に伸びる第2の支点ラインを決定する決定手段と、前記画像の前記第1及び第2の支点ライン上の上端に、前記第1及び第2の支点の夫々の位置を示す第1及び第2の支点マークを描画する描画手段とを備え、前記決定手段は、前記画像の、前記第1の支点ラインより左側部分のモーメントと、前記画像の、前記第2の支点ラインより右側部分のモーメントとが等しくなる位置に、前記第2の支点ラインの位置を決定することを特徴とする。
(【0011】以降は省略されています)

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