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公開番号2023042637
公報種別公開特許公報(A)
公開日2023-03-28
出願番号2021149863
出願日2021-09-15
発明の名称易開封性包装体
出願人東洋アルミニウム株式会社
代理人個人,個人,個人
主分類B65D 75/62 20060101AFI20230320BHJP(運搬;包装;貯蔵;薄板状または線条材料の取扱い)
要約【課題】本発明は、密封性に優れながらも、ナイフ等の道具を用いず容易にかつに綺麗に開封可能な易開封性の包装体を提供することを目的とする。
【解決手段】本発明によれば、シーラント層と、シーラント層の上に積層された金属層と、金属層の上に積層された樹脂層とを備えた積層材を用いて内容物を包装した包装体であって、包装体は内容物を取り出すために開封される開封面を有しており、開封面は、樹脂層のみに形成された溝部を有しており、そして溝部は、開封面の第1の端部と第2の端部を結ぶ仮想線上に形成され、仮想線の長さの50%以上の長さを有することを特徴とする易開封性包装体が提供される。
【選択図】 図1


特許請求の範囲【請求項1】
シーラント層と、前記シーラント層の上に積層された金属層と、前記金属層の上に積層された樹脂層とを備えた積層材を用いて内容物を包装した包装体であって、
前記包装体は、内容物を取り出すために開封される開封面を有しており、
前記開封面は、前記樹脂層のみに形成された溝部を有しており、そして
前記溝部は、前記開封面の第1の端部と第2の端部を結ぶ仮想線上に形成され、前記仮想線の長さの50%以上の長さを有することを特徴とする、易開封性包装体。
続きを表示(約 770 文字)【請求項2】
前記溝部における前記開封面の破断強度は、10.0N/15mm以上20.0N/15mm以下である、請求項1に記載の易開封性包装体。
【請求項3】
前記シーラント層の厚みは2μm以上15μm以下であり、前記金属層の厚みは7μm以上20μm以下であり、そして前記樹脂層の厚みは6μm以上60μm以下である、請求項1または2に記載の易開封性包装体。
【請求項4】
前記金属層はアルミニウム層である、請求項1から請求項3のいずれか1項に記載の易開封性包装体。
【請求項5】
少なくとも天面と側面とを備えており、前記溝部は少なくとも前記天面に形成されていることを特徴とする、請求項1から請求項4のいずれか1項に記載の易開封性包装体。
【請求項6】
前記溝部は、前記仮想線の長さの130%以下の長さを有していることを特徴とする、請求項5に記載の易開封性包装体。
【請求項7】
前記溝部は、連続線状、破線状、鎖線状、点線状またはこれらを組み合わせた結合線状に配置されていることを特徴とする、請求項1から請求項6のいずれか1項に記載の易開封性包装体。
【請求項8】
前記開封面には、前記溝部の周辺において前記開封面を持ち上げるためのつまみ部が設けられていることを特徴とする、請求項1から請求項7までのいずれか1項に記載の易開封性包装体。
【請求項9】
前記つまみ部は前記開封面から外側に向かって突出しており、前記溝部と交差するように配置されていることを特徴とする、請求項8に記載の易開封性包装体。
【請求項10】
前記つまみ部は、前記開封面上に貼り付けられたテープである、請求項8に記載の易開封性包装体。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、易開封性包装体に関し、特に練菓子を筆頭とした菓子類、チーズ等の食品の個包装に適した易開封性包装体に関する。
続きを表示(約 1,400 文字)【背景技術】
【0002】
羊羹等の練菓子には略一人分をアルミニウム箔に個包装し、食する場合に付属の簡易ナイフ等を用いて個包装の天面から食し易い大きさに4ツ切等にし、アルミニウム箔を剥いて食べるタイプがある。
【0003】
しかしながら、簡易ナイフを個包装ごとに具備するのはコスト的にも無駄であるものの、そうでない場合はナイフを繰り返し使用することになり、洗う手間がかかるばかりでなく紛失する可能性もあるので不便である。また、簡易ナイフとはいえ刃物であるから、子供が取扱う際には安全上の問題もある。そのため、ナイフ等の道具を用いず容易にかつに綺麗に開封可能な包装体の開発が望まれていた。
【0004】
そこで、特開2006-321529号公報(特許文献1)には、個包装体の天面の中心近傍はシールをしないことにより、該非シール部から開封しやすい易開封性包装体が開示されている。また更に天面の表側に開封起点を持ち易くするタブ、裏側の略対応する部分に引き裂き案内のためのカットテープを貼り付けることで、より開封し易く、密封性も確保し易い包装体が開示されている。
【0005】
しかしながら、包装体天面に非シール部があることで内容物(練菓子)が外気に晒されるため長期間の保存に不向きであり、開封前になんらかの外部圧力が加わってしまうと非シール部から内容物が染み出してしまうおそれがあるという問題点があった。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0006】
特開2006-321529号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
そこで、本発明は、密封性に優れながらも、ナイフ等の道具を用いず容易にかつに綺麗に開封可能な易開封性の包装体を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0008】
本発明者らは、菓子類、チーズ等の食品を包装するための包装材の材料や構成、該包装材により食品を包んだ包装体の構造等について鋭意検討を重ねた結果、包装材として樹脂層を備えた積層材を用い、包装体の開封面の該樹脂層に設けた溝部を所定の長さとすれば上記の課題を解決できることを見出し、本発明を完成するに至った。
【0009】
すなわち、本発明によれば、シーラント層と、シーラント層の上に積層された金属層と、金属層の上に積層された樹脂層とを備えた積層材を用いて内容物を包装した包装体であって、包装体は内容物を取り出すために開封される開封面を有しており、開封面は、樹脂層のみに形成された溝部を有しており、そして溝部は、開封面の第1の端部と第2の端部を結ぶ仮想線上に形成され、仮想線の長さの50%以上の長さを有することを特徴とする易開封性包装体が提供される。
【0010】
本発明の易開封性包装体は、シーラント層、金属層、樹脂層の順で積層された積層材により構成されており、包装体の内容物を取り出すための開封面には樹脂層にのみ所定の長さの溝部が形成されている。このため、開封面の溝部に外力を与えれば、ナイフ等の道具を用いなくても該溝部を起点として包装体の開封面を容易にかつに綺麗に開封することができる。また、開封面は溝部に沿って破断するので、予定しない破断線の形成により内容物を疵付けることも防止できる。
(【0011】以降は省略されています)

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