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公開番号2023042515
公報種別公開特許公報(A)
公開日2023-03-27
出願番号2022054274
出願日2022-03-29
発明の名称電子レンジ用包装袋
出願人大日本印刷株式会社
代理人弁理士法人 佐野特許事務所
主分類B65D 81/34 20060101AFI20230317BHJP(運搬;包装;貯蔵;薄板状または線条材料の取扱い)
要約【課題】加熱調理した食品の美味しさの低下を防止する電子レンジ用包装袋を提供する。
【解決手段】前後に対向する一対の胴部シート2、3及び胴部シート2、3に二つ折りして挟まれる底面シート4がそれぞれ内面に熱接着性樹脂層27を有した積層体20、21により形成される。胴部シート2、3の両側端部が側端部熱接着部6により熱接着され、底面シート4が下部熱接着部7により各胴部シート2、3に熱接着される。底面シート4は熱接着性樹脂層27の外面側に熱接着性樹脂層27よりも低温で軟化する熱軟化性樹脂層25を有した熱軟化領域Rを一方の胴部シート2に対向して設けられる。下部熱接着部7の内縁7aは下に凸に形成されて下端に頂部7bを有する。頂部7bの下方に対向して下部熱接着部7を貫通する貫通部9を設け、熱軟化領域Rが上端を下部熱接着部7の内縁7aと交差して頂部7b及び貫通部9を覆う。
【選択図】図2
特許請求の範囲【請求項1】
前後に対向する一対の胴部シート及び前記胴部シートの下部に二つ折りして挟まれる底面シートがそれぞれ内面に熱接着性樹脂層を有した積層体により形成され、前記胴部シートの両側端部が側端部熱接着部により熱接着されるとともに、前記底面シートが下部熱接着部により各前記胴部シートに熱接着される電子レンジ用包装袋において、
前記底面シートが前記熱接着性樹脂層の外面側に前記熱接着性樹脂層よりも低温で軟化する熱軟化性樹脂層を有した熱軟化領域を一方の前記胴部シートに対向して設けられ、
前記下部熱接着部の内縁が下に凸に形成されて下端に頂部を有するとともに、前記頂部の下方に対向して前記下部熱接着部を貫通する貫通部を設け、
前記熱軟化領域が上端を前記下部熱接着部の内縁と交差して前記頂部及び前記貫通部を覆うことを特徴とする電子レンジ用包装袋。
続きを表示(約 620 文字)【請求項2】
前記熱軟化領域の下端が前記下部熱接着部の下端よりも上方に配されることを特徴とする請求項1に記載の電子レンジ用包装袋。
【請求項3】
前記底面シートの前記熱接着性樹脂層の厚みが前記胴部シートの前記熱接着性樹脂層の厚みよりも小さいことを特徴とする請求項1または請求項2に記載の電子レンジ用包装袋。
【請求項4】
前記熱軟化領域が前記底面シートを横断する帯状に形成されることを特徴とする請求項1~請求項3のいずれかに記載の電子レンジ用包装袋。
【請求項5】
前記貫通部が一方の前記胴部シート上のみに設けられることを特徴とする請求項1~請求項4のいずれかに記載の電子レンジ用包装袋。
【請求項6】
前記貫通部が両方の前記胴部シート上に設けられることを特徴とする請求項1~請求項4のいずれかに記載の電子レンジ用包装袋。
【請求項7】
前記貫通部が線状の切込みにより形成されることを特徴とする請求項1~請求項6のいずれかに記載の電子レンジ用包装袋。
【請求項8】
前記貫通部が複数の前記切込みにより形成されることを特徴とする請求項7に記載の電子レンジ用包装袋。
【請求項9】
前記頂部が曲線状に形成され、前記切込みが前記頂部に沿った曲線状に形成されることを特徴とする請求項7また請求項8に記載の電子レンジ用包装袋。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、加熱により蒸通する電子レンジ用包装袋に関する。
続きを表示(約 1,500 文字)【背景技術】
【0002】
従来の電子レンジ用包装袋は特許文献1に開示される。この電子レンジ用包装袋は前後に対向する一対の胴部シート(前後壁部材)と、胴部シートの下部に二つ折りして挟まれる底面シート(ガセット部形成部材)とを備えている。胴部シート及び底面シートは内面に熱接着性樹脂層を有した積層体により形成される。
【0003】
対向する胴部シートは上端部及び両側端部を上部熱接着部及び側端部熱接着部により熱接着される。底面シートは内縁を円弧状に形成した下部熱接着部により胴部シートに熱接着される。底面シートによりガセット部が形成され、電子レンジ用包装袋は自立可能になっている。電子レンジ用包装袋には、上部熱接着部、側端部熱接着部及び下部熱接着部により密封された食品の収納部が形成される。
【0004】
底面シートを形成する積層体には熱接着性樹脂層よりも低温で軟化する熱軟化性樹脂層(ラミネート強度調整層)が一方の胴部シートに対向して設けられる。熱軟化性樹脂層の下端は下部熱接着部の外縁上に配され、上端は下部熱接着部の内縁と交差する。
【0005】
電子レンジ用包装袋に収納された食品は電子レンジにより加熱調理される。加熱によって下部熱接着部の熱軟化性樹脂層が軟化するとともに、収納部の内圧上昇によって下部熱接着部の熱接着性樹脂層が内縁から凝集剥離する。そして、下部熱接着部の熱軟化性樹脂層に面した熱接着性樹脂層が切断されると、熱軟化性樹脂層が凝集剥離して積層体の剥離が進行する。積層体の剥離が下部熱接着部の下端に到達すると開口部が形成されて蒸通し、収納部の内圧が低下する。これにより、電子レンジ用包装袋の内圧上昇による破裂を防止することができる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0006】
特開2007-223626号公報(第6頁-第12頁、第4図)
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
しかしながら、上記従来の電子レンジ用包装袋によると、熱軟化性樹脂層が底面シートの両側端部に渡って設けられるため、蒸通時の開口部が大きくなる場合がある。これにより、開口部から流出する蒸気量が多くなるため食品の味が濃くなり、食品の美味しさが低下する問題があった。
【0008】
本発明は、加熱調理した食品の美味しさの低下を防止できる電子レンジ用包装袋を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0009】
上記目的を達成するために本発明は、前後に対向する一対の胴部シート及び前記胴部シートの下部に二つ折りして挟まれる底面シートがそれぞれ内面に熱接着性樹脂層を有した積層体により形成され、前記胴部シートの両側端部が側端部熱接着部により熱接着されるとともに、前記底面シートが下部熱接着部により各前記胴部シートに熱接着される電子レンジ用包装袋において、
前記底面シートが前記熱接着性樹脂層の外面側に前記熱接着性樹脂層よりも低温で軟化する熱軟化性樹脂層を有した熱軟化領域を一方の前記胴部シートに対向して設けられ、
前記下部熱接着部の内縁が下に凸に形成されて下端に頂部を有するとともに、前記頂部の下方に対向して前記下部熱接着部を貫通する貫通部を設け、
前記熱軟化領域が上端を前記下部熱接着部の内縁と交差して前記頂部及び前記貫通部を覆うことを特徴としている。
【0010】
また本発明は上記構成の電子レンジ用包装袋において、前記熱軟化領域の下端が前記下部熱接着部の下端よりも上方に配されることを特徴としている。
(【0011】以降は省略されています)

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