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公開番号2023042412
公報種別公開特許公報(A)
公開日2023-03-27
出願番号2021149693
出願日2021-09-14
発明の名称電子回路、方法、電子システム及びコンピュータプログラム
出願人株式会社東芝,東芝デバイス&ストレージ株式会社
代理人個人,個人,個人,個人
主分類H02M 1/08 20060101AFI20230317BHJP(電力の発電,変換,配電)
要約【課題】半導体スイッチング素子に対する保護機能の評価を容易に行うことが可能な電子回路、方法及び電子システムを提供する。
【解決手段】本実施形態に係る電子回路は、半導体スイッチング素子の一端にカソード側が接続され、第1ノードにアノード側が接続されるダイオードを含む検出回路と、前記第1ノードの電圧と閾値電圧とを比較し、第1信号を生成する比較回路と、前記第1ノードと前記半導体スイッチング素子の他端との間に接続され、前記半導体スイッチング素子のオンを示す制御信号に基づき、第1期間、前記第1ノードの電圧を抑制する第1フィルタと、前記第1信号に基づき、前記閾値電圧及び前記第1期間の少なくとも一方を決定する制御回路と、を備える。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
半導体スイッチング素子の一端にカソード側が接続され、第1ノードにアノード側が接続されるダイオードを含む検出回路と、
前記第1ノードの電圧と閾値電圧とを比較し、第1信号を生成する比較回路と、
前記第1ノードと前記半導体スイッチング素子の他端との間に接続され、前記半導体スイッチング素子のオンを示す制御信号に基づき、第1期間、前記第1ノードの電圧を抑制する第1フィルタと、
前記第1信号に基づき、前記閾値電圧及び前記第1期間の少なくとも一方を決定する制御回路と
を備えた電子回路。
続きを表示(約 1,500 文字)【請求項2】
前記第1ノードに接続される電流源をさらに備え、
前記第1フィルタは、
前記制御信号を受け、前記制御信号を遅延させる遅延器と、
前記第1ノードと前記半導体スイッチング素子の他端との間に接続され、遅延された前記制御信号に基づきオフする第1スイッチと
を含み、
前記制御回路は、前記遅延器の遅延時間を決定する
請求項1に記載の電子回路。
【請求項3】
前記第1ノードに接続される電流源をさらに備え、
前記第1フィルタは、
前記第1ノードと前記半導体スイッチング素子の他端との間に接続され、前記制御信号を受けてオフする第1スイッチと、
前記第1ノードと前記第1ノードと前記半導体スイッチング素子の他端との間に接続され、直列に接続される第2スイッチと第1キャパシタとの組が複数並列に接続される第1回路と、
を含み、
前記制御回路は、前記第1回路においてオンする前記第2スイッチの個数を決定する
請求項1に記載の電子回路。
【請求項4】
前記比較回路は、
前記制御回路から前記閾値電圧を表す第1デジタル信号を受け、前記第1デジタル信号をアナログ信号に変換するDA変換器と、
前記アナログ信号と前記第1信号とを比較するアナログ比較器と、を含み、
前記制御回路は、前記第1デジタル信号により表される前記閾値電圧を決定する
を備えた請求項1~3のいずれか一項に記載の電子回路。
【請求項5】
前記比較回路は、
前記第1信号を第2デジタル信号に変換するAD変換器と、
前記制御回路から前記閾値電圧を表す第1デジタル信号を受け、前記第1デジタル信号と前記第2デジタル信号とを比較するデジタル比較器と、を含み、
前記制御回路は、前記第1デジタル信号により表される前記閾値電圧を決定する
請求項1~3のいずれか一項に記載の電子回路。
【請求項6】
前記制御回路は、前記制御信号の開始時刻と、前記第1信号に含まれるパルスの開始時刻との関係、及び、前記制御信号の終了時刻と前記第1信号に含まれる前記パルスの終了時刻との関係に基づいて、前記閾値電圧及び前記第1期間のいずれかを決定する
請求項1~5のいずれか一項に記載の電子回路。
【請求項7】
前記制御回路は、前記パルスの開始時刻と前記制御信号の開始時刻との差が閾値時間以下の場合は、前記第1期間を決定する
請求項6に記載の電子回路。
【請求項8】
前記制御回路は、前記パルスの終了時刻が前記制御信号の終了時刻よりも遅い場合は、前記閾値電圧を決定する
請求項6又は7に記載の電子回路。
【請求項9】
前記第1信号からノイズ信号を除去し、ノイズ信号が除去された前記第1信号である第2信号を生成する第2フィルタを備え、
前記制御回路は、前記制御信号と前記第2信号とに基づき、前記閾値電圧、前記第1期間、及び前記第1信号から除去する前記ノイズ信号の除去範囲の少なくとも1つを決定する
請求項1~8いずれか一項に記載の電子回路。
【請求項10】
前記第2フィルタは、
前記第1信号を遅延させる遅延器と、
前記第1信号と、前記遅延器で遅延された前記第1信号とを受け、前記第2信号を生成する論理積回路と、を含み、
前記制御回路は、前記遅延器の遅延時間を決定することにより、前記ノイズ信号の除去範囲を決定する
請求項9に記載の電子回路。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本実施形態は、電子回路、方法、電子システム及びコンピュータプログラムに関する。
続きを表示(約 1,900 文字)【背景技術】
【0002】
インバータ回路などで使用されるIGBT(Insulated Gate Bipolar Transistor)等のパワーデバイスに過電流が流れると、パワーデバイスを破壊する可能性があるため、短時間で過電流を遮断する必要がある。出力端子間電圧から過電流状態を検出し、自動的にパワーデバイスのゲートを遮断することで、短絡から保護する機能をDESAT(Desaturation)機能と呼ぶ。
【0003】
DESAT機能を実行する回路(DESAT保護回路)の構成方法として、多様なパワーデバイスや基板に対して適切に保護が働くように、外付けの抵抗及び外付けのコンデンサを取り換えながら、回路構成を調整する必要があった。そのため、DESAT保護回路を評価系に組み込んで、DESAT保護回路の評価試験を行う際に、調整の都度、評価系を解体して部品を取り換え及び再度評価系を組み上げるという手間が発生していた。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
米国出願公開第2020/0228109号明細書
【非特許文献】
【0005】
スマートゲートドライバカプラ TLP5214A/TLP5214 アプリケーションノート ー応用編ー
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
本実施形態は、半導体スイッチング素子に対する保護機能の評価を容易に行うことが可能な電子回路、方法、電子システム及びコンピュータプログラムを提供する。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本実施形態に係る電子回路は、半導体スイッチング素子の一端にカソード側が接続され、第1ノードにアノード側が接続されるダイオードを含む検出回路と、前記第1ノードの電圧と閾値電圧とを比較し、第1信号を生成する比較回路と、前記第1ノードと前記半導体スイッチング素子の他端との間に接続され、前記半導体スイッチング素子のオンを示す制御信号に基づき、第1期間、前記第1ノードの電圧を抑制する第1フィルタと、前記第1信号に基づき、前記閾値電圧及び前記第1期間の少なくとも一方を決定する制御回路と、を備える。
【図面の簡単な説明】
【0008】
本発明の実施形態に係る電子回路のブロック図。
半導体スイッチング素子の制御信号と、放電スイッチのオン・オフ状態の関係を示す図。
ブランキングフィルタの具体例を示す図。
ブランキングフィルタの他の具体例を示す図。
比較回路の具体例を示す図。
比較回路の他の具体例を示す図。
ノイズ除去フィルタの具体例を示す図。
ノイズ除去フィルタの他の具体例を示す図。
制御回路と、ブランキングフィルタ、比較回路及びノイズ除去フィルタとの間に絶縁信号伝送器を設けた例を示す図。
半導体スイッチング素子に入力する制御信号の波形と、ノイズ除去フィルタの出力信号の波形との第1の例を示す図。
半導体スイッチング素子に入力する制御信号の波形と、ノイズ除去フィルタの出力信号の波形との第2の例を示す図。
半導体スイッチング素子に入力する制御信号の波形と、ノイズ除去フィルタの出力信号の波形との第3の例を示す図。
半導体スイッチング素子にターンオンの制御信号(パルス)を2回入力するダブルパルス試験を行った例を示す図。
制御回路の動作の一例を示すフローチャート。
本実施形態に係る電子回路を用いた電子システムとしての電力変換器のブロック図。
【発明を実施するための形態】
【0009】
以下、図面を参照しながら本発明の実施形態について説明する。図面において同一の構成要素は、同じ番号を付し、説明は、適宜省略する。
【0010】
図1は、本実施形態に係る電子回路1のブロック図である。電子回路1は、半導体スイッチング素子Qと、半導体スイッチング素子Qを過電流から保護する保護回路100とを備えている。半導体スイッチング素子Qの制御端子にはバッファ素子200が接続される。バッファ素子200は、外部回路又は制御回路110から制御端子に入力される制御信号をバッファリングする機能を有する。なお、バッファ素子200を省略することも可能である。バッファ素子200の例として、入力電流を1倍又は1倍以上に増幅するアンプを用いてもよい。
(【0011】以降は省略されています)

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