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公開番号2023042370
公報種別公開特許公報(A)
公開日2023-03-27
出願番号2021149633
出願日2021-09-14
発明の名称帳票管理装置
出願人凸版印刷株式会社
代理人個人,個人,個人
主分類G06Q 40/02 20230101AFI20230317BHJP(計算;計数)
要約【課題】帳票の作成及び管理を行うと共に金融機関における帳票処理の負荷を削減する。
【解決手段】銀行端末における当該ユーザに関する取引に使用される帳票の作成に用いられる印刷用帳票情報の作成に係る管理を行う銀行帳票管理装置であって、ユーザ端末から送信される指示に基づいて印刷用帳票情報を作成し、ユーザ端末に対して出力する帳票作成部と、帳票を用いた取引きを行う際の手数料に係る情報を保持する手数料情報保持部(銀行情報保持部、ユーザ情報保持部、手数料管理情報保持部)と、印刷用帳票情報に基づく帳票を用いた取引きに係る手数料を設定する手数料設定部と、ユーザが印刷用帳票情報から作成した帳票の、ユーザによる金融機関への持ち込みに係る情報を取得する持ち込み情報管理部と、を有する。手数料設定部は、帳票持ち込み情報取得部が取得した情報にも基づいて、ユーザに関する次回以降の帳票を用いた取引きに係る手数料を設定する。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項１】
ユーザが持ち込むことによって金融機関における当該ユーザに関する取引に使用される帳票の作成に用いられる、印刷用帳票情報の作成に係る管理を行う帳票管理装置であって、
ユーザ端末を利用してユーザから送信されるユーザからの指示に基づいて前記印刷用帳票情報を作成し、前記ユーザ端末に対して出力する帳票作成部と、
前記ユーザが金融機関において帳票を用いた取引きを行う際の手数料に係る情報を保持する手数料情報保持部と、
前記手数料情報保持部に保持される情報に基づいて、前記印刷用帳票情報に基づく帳票を用いた取引きに係る手数料を設定する手数料設定部と、
前記ユーザによって前記印刷用帳票情報から作成された帳票の、前記ユーザによる金融機関への持ち込みに係る情報を取得する帳票持ち込み情報取得部と、
を有し、
前記手数料設定部は、前記帳票持ち込み情報取得部が取得した情報にも基づいて、前記ユーザに関する次回以降の帳票を用いた取引きに係る手数料を設定する、帳票管理装置。
続きを表示（約 900 文字）【請求項２】
帳票持ち込み情報取得部は、前記ユーザが前記帳票を前記金融機関に持ち込む予定の日時を特定した予定日時情報と、実際に前記ユーザが前記帳票を前記金融機関に持ち込んだ日時を特定した実績日時情報と、を取得し、
前記手数料設定部は、前記予定日時情報と前記実績日時情報とに基づいて、前記ユーザに関する次回以降の帳票を用いた取引きに係る手数料を設定する、請求項１に記載の帳票管理装置。
【請求項３】
前記手数料設定部は、前記予定日時情報において指定された日時が、前記金融機関の閑散期に該当し、且つ、前記実績日時情報によって特定される日時が前記予定日時情報において指定された日時と一致している場合に、手数料を割り引く、請求項２に記載の帳票管理装置。
【請求項４】
前記手数料設定部は、前記ユーザが過去に作成した帳票に関する前記予定日時情報及び前記実績日時情報も保持し、
前記実績日時情報によって特定される日時が前記予定日時情報において指定された日時と一致している割合が高い場合に、手数料を割り引く、請求項２に記載の帳票管理装置。
【請求項５】
前記帳票持ち込み情報取得部は、前記ユーザが前記帳票を前記金融機関に持ち込む予定の日時を特定した予定日時情報を取得し、
複数の前記ユーザから取得した予定日時情報を、前記金融機関に対して提供する情報提供部をさらに有する、請求項１～４のいずれか一項に記載の帳票管理装置。
【請求項６】
前記手数料設定部は、前記印刷用帳票情報に基づく帳票を用いた取引きの相手となる金融機関に応じて手数料を変更する、請求項１～５のいずれか一項に記載の帳票管理装置。
【請求項７】
前記ユーザの特定に関する情報を保持するユーザ情報保持部と、
前記ユーザ情報保持部が保持する前記ユーザの特性に基づいて、前記金融機関から提供される情報を前記ユーザが操作する前記ユーザ端末に対して送信するレコメンド処理部と、
をさらに有する、請求項１～６のいずれか一項に記載の帳票管理装置。

発明の詳細な説明【技術分野】
【０００１】
本開示は、帳票管理装置に関する。
続きを表示（約 1,800 文字）【背景技術】
【０００２】
事務手続きにおいて用いられる書面をコンピュータ等で作成する方法が検討されている。例えば、特許文献１には、偽造・変造等を検出することを目的として、特定の内容を文字にて表示するための部分と、特定の内容に対応する情報を二次元コードにて表示する部分とを、有する印刷物を作成する手法が記載されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【０００３】
特開２００４－１８８９５号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【０００４】
近年、金融機関における出金等に利用する帳票についてもコンピュータ等を用いて作成する方法が検討されている。一方、金融機関では、一ユーザが持参する帳票の枚数等が多く、作業的に負荷となる場合があるため、ユーザによる帳票の持参スケジュールについても管理をしたいというニーズがある。
【０００５】
本開示は上記を鑑みてなされたものであり、帳票の作成及び管理を行うと共に金融機関における帳票処理の負荷を削減することが可能な技術を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【０００６】
上記目的を達成するため、本開示の一形態に係る帳票管理装置は、ユーザが持ち込むことによって金融機関における当該ユーザに関する取引に使用される帳票の作成に用いられる、印刷用帳票情報の作成に係る管理を行う帳票管理装置であって、ユーザ端末を利用してユーザから送信されるユーザからの指示に基づいて前記印刷用帳票情報を作成し、前記ユーザ端末に対して出力する帳票作成部と、前記ユーザが金融機関において帳票を用いた取引きを行う際の手数料に係る情報を保持する手数料情報保持部と、前記手数料情報保持部に保持される情報に基づいて、前記印刷用帳票情報に基づく帳票を用いた取引きに係る手数料を設定する手数料設定部と、前記ユーザによって前記印刷用帳票情報から作成された帳票の、前記ユーザによる金融機関への持ち込みに係る情報を取得する帳票持ち込み情報取得部と、を有し、前記手数料設定部は、前記帳票持ち込み情報取得部が取得した情報にも基づいて、前記ユーザに関する次回以降の帳票を用いた取引きに係る手数料を設定する。
【０００７】
上記の帳票管理装置によれば、ユーザが金融機関において帳票を用いた取引きを行う際の手数料に係る情報を保持する手数料情報保持部に保持される情報に基づいて、印刷用帳票情報に基づく帳票を用いた取引きに係る手数料が設定される。さらに、手数料設定部は、帳票持ち込み情報取得部が取得した情報にも基づいて、ユーザに関する次回以降の帳票を用いた取引きに係る手数料が設定される。ユーザによる金融機関への持ち込みに係る情報に基づいてユーザに関する次回以降の帳票を用いた取引きに係る手数料を設定することが可能となることで、例えば、帳票の持ち込みが適切に行われた場合には手数料を変更する等、手数料の増減を利用してユーザの行動を変化させることができる。したがって、手数料の設定を用いて、金融機関における帳票処理の負荷を削減することが可能となる。
【０００８】
帳票持ち込み情報取得部は、前記ユーザが前記帳票を前記金融機関に持ち込む予定の日時を特定した予定日時情報と、実際に前記ユーザが前記帳票を前記金融機関に持ち込んだ日時を特定した実績日時情報と、を取得し、前記手数料設定部は、前記予定日時情報と前記実績日時情報とに基づいて、前記ユーザに関する次回以降の帳票を用いた取引きに係る手数料を設定する態様としてもよい。
【０００９】
上記のように、予定日時情報と実績日時情報とに基づいて、ユーザに関する次回以降の帳票を用いた取引き手数料を設定する構成とすることで、例えば、予定日時と実績日時とが一致するようにユーザの行動を促すこと等、ユーザの行動の変化を促すことが可能となる。したがって、手数料の設定を用いて、金融機関における帳票処理の負荷を削減することが可能となる。
【００１０】
前記手数料設定部は、前記予定日時情報において指定された日時が、前記金融機関の閑散期に該当し、且つ、前記実績日時情報によって特定される日時が前記予定日時情報において指定された日時と一致している場合に、手数料を割り引く態様としてもよい。
（【００１１】以降は省略されています）

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